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1月19日【施政方針演説】

【要点】

昨日、今年の国会が召集され、菅首相が施政演説を行った。

内容(項目)は以下の通り。

一 新型コロナウイルス対策
二 東日本大震災からの復興、災害対策
三 我が国の長年の課題に答えを
四 地方への人の流れをつくる
五 少子化対策と社会保障の将来
六 外交・安全保障
七 おわりに

特に、新型コロナウイルス対策を重視する旨を菅首相は語り、その他の重要政策よりも優先させるとのこと。まあ、この状況なら当然ですが。医療崩壊も避けられない状況ですので。

このコロナウイルス対策においての論点として、朝刊で取り上げられていたのは①特措法・感染症法・検疫法の改正②事業停止者への補償③GOTOトラベル事業の継続などだ。特に①の法改正は即急に行われる必要があると考えられる。

【感想】

・コロナ対策の論点で挙げられた諸法律の改正は重要になってくる。しかし、2点は熟考が必要だと思う。

一つは病床受け入れの勧告について。厚労相や知事が勧告し、拒否すれば公表するとある。しかし、受け入れ先のホテルや医療機関は、すでに自らの運営・経営で精一杯であることも考えられる。また、特にホテルなどの宿泊施設は、「コロナ患者が来た」という「評判」にもかかわる。

そして二つめは、コロナ対策を徹底し受け入れた事業所への支援についてだ。これらの政策は事業所にきつい思いをさせるものであるため、「GOTO」などの支援は必要になる。先ほどのホテルの例もそうだが、「命令」「勧告」により不利益や今後の評判・地位の低下を被る事業所に対しての支援を明確化する必要がある。

・GOTOによる経済効果について知りたい(私の勉強不足もあるが)。財政支出に見合った効果(消費増加や雇用者報酬の変化)がみられているのかの検討は必要ではないか。GOTO事業を停止しているいまだからこそ検討し、継続すべきか、もしくは継続しても支出の在り方を変えるかを考察する必要がある。

・コロナ対策の論点における優先順位はどうなっているのか。感染拡大がとどまることのしらない現在、「感染拡大の防止」が重要なのか「検査体制・病床確保」が重要なのかの優先順位は必要だと思われる。どの論点もつながっているが、短期的な施策が必要な今、各論点における政策の在り方も変わる。

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