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芸能人のカラオケは見てて面白い

私は基本的にはマチャアキがやっているような点数を競うカラオケ番組が大嫌いだ。というのもある程度歌が上手い人は分かっていると思うが、歌の上手さというのは決して点数だけでは推し量れないからだ。

音程を外さなければ100点は取れる。でも全然心に響かないってのはよくある話だと思う。逆に音程を外しまくっても、ビブラート等の小技を使っていなくても、上手い人は上手いのだ。数字では測れないガツンとくるものを持っている。それがプロだと思う。
堺正章のカラオケ番組はそういうガツンとくるものを持っている挑戦者はいない。素人だから当然といえば当然だが。

だから見ても感動しないし、得るものも無い。小手先の技術で点数を稼ぎにいっているのが透けて見えるだけで不快だし、速攻でチャンネルを変える。これに共感する人って多いんじゃないかな。


そんでもって昨日見たTBSのハマダ歌謡祭。これもカラオケ番組なんだけど趣旨が違う。点数で競わないのだ。
1人ずつ歌って曲名を当てたりしてワイワイするだけ。ほんとに芸能人がカラオケやってるだけの番組。
これが面白かった。点数を出さないだけでこんなに面白いのかと。やっぱりカラオケってのは上手い下手関係なくワイワイ騒ぐのが一番楽しいんだと思う。
色んな発見もある。この芸人意外と歌上手いなぁとか、この俳優さん魅せる歌い方するなぁとか。そういう新たな一面を見れることがカラオケの楽しさだよね。

かつて日テレでTHE夜もヒッパレという番組があって、この番組も点数で競わないワイワイ系の歌番組だった。

私はオリコンのチャートがほぼほぼ意味を為さなくなった今の時代、こういう歌番組が復活すれば需要があると思っていた。
だってもう週間チャートみてシングルCDやアルバム買ったりする人ってほぼいないんじゃないの。AKBが握手会やるようになった頃からチャートは壊れてしまって見る価値が無くなってしまった。AKBとジャニーズとアニメと、よく分からないものだらけになってしまって邦楽と向き合うの辞めた人達いっぱいいると思う。

極め付けに昨今の歌番組はオリコンチャートが死んだ代わりにサブスクで流行っているアーティストばかり取り上げる。流行ってると言っても若者に流行っている音楽ばかりで、私みたいなオッサンには内輪ノリで盛り上がっているのを傍から見ている感覚になって大分具合が悪い。

だ〜か〜ら、昔の曲も最近の曲もごちゃ混ぜにして老若男女、芸人でも俳優でも、多様性のあるキャストでみんなでワイワイ騒いでカラオケしてるハマダ歌謡祭のような番組って楽しいし、面白いと思います。色んな曲を知るきっかけにもなるしね。点数とかなくていいんです。



最後に、点数を競うカラオケ番組をもっと盛り上げる方法を思いつきました。
それは点数を100点満点ではなく、青天井にすることです。つまり点数に限界を決めないことです。
100点からの引き算ではなく、0点からの足し算にします。評価方法はよく考えないといけませんが、点数を青天井にします。
今まではプロでも素人でも100点が限界でしたが、この評価方法を使うとプロだったら240点とか普通に叩き出します。
逆に素人でもプロを超える300点とか出す人もいるかもしれない。玉置浩二に本気で歌わせたら240,000点でした、とかだったら面白いのにな。



まとめ
既存のカラオケ番組(歌番組)はつまらない。
点数をなくしてみんなでワイワイやってる方が面白い。
点数をつけるのであれば、評価方法を変えて青天井方式にしたら面白い。

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