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新生Zホールディングス会見で語られたコマース領域の戦略

こんにちわ。YJキャピタル大久保(@koheei_okubo)です。YJキャピタルではコマース/サービスEC領域全般投資しております。「コマースチャンネル」通称”こまちゃん”というメルマガ配信も行っているのでよろしければこちらよりご登録ください。

今回は21年3月1日行われた新生Zホールディングス会見でコマース/サービスEC領域について語られたことを振り返ります。

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多種多様なサービスを営むZホールディングスですが、その中でも4つの集中領域が挙げられており、うち2つがコマース、サービスEC=ローカル/バーティカルとなっております。

コマース領域

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コマース領域で語られていたのは、”①ソーシャルコマース”、”②実店舗連携『Xショッピング』”、”③ECソリューション「Smart Store Project」”の3点です。

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ソーシャルコマースについては、①ソーシャルギフト、②共同購入、③ライブコマースについて強化していくとの方針です。中国や韓国では先進事例もある領域ですね。過去に、ソーシャルコマースのブログを書いていたので楽しみです。まさに、LINEとヤフーが統合するからこそ強化できる領域ですね。

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クロスショッピングについては、実店舗連携を深めていくという内容が語られました。在庫連携することで世界的な潮流でもある”Click & Collect"のような新しいお買い物体験も増えていくかもしれないですね。いわゆる、OMOのような購買体験が日本でも加速しそうですね。

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ECソリューションについては、各チャネルを横断管理できるプロダクトに加え、サイト構築・接客・集客まで一括して運用できるプロダクトを構築していきます。Shopify文脈に加え、先日紹介した「SoundCommerce」とも似た概念だなと感じました。モールでの市場のみならず、昨今急成長している自社サイトの領域にも注力することが伺えますね。

サービスEC領域

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サービスECについては今回の統合で、トラベル・飲食・デリバリーと幅広い領域をグループとして抱えることとなりました。LINEペイとPayPayの統合も発表されましたし、PayPay経済圏が拡大され、よりお得で便利な生活になりそうです。

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リーチからリピートまで、カスタマージャーニーを通じたタッチポイントを保有することにより様々なマーケティングソリューションの提供ができそうです。特に、ストック型と評されるマーケティング領域が注目ですね。

以上、コマース/サービスEC領域の会見内容のまとめでした。

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参考資料




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