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【週刊】EC/OMO/マケプレ資金調達5選 ~vol1,2/22週~

先週のEC/OMO/マケプレ領域の注目資金調達ニュースをお届けします(日本でも投資したいなぁと思う企業をpickしてます)。
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①ファンタジースポーツ×サッカーカード取引所「Sorare

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設立年:2018年/フランス
調達額/Val:$50M/不明
シリーズ:シリーズA
投資家:Benchmark、Accel他
事業概要:
 サッカー選手版のtotoのようなファンタジーゲームを提供してます(5人1組の選手カード使用し、現実世界の選手の成績結果に応じてデッキの強さが変わるゲーム。勝つと新たにカードが貰えたりします)。また、選手のカードがCtoCで取引される取引所も用意されており、過去エムバペが$82kで取引されたとか。技術はNFTというブロックチェーンを用いておりデジタルカードの唯一性が担保されてます。既にレアルマドリード、リバプール、Jリーグのクラブ等を始めとした100を超えるクラブとライセンス提携をしておりサッカー業界最大手です。他にNFTを活用したスタートアップではDapper Labsというa16zの出資先があります。CryptoKittiesを運営している彼らはNBA Top Shotというバスケ選手トレーディングカード事業を行っていることで注目されています。取扱高ではNBA Top ShotがNo1とのことです。(下図はアンドリーセンのブログより)

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一言コメント:
 資産価値のあるデジタルアセットのCtoCは第4世代CtoCとして注目したいです。(第3世代まではコチラ参照)IP元との提携が鍵になる領域なので、日本発グローバルで戦えるアニメや漫画等のIPを用いたスタートアップに期待です。通常のECと異なり送料の概念がないので、グローバルを最初から狙えるのがワクワクしますね。

②配送管理効率化プラットフォーム「Shippo

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設立年:2013年/米国
調達額/Val:$45M/$495M
シリーズ:シリーズD
投資家:D1 Capital Partners、Bessemer、Union Square Ventures他
事業概要:
 配送業務を効率化するプロダクトを提供しています。UPS、FedEx、DHL、USPSを含む主要な運送業者の配送ラベルを自動的に生成する機能や、全配送業者の料金を比較し、最安値を提案する機能を提供しています。eBay 、Shopify、Wix、Woocommerce等とも連携しており、配送版stripeと評されることも。特にSMBをターゲットとし配送コストを削減しており、2020年はコロナ禍のeコマースの需要の高まりもあり2倍成長したそうです。現在、当社サービスを10万ブランドが利用し、出荷取扱高は$5.2Bに及ぶそうです。マネタイズはフリーミアムモデル。
一言コメント:
 SMB事業者のEC化の加速に伴ってエネイブラー経済圏が急速に発展してます。サプライチェーンの各フェーズでBtoB事業者がどんどん出てきそうです。具体的には 仕入れ/製造→物流→EC構築→マーケ→CRM の各フェイズで海外ではスタートアップが出現しており、日本でも注目されます!

③小売向けデータ解析SaaS「SoundCommerce

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設立年:2018年/米国
調達額/Val:$15M/不明
シリーズ:シリーズA
投資家:Emergence他
事業概要:
 分散したツール/データを統合し、分析をするSaaSプロダクトを小売店向けに提供しています。shopify、amazon、GA等90以上のソフトウェアPFとの接続が可能です。これにより、どんな小売店でも、アマゾンのような大企業がやっている統合的なデータ分析が可能となる世界を目指します(マーケティング、顧客、LTV、ロジスティクス、オペレーション、MD、オムニチャネルの分析)。2019年から2020年でARRは300%成長しているとのことです。
一言コメント:
 ECソフトウェアは意外とローカル性がある(EC構築サイトは日本メインの企業多数)ので、日本版soundcommerceのポジションはあるのかもしれないですね。

④小規模メーカーと大手建設業者のマケプレ「Infra.Market

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設立年:2016年/インド
調達額/Val:$100M/$1B(ユニコーン入り)
シリーズ:シリーズC
投資家:Tiger Global、Accel他
事業概要:
 彼らは建設業者と小規模メーカーの両サイドに顧客を抱えてます。建設業者側は資材の調達・物流管理を支援してます。一方の仕入先でもある小規模メーカーに対しては品質管理等のサービスを提供することで大手建設会社とも取引できるように支援しています。現在170以上の小規模メーカーと提携しておりプライベートブランドの生産も行っており、販売先としては400社以上の大口顧客、3000社以上の小規模小売業者が存在しているとのことです。21年3月までにARR3億ドル達成が目標と急成長中。
一言コメント:
 日本においても製造業・建設業等の巨大産業のDXはトレンドとなっており、こういった領域でのBtoBマーケトットプレイスの余地は国内でもありそうですね。toCと違って完全ハンズフリーと言うより事業者にしっかりよりそった体制が求められそうです。

⑤ライスワンマイル配送「Gophr

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設立年:2014年/イギリス
調達額/Val:€4.6/不明
シリーズ:シリーズA
投資家:Nauta Capital他
事業概要:
 ラストワンマイル配送の、”荷主側”と”運び手”のマッチングプラットフォームです。荷主にとっては、”すぐに”、”最安で”来てくれる運び手を予約でき、運び手にとっては、”業務内容の透明性”、”フレキシブルな働き方”の仕事の請負が可能。ここ12ヶ月で売上が300%成長しており5000事業社の荷物を200万回配送した実績があるとか。個人配達人の効率性をデジタルの力で高めることで、デリバリー・ギグ・エコノミーの発展を目指している会社です。
一言コメント:
 DaaS(Delivery as a Service)が普及すれば日本においても、買い物代行(instacart)、デジタルコンビニ(gopuff)のようなサービスがやりやすくなりそうで、こういったサービスは期待です。働き手の囲い込みが参入障壁とできないことは難点かもしれませんが。。

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