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現役放射線技師が教える1回距離をおくとうまくいく話

はじめに

こんにちは、技師歴10年目のおかつです。

今回は、新しく配置されたモダリティでスキルを身につけるためのコツについて解説していきます。

ひょっとしたら、今回話す内容のコツ(とういうか現象)は、実は経験したことがあるという人もいるかもしれません。なぜなら、今まで働いてきて同じ現象を経験した先輩、後輩が何人もいたからです。

早速ですが、結論から言います。

スキルを身につけるコツは、いったん距離をおく

簡単に言うと、そのモダリティをやらない日、期間を作ったり、ローテーションでそのモダリティからしばらく離れても良きとすることです。

やらない期間を設けた後に、もう一度再開することで、できなかったことが急にできたり、明らかに違った視点で検査に臨むことができます。

考えられる理由は3つあります。

理由は3つ

  • 離れる期間を設けることで、凝り固まった思考がほぐれ、整理がつくから。

  • 離れる期間を設けることで、やり方を少し忘れさせ、新たな視点でリスタートできるから。忘れる過程で悪い癖が削ぎ落とされる可能性がある。

  • 違うモダリティから技術のヒントが得られるから。

私の事例:マーゲンにて

私の例ですが、マーゲンを習得する際にこのような経験がありました。

配属から2ヶ月ほどは、ほぼ毎日午前中は担当するといった形で、検査としてはとりあえず60点は上回る出来でした。しかし、細かいところで技術的に一向にスキルアップできず、悩んでいました。

そして、ローテーションのため、そこから約1ヶ月ほど離れることになり、最初は、離れることでやり方を忘れてしまうのではないかと不安がありましたが、いざ戻ってみると最初は多少やり方を忘れている部分はあったのですが、それと同時にできなかったことができるようになっていることを実感しました。

そのことを上司に伝えると、上司も気づいていたようで、「実は自分もそういう経験あるんだよね。」と。

とはいえ、長期固定配属で離れることができないという方へ

とはいえ、数年単位で配属が固定という施設の方もいると思います。

そういう方でも、いくつか方法はあります。

それは、有給を使って連休を作ったり、直接上司に数日違うモダリティに配置させてもらうように掛け合ってみるのも手だと思います。

まとめ

いかがだったでしょうか?

これ、自分の経験から言っても割と再現性があると思っていまして、もしみなさんの方でスキルアップで行き詰まったらぜひご参考ください。

余談ですが、私も10年目にして新しいモダリティで1から勉強しています。修行の身です。

私は、いつからでも何かを始めることは遅くないと思っています。

大事なのは常に変化し続けることだと信じています。

追伸

私のnoteでは、放射線技師の寺子屋として、過去にぶち当たった仕事の悩みに対する解決策を書いています。これからも発信していきます。

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