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長野市と上田市の役者さんが、インプロにチャレンジするというこの講演。
数年ぶりにネオンホールへ観に行ってきました♪


インプロとは、インプロヴィゼーションの略で、即興のこと。ジャズの即興演奏や、ダンスの即興の舞いのように、互いに影響し合いながら、何もないところから創ってゆく、表現形式です。
前半は、アイスブレイクやコミュニケーションゲームの紹介。後半は、シーン(短篇・中篇)をつくります。
インプロは、戯曲を書いたり覚えたりする必要がありません。照明や音響や美術が無くてもできます。インプロを広げることで、もっと気軽に公演をし、役者たちがステージで交流することで、演劇の裾野を広げてゆきたいです。

紹介文より


もともと稽古として行っていた即興劇=インプロを、1950年代頃に客前でショーとして見せるようになったのが始まりなんだとか。

台本もシナリオもなく、その場でいきなり始まる即興劇だからこそ、「何が起こるかわからない」「同じものは二度と見ることができない」という楽しさがあります。

今回は長野と上田で活動する役者さんたちが集まって“一回限り”のインプロを見せてくれました。


オープニングからいきなり『あいうえお作文で自己紹介』。
唐突に振られるので、演者さんでも「あ〜あー・・・あっ?」みたいなことが起きるのが面白い(笑)

連想ゲーム・非連想ゲーム・ワンワードなど、頭を柔らかくして即座に反応するためのウォーミングアップを兼ねたゲームの数々。これを俳優さんが本気で挑むのは、見ている側も楽しめます♪

テンポよくポンポンと答えていくのは「ジャッジすることをなくすため」なんだとか。即興劇ではスピードが命なので、じっくりと考えるくせを取り除くためにこういうワークが行われているそうです。

3年ほど前、今回の出演者でもある佐藤健一さん(さとけんさん)の「コミュショップ」という演劇を取り入れたコミュニケーションワークショップに毎月参加していたので、実はこのワークはわたしも経験があります。瞬発力が問われるのでけっこう頭を使うのですが、「あとのことは仲間が何とかしてくれる(笑)」と信じて、思いついたらどんどん言ってしまうのが面白さを生み出してくれるんですよね。


後半は2人1組になって、シチュエーションや役柄も含めすべてを即興でつくる「3分間インプロ」をつないでいくというステージ。
最初は各組まったく違ったストーリーが繰り広げられたのですが、2巡目は役柄はそのままに組み合わせを替えてストーリーを紡ぎます。

「さっきのあの話はここにつながるんだ!」
そんな感動を生む絶妙な展開をその場で作っていく演者さんたち。
ステージ上の登場人物を誰一人取り残すことなく、しっかりと活かして即興でストーリーを組み立てていくスキルは、「さすがプロ!」と感心しまくりです。

最後にもう一度、最初の組み合わせに戻って、さらにストーリーを膨らませます。
野球選手から書道家になったり、恨みを晴らしに出かけたり、就職をやめてアーティストになったり、やっぱり3分8000円で荒稼ぎしたりと、ハチャメチャなストーリーがちゃんと収まっていました(笑)
(見た人にしかわからない謎のお話しばかりですが)


劇場で声を出して笑えるって幸せですよね。
こういう楽しみが3年間も奪われていたなんて・・・
少しずつ新しい形で思い切り笑える場が戻ってくることを期待しています。

それから・・・

きちんと作りこまれた脚本も好きだけど、インプロも好き。
そして久しぶりに「コミュショップ」でいろいろやりたいなって気持ちになりました♪
舞台に立つことはなくても、ワークショップで実際にやってみてその難しさや面白さを体験することで、もっともっと演劇を身近に感じながら楽しめたら幸せですね。

また第2弾、第3弾と開催されるかも?とのことなので、次の機会も楽しみにしてます!!



明日も佳き日でありますように





連想ジャッジすることをなくす
解決社長

非連想
ワンワード
秘密のことば



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