どこへでも向かえる、だからこそ迷う
進学、就職、結婚、出産、離婚、転職・・・人生にはたくさんの節目があり、そのつど大きな選択を迫られます。
そのとき、まるで海の上に浮かぶ船のように、どこへでも向かっていけるような状況で迷うことも。
みなさんだったら何を基準に決断しますか?
就職支援をしていると、やはりこの決断に迷う人が多いように感じます。
それは当然ですよね。いままでの安定した環境を捨てて、未知なる世界へと飛び込むわけですから。
希望や期待も湧きますし、一方で不安も心配も抱きます。
「本当にこの決断でよいのか」
自分で決断したものの、それを後押ししてくれる何かを求めたくなります。
「大丈夫だよ」
そんな一言が欲しい!という人も多いですね。
少し離れたところから客観的に見ている人にとっては、「こっちに行けば○○がある」ということがわかります。
でも船の上の当事者には、靄のかかった向こう側の景色は見えていません。
だからこそ、船の上からの景色を想像して、一緒に迷いを感じられる人の存在も大切になります。
一方で、客観的に見て情報を伝えてくれる灯台のような存在も大切です。
キャリアカウンセラー・キャリアコンサルタントは、この両方の視点を兼ねそろえていることが条件なのではないでしょうか。
ときには一緒に迷い、ときには方向を指し示す、そんな伴走者がキャリアカウンセラー・キャリアコンサルタントの役割だと思っています。
特にわたしは先生や担任という立場も兼ねているので、管制塔としての役割もあるんです。これが強くなりすぎると、本人の意思で決定する権利を奪いかねないので、常にキャリコンの役割を忘れないよう接しています。
大人になっても船の上で迷うこともたくさんあります。
そんなとき、隣にそっと寄り添ってくれる存在として、わたしたちキャリアカウンセラー・キャリアコンサルタントを頼っていただけるとうれしいですね。
そんなわたしも、たーーーーーくさん迷ってますよ(笑)
明日も素敵な一日でありますように。
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