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キャリアカウンセラーのおかちんです。

今日はどんな一日でしたか?



今夜はカウンセラー仲間のお手伝いで相談者役を務めさせてもらいました。

たった10分とはいえ、人に話を聴いてもらえると、想像以上にすっきりするんですよね♪

こういう機会が気軽に作れるのは、キャリアカウンセラーの役得かも(笑)



人は誰でも「自分のことをわかってほしい・聴いてほしい」って思いを抱いていると、わたしは考えています。

だから、否定したりアドバイスしたりせず、傍らに寄り添ってただ話を聴いてくれるだけでも、救われることはたくさんあると思います。
(これはどちらかというとゲートキーパーの立場に近いかな?)


もちろん解決のアドバイスやヒントをもらいたいこともあるでしょうし、短時間で結論に達したいケースもあります。

それでも、何を解決とするのか、どんな方向のアドバイスやヒントが欲しいのか、どこまでいったら結論なのか、ということは、やり取りを通じて聴くしかありません。

やっぱり根底には聴くことの大切さがあると思います。


『聴く』ためには、『訊く』ことが必要です。つまりカウンセラーからの問いかけです。

その問いかけによって、相談者は自分自身を見つめ、考え、語ります。


でも・・・わたしはいつも心に留めている言葉があります。それは、

「人は素直な生き物なので、問いかけられたら一生懸命答えようとする」

という言葉です。

例えばこういうことです。

  • 「何かありましたか?」と問いかけられたら、「何かあったこと」を思い出そうとする

  • 「お仕事を教えてください」と問いかけられたら、「今の自分の仕事」を事細かに伝えようとする

  • 「その時なんて言われたんですか」と問いかけられたら、「その時の状況」を再現しようとする

いずれも、問いかけに対して素直に考えて反応しているんですね。

その答えは素直ではない場合もあります。話したくないこと、触れられたくないこと、認めたくないことなどは、どうしても素直に答えるのって辛いですから、自分を守ろうとごまかして言ってしまうこともありますよね。

でも多くの場合、本当に素直に考えて、素直に答えようとしてくれます。

だから、『問いかけは常に相手に影響を与えている』と言えます。



今日のカウンセリングでも、わたしは素直に問いかけに答えていました。
でも、ふりかえりで「本当に話したいことを話していたか?」と言われたときにハタと気づきました。

「素直に答えたし嫌な気持ちもしなかったけど、本当に話したいことではなかったかも……」

そうなんですよね。相談者は問いかけられたら素直に答えてしまうんです。


わたしがカウンセリングを行うときは、「この人が一番聴いてほしいことは何だろう?」ということがずっと頭をよぎっています。

普段の生活でも、「この人が伝えたいことは何だろう?」「何を一番言いたいんだろう?」ということが頭から離れません。

そこに触れるための問いかけをすると、ほとんどの場合、素直に答えてくれます。きっと素直になれるのは、聴いてほしいからなんでしょうね。



「人は素直な生き物なんだ」

わたしにとって、とても大切な言葉です。

これを意識するだけで、問いかけが変わりますよ♪




明日も素敵な一日でありますように。

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