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Love, Strings And Jobim / Antônio Carlos Jobim

タイトル:Love, Strings And Jobim
アーティスト名:Antônio Carlos Jobim
ジャンル:bossa nova
リリース日:1966
プロデューサー:Aloísio de Oliveira, Ray Gilbert
レビュー
 1966年にリリースされた作品。「The Wonderful World」もオーケストラをつかった壮大な音楽だったが、今作もその傾向を踏襲し、ストリングスを多用した作品となっている。まるで映画音楽かのように聴こえる。きっと映画音楽をやっても大成したであろう片鱗が見えるが、「ボサノヴァの父」と言われるようなサウンドへの道の途中とも感じる。
 坂本龍一と似てるな、と思うのが、ジョビンも引き算の音楽家だと思うのだ、不要な音を消すことで清貧で美しい音像を作り出す、この頃のジョビンはまだ「足し算」の音楽家だった、とそう思う。
 だからといって、よくないわけではない。素晴らしい作品。個人的なお気に入りは「Hurry up and Love Me」。壮大で美しいサウンドはまるでヨーロッパ映画の1シーンを彷彿とさせる。

おすすめの曲
Hurry up and Love Me

参加ミュージシャン
Lindolpho Gaya − arranger, conductor
Eumir Deodato – arranger, piano
Edison Machado – drums
Sérgio Barroso − bass
Oscar Castro-Neves − acoustic guitar
Mauricio Einhorn − harmonica
Jorge Ferreira da Silva − alto saxophone, flute

音楽


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