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思わせぶりな態度で叩き出す101%の満足度

挿れられる準備(身も心も)をして向かったのに結局挿れられず、「いくじなし!」と思っていたら期待を上の方に裏切ってきた天才鍼灸師のお話です。

昨日こんなツイートをみかけました。

これはイケメンな方がいらっしゃる。と思いまして、鍼灸師の方たちをご縁を頂いている身としては是非応援したい、とRTしたんですよね。そしたらきたんですよ、この男が。おかのひろと其の人であります。

なんでなん!!!?
そもそもていしん鍼ってなんだ?という疑問もさして持たずに、「あ、じゃあいきます(即決)」とホイホイ誘い込まれるチョロい岡本。伺ったのは本日も例にもれず、こもの鍼灸院さん。

鍼灸童貞を奪われたのがここです。「先っぽしかいれないから」とか言われて安心していったらずっぷり挿されて「痛いんだけど!!!」という思いをした、そう、アソコです。
(※痛いのは自分の不健康のせいです)
詳しくはコチラに。

よくわからないけど、きっと鍼灸業界以外の人間が受けることに意味があるとおかの氏は思っているんだ、と勝手に読み取り「前回は先っぽだけ」と言われた経験から「今回ささないと言ってるけど結局最後には挿すところがオチね、そこまで見越してnoteの構成作っておけばいいのね、ハイハイ」なんて思ってたわけですよ。「どうせ痛い思いをするのはいつもワタシ・・・」なんて思い込みながら。どっちかっていうと僕、痛い思いをさせたい側です。

ていしん鍼、実体験。

そして運命の時刻(トキ)。
何されるかわかったもんじゃないから身体がこわばってるんですよ、院に入った時点で。前回の痛い思いがフラッシュバック。痛いのが苦手な人って男性に多いと思うんですけど、ご多分に漏れず僕も苦手で。前回も書きましたが、健康診断の採血ですら毎回「今回はこれなしっていうことでいいですよね?」という謎の交渉に走る始末です。

早速ベッドで脱がされ(語弊は、ない)触られはじめました。

「腹がかたい」
「腰が黒ずんでる」
「典型的な仕事ばかりしてるダメなおじさん」
「とにかくかたい」
「ほんとだめ」

などと罵声(想像も入っています)を浴びせられ(ここはどこのSMクラブなんだろう・・)と思いながら(SMクラブ未体験の知ったかぶり)「刺さない鍼」と呼ばれるていしん鍼が始まりました。
※ていしん鍼とは「接触させたり、押したり、擦ったりする優しい刺激で治療する鍼」のこと。

若干なぜかピリピリするんですよこれ。個人差あるんでしょうか?
「ささないって言ってるけどこれ実は先端に鍼あるんだろ?ん?」と疑いのジト目で見てたんですけど、どうやら鍼は出ていないらしい。
「身体から氣が漏れてるんだね」とよく分からない理解を勝手にしながら施術が進みます。背中も延々とさすられて、たまにていしん鍼でトントンされ、時たまピリピリして、あとは雑談して、ってやってたら、あら不思議。なぜか足がめっちゃ軽くなってるんですよ。肩も開いて背筋よくなってるし。一番驚いたのが「視野が広がった」っていうことです。昨日フットサルしてきたんですが、それで疲れていた下半身の疲れが抜けてるし、視野が広がるならその分間接視野も広がるし、これ運動前に「ちょっと鍼受けてくるわ」っていうノリで受けられたらパフォーマンスめちゃくちゃあがりますね。素直にビビる。

痛くないから怖くないので、身体も硬直しないんですよね。本当はおかのサン的には最終的に「鍼うつ」って思ってたらしんですけど(笑)、で、僕は僕で「鍼うたれる」って思ってたんですけど、最終的には「緩めた状態で鍼うつってなるとまた身体硬直すると思うからやめときます。余計悪くなっちゃう」って。よく見てくれている。。。

101%の満足度が顧客の健康を救う。院も救う。

こういうのって治療する側から見ると「思いっきり治す!」って思うかもしれないけど、される側的にはそこまで求めてたりしないんですよね。求めることの101%でめちゃくちゃ満足するんです。それが120%発揮されちゃうと「ちょっとやりすぎ感」が出るというか。最初のデートで男が張り切りすぎるとちょっと引くときありませんか?ありませんね。120%で向かっていってドンズバでハマればいいかもしれませんが、なかなかそれは普段の観察力がモノを言う。結局、健康ってきっと習慣だと思っていて(それができてないから罵倒されるわけです笑)、その習慣づくりを手伝ってもらうのがこういう鍼とかマッサージとかなのかなぁと。

求めていることの少し上を提供されると「わーすごい!!」って人はなります。「めちゃくちゃすごい!」は最初の印象はいいんですけど、その次にも同じインパクトが与えられるかといえば少し疑問です。そこで無理をせず、少しずつお客さんにも知ってもらって成長してもらって「この技術すごいな」ってゆっくり思っていってもらって、ファンになってもらうっていうのも院の経営としては大事なんじゃないかな、とふと思っておかのさんと意見を交換していました。
僕も保険屋さんとして「目に見えないもの」を売っているわけで、最近「期待値のコントロール」ってめちゃくちゃ大事だなと思っています。頑張りすぎると続かないし、かといってお客さんの力にもなりたい。それは何も120%ぶっぱなしていきます!という感じじゃなくても相手の求める101%を意識したらいいのかな、と思っています。分かってもらいはじめたらホームランをかっ飛ばせば良いんです。きっと。施術中にそんな深い話もできて充実した時間でした。結局健康とは自分の毎日の生活の積み重ね。前回受けたときも深く思いましたが、時間がたつと毎日に忙殺されるうちに見落としがちです。だからこうやってプロに定期的に見てもらって自分を振り返る時間っていうのを作らないといけませんね。

なにより痛くないのがいい。

普通の鍼ももちろん最高に良いんです。それは前回受けた時に、心から思いました。「痛いのは自分のせい」っていうのもよくわかりました(笑)。
だけど痛くない鍼っていうので自分の健康を見つめ直して、普通の鍼を打ってもらうっていう流れが個人的には一番いいんじゃないかと今日思いました。痛みに弱すぎるからです。あまりにも脆い。メンタル以上に脆い。
健康な人は鍼、痛くないんです。
不健康だから痛いんです。そこに若干の罪悪感があるのも事実です。
だから今日受けたていしん鍼のように痛くないっていう選択肢があるっていうのが分かったのはとても大きいなと感じました。

その中で「この人は何を求めているんだろう?」っていう観察眼はやっぱりめちゃくちゃ大事だなと改めて気づかせてもらいましたね。自分が欲しい物って自分じゃわからないので、それを探るプロの存在っていうのは本当に必要です。

僕は自分のコミュニティを持っているんですが、そこで体験施術をさせてもらってみんなでどう思ったか、アウトプットしていくのもいいんじゃないかと思っています(おかのさんからもご提案いただきました!

おかのひろと、やはりただものではありませんでした。

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