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#86 付き添い入院、マジでハードだった話。

この記事は、

✓付き添い入院を初めて聞いた
✓付き添い入院をする予定がある
✓どんな入院生活になるか知りたい

といった状況に置かれている人に、参考になれば嬉しいです。


付き添い入院とは?

付き添い入院は、子供の入院にあわせて親も入院することです。

我が家が入院している病院の場合、大部屋は退院日まで面会不可。個室は2パターンあって、1日1時間だけ面会可もしくは退院までつきっきりで付き添いのどちらか。子供が1歳、はじめての入院、一人で食事できない……などの事情から、職場に無理を言ってつきっきりの付き添い入院にしました。

病院の制度や子供の病状によって違うこともあるかと思うので、詳しくは病院に確認してください。


子供が入院するに至った経緯

我が家の入院に至った経緯は以下のとおり。

  • 5/20 保育園で38.0℃の熱を発症→早退

  • 以来、37.5〜38.5℃の範囲で発熱が続く

  • 5/25 40.0℃に達する→救急車で搬送

  • 5/27 検査で異常が確認→経過入院

主に発熱だけだったので、入院は想定外。入院期間は1週間の予定でしたが、5日で退院できることとなりました。

医師の判断なので、従う以外の選択肢はなかったのですが、入院が決まったとき「目に見えないけど、障害になりうる症状があったんじゃないか」という考えが頭によぎりました。

今のところそれはなさそうです。が、いろいろな検査を受けても、発熱が2週間弱続いた原因は特定できませんでした。入院中は右手の甲に点滴打ちっぱなし。最近歩けるようになって、動きたくてたまらないはずなのに、それができない状況にさせてしまったな…と、罪悪感がありました。入院病棟での入院患者数が少なく、私以外の付き添い者らしき人を見かけないのでなおさらです。


付き添い入院、ハードすぎた

付き添い入院でわかったのは、「めちゃめちゃハードだ」ということです。具体的には下記のとおり。


大人用簡易ベッドが狭すぎる

いわゆるソファベッドタイプなのですが、目測で幅は約70cm、長さは170cm前後。身長が150cmなので、かろうじて寝られる大きさとはいえ、寝返りが打てなくて身体はバキバキ。掛け布団は貸していただいたので、最低限という印象でした。


添い寝するにもベッドが狭すぎる

結果的にほぼ添い寝をしていたのですが、簡易ベッドで寝るよりマシ...…というのが正直な感想です。

敷布団はふかふかなのですが、目測でベッド幅は90cm、長さは160cm前後。周囲には落下防止の柵がついています。元々1人用ベッドに2人寝ようとすること自体間違いではあるのですが、寝返り打てないし、子供の寝相が悪くて安心して寝れません。


子供のメンタルが不安定になる

我が家だけかもしれませんが、入院3日目までは子供の夜泣きとか号泣が止まりませんでした。

大きい病院に通院したのがはじめてで、大勢の医師&看護師に囲まれ、採血やレントゲンなど立て続けに検査。わけがわからなくてパニック状態だったのかなと想像してます。が、いつもよっぽどのことで泣かない子が顔を真っ赤にして、汗で髪がびっしょりになるくらい泣くのは相当だな...…と。親の立場として、申し訳ないなという気持ちとともに、見守るしかできないのがやるせなかったです。


付き添い者の食事は自分で用意する

病院から提供される食事は子供のもののみなので、自分の食事は自分で用意します。

今回入院した病院にはコンビニが入っていたので、必要なものとあわせて調達しました。実質4日間で約6,000円の出費です。調べたら医療費控除の対象外だったので、それもまたダメージを受けました。

元々自炊派で、結婚してからはめったに外食しないので、添加物まみれのコンビニ食を3食食べるのはしんどかったです。


食べられるものが限られる

病院の設備によりますが、今回入院した病院は電子レンジしかなく、お湯を使うものは食べられませんでした。

一日じゅう冷房のきいた部屋にいるので、スープで身体を温めたかったのですが...…かないませんでした。


病室でできることが限られる

入院では当たり前だが、できることが限られるので、楽しみが食事だけになった。

子供が病室に慣れるまではお世話につきっきり。作業するためにパソコンを持参したが、はかどらなくてストレスになるので、結果的にスマホで完結できる作業...…となると、食事以外でできることは限られてしまいます。

コロナの影響で病室からは食事の調達でしか出られないので、不自由さを感じずにはいられませんでした。


付き添い入院で良かったこと

付き添い入院は体力的にも精神的にハードだった...…というのが正直な感想で、もう二度とやりたくないです。

ですが、

  • 子供の症状を細かく調べてくれた

  • 子供向け食事のデパートリーが広がった

  • 子供にたっぷり甘えさせてあげられた

という点では、結果的に良かったです。このご時世なので、付き添い入院するためにPCR検査をしましたが、以前より状況はマシだったのかなと考えています。

ただ、私は仕事をしているので、会社に迷惑かけてますし、復職したばかりなのに中途半端になってるなと反省してます。こういったときにパートナーは独身時代とほぼ変わらない働き方・生活をしているのを見ると、「まだまだ女性の犠牲のもとに成り立ってる世の中なのかな」と感じずにはいられませんでした。

なお、今回入院した病院は、付き添い入院OK、面会は1日上限2名(付添者がいる場合は1名)でしたが、付き添いも面会も病院次第なので、要確認ですね。


付き添い入院のタイムスケジュール

今回入院した病院のタイムスケジュールは下記のとおり。

  • 5:00 私が起床

  • 6:00 子供が起床

  • 8:00 朝食

  • 10:00 ゴミ回収&清掃

  • 11:00 子供の沐浴

  • 12:00 昼食

  • 14:00 面会(17:00までの間で1時間)

  • 15:00 おやつ&私のお風呂

  • 18:00 夕食

  • 21:00 就寝

スケジュールとスケジュールの間にできるスキマ時間は1〜2時間です。この間も子供のお世話をしながら作業することとなります。子供に妨害されたり、やんとういや看護師が巡回されたりで、作業に当てられる時間はほとんどありませんでした。

後半になると、疲労が抜けない状況が続きます。私の場合は、睡眠を十分に取っても起床後すぐ眠くなりました。子供をずっと抱きかかえているからか、そのあたたかさでつられてウトウトして寝てることもしばしばありました。

私にとってもはじめての経験だったので、気を張っていて、自認している以上に疲れていたのかもしれません。色々と作業をやろうとしなくて、逆に良かったのかもしれません。


まとめ:付き添いには覚悟が必要

この記事では、

✓付き添い入院を初めて聞いた
✓付き添い入院をする予定がある
✓どんな入院生活になるか知りたい

という方向けに、私の体験談を紹介しました。少しでも参考になれば嬉しいです。

結論、子供が幼いなら、付き添い入院したほうがいいですが、体力的にも精神的にも疲弊するので、ある程度の覚悟は必要になります。無理のない範囲で、子供にできることをやるのがベストなんじゃないかなと思います。選択肢のひとつであって、絶対にやらなければいけないことではありません。


このコラムでは、毒親育ちママの私が、子育てや仕事で考えたこと、感じたことをざっくばらんに紹介しています。「子育てが不安」「悩みを聞いてほしい」などのご相談がありましたら、事情がわかる人に話すのがイチバン!下記よりご連絡くださいね。

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