#27 映画『461個のおべんとう』を見て思ったこと。
2020年11月7日。
同じ日の話になるが、映画『461個のお弁当』という映画を見た。
V6のイノッチとジャニーズJr.の道枝くんの父子家庭の物語だ。この映画を見た感想を紹介したい。
映画の詳細は公式ホームページを確認してほしい。
『461個のおべんとう』を見ようと思ったきっかけ
元々映画館で見る映画は洋画、洋画ではなくても字幕で見る映画だけだった。
だから、思いっきり邦画なのでツッコミどころ満載だが、youtubeで予告編を見て『これ、いいかも』と思って、思わずチケットを買っていた。
今はジャニーズファンではないので、主演がイノッチだから見ようと思ったわけではなくて。来年には子供がいる身なので、『親心とは?』を知ってみたくなったのだ。
『461個のおべんとう』を見た感想
映画を見て思ったのは、『どんな関係であっても、手段関係なく支えてくれる存在が家族だということ』。
正直、この映画のような親子関係はキレイゴトなんじゃないか......と思う。家族とか親子ってそれぞれにあり方が違うし、こんな親子もいるかもしれないが、毒親育ちの私は『うわべだけなんじゃないか』とも疑ってしまう。
一方で、自分が経験したことのない関係性だから、この関係が羨ましいなとも思う。ないものねだりに他ならない。
子供に対して放任主義、今が良ければそれでいいと思う自由な父親は、ときに周囲を振り回しているように見えるけど、本当に大切なものはしっかりと守ろうとする姿勢がかっこいい。家族を顧みずに離婚したのに、息子との約束をまっとうしようとする姿は素敵だなと。
息子は父親を反面教師にして、まっとうな人生を歩もうとするあまりに力が入りすぎて苦しそうだったけれど、人間関係とか視野が広がったりするのは、父親のお弁当のおかげ。普段の会話が少ないぶん、お弁当を通して伝わることが多いのかなと思う。
そして、見どころはお弁当!
私も自分でお弁当を作るので、レシピもお弁当の詰め方もすごく参考になった。時間の都合もあったりして、この映画と同じようなお弁当を毎日作るのは現実的ではないけど、できるところから工夫する余地はあるなと。
あと、私が見た回は中高年、40〜50代の男性と女性が多め。20代は少なかった。ジャニーズファンの方もいるのかもしれないけど、ストーリー重視で見に来てる人が多いのかな?という印象だった。
まとめ:毒親育ちの私が子供にできること
正直に言って、まだ親になる自覚がない。
つわりは相変わらず激しいし、着実にベビたんが成長していることもわかる。自分だけの身体ではないから、身体も以前と比べればいたわっているけど、まだ自分が母親になるという現実を受け止めきれていないのかもしれない。
これは私自身が母親という存在を毛嫌いしているのが影響してる気がしてならない。
性格の違いにより毒の傾向は違うけれど、我が家は両親そろって毒親だ。特に母親は世間で知られている典型的な毒親だ。幼い頃は毒親なんて名前はなかったけれど、少なくとも物心がついたときから『私の人生を狂わせる存在』だと認識していて、その思いは年を減るごとに確証へ変わっていった。離婚してからは、金輪際関わりたくない人間No.1だ。
こんな書き方をすると、『親にこんなことを言うなんてあり得ない!』と反感を覚える方もいらっしゃるかもしれないけど、現実だ。
今の私にできることは、毒親に対して不快だと思ってきたことをやらないこと。そのためにも、どんな状況になっても冷静に対処できるように私自身の気持ちを整えること。
毒親育ちと聞くとマイナスのイメージが多くて、悲観的なことを思うこともあるかもしれないけど、むしろ毒親という超反面教師がいるわけだから、毒親の経験をバネにしていけるんじゃないかなとも思う。
毒親は不利になるものではない。むしろチャンスの宝庫だ。
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