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#31 再婚して、結婚に思うこと。

2020年11月22日。

少し前になるが、婚姻届を役所に提出してパートナーと『夫婦』になった。

もともとバツイチなので、今回は2回目の結婚......再婚したわけだけど、イマイチ実感がわかないので、結婚観についてまとめてみようと思う。

再婚は想定外すぎる出来事

再婚するとは思わなかった。

前回、離婚したのは調停裁判。相手の嫌がらせ・モラハラ、相手の親からの脅し(マザコンだったから、ことあるごとに息子に応戦してきてた)に耐えながらだった。

それに加えて、実の両親からの罵声。世間体を過剰に気にする毒親なので、仕方がない。娘の幸せよりも自分たちのメリットを優先させるから、私は彼らにとっては恥さらしをする存在だ。

離婚自体は、私にとっては人生の大転換期だった。心身のダメージは大きかったけど、離婚がなかったら私は精神的に病んで、最悪の事態(重い病とか自傷行為とか)だって起こっていたかもしれない......と本気で思っているからだ。それだけ、初婚はひどかったのだ。

そして、いろいろな出来事を総合した結果、『結婚生活には向いていない』から、ひとりでも老後を楽しめる人生にしようと、当時30歳の私は老後に向けた対策を始めていた。ひどい状況から解放されて、エネルギーがみなぎっていたのだ。

一方で、『パートナーならいてもいいかな?』とは思っていた。
さっきの話と矛盾しているが、干渉なく自由にできる関係で、お互いの安否確認ができる相手は必要そうだ。ひとりでも生きていけるけど、加齢とともに今までできたことができなくなるからだ。

結婚はしたくない。彼氏彼女か、関係が深くなっても同棲もしくは事実婚なら許容できそうだった。

今のパートナーと付き合った理由

マッチングアプリを使って、パートナーは探していた。そんなわけで、今のパートナーと出会ったのもマッチングアプリだった。

パートナーは年下だ。
今まお付き合いした相手は同い年か年上。妹がいるのもあり、年下はNG......と決めつけていた。婚活目的ではなかったし、『年下だと遊ばれるのがオチだから、その体で』とも思っていたので、軽い気持ちで連絡をしてたし会うことにもした。

実際会って、付き合うことにした理由は下記の5つ。

●会話のキャッチボールができる
これがかなり大きい。『そんなの当たり前じゃん』って思われるかもしれないけど、マッチングアプリだとずっと無言とか自分のことだけ話して相手の話を聞かないとか、コミュニケーションが取れない(取りづらい)人は意外に多い。

●実直だったこと
年下......といってもアラサーなんだけど、年齢の割にすれてない。どんなことにも真摯に接する人だな〜とも思う部分があった。自分にはない面だったので眩しかったのが大きい。平たく入ってしまえば、『ないものねだり』だ。

●年の差を感じなかった
年齢差のぶんだけ、会話の内容とかジェネレーションギャップがかなりあるって偏見があったんだけど、不思議なことになかった。パートナーの育った環境とか性格が影響してるのだろう、と勝手に思っている。

●いざというときに任せられる
私は『この人はだめだ』と思った瞬間に見切りをつけて、相手に任せるのを諦める確率が高い。自分で色々と乗り越えてきた自信があるからこそ、たいていのことは自力でどうにかなるからだ。けど、頼りたいときに頼っても大丈夫だったので、安心感がある。

●価値観や感覚が近い
好きなことも苦手なことも似ていた。たとえば、ミニマリストで必要最低限のモノしか持ってないとか、金銭感覚とか。自分とまったく同じ人はいないはずなんだけど、不思議と通じるものがあったんじゃないかと思っている。

再婚して、結婚に思うこと

再婚したのは、もちろんパートナーとなら大丈夫だって思える安心感もあるけど、予期せぬ妊娠が理由の大半を占めている。いわゆるできちゃった結婚なので、そうなるのは自然だと思っている。

この数年、生涯未婚率が上がってるって話を見聞きすることが多いので、今のご時世でどれだけの人が婚活をしているのかはわからない。が、2回の結婚の違いを考えると、結婚をしたいとかしなきゃいけないとか『焦り』がなかったのが大きな違いだ。

結婚という、ある種のステータスを結婚適齢期と言われる時期にゲットしなければならない......という強迫観念があった。これは、世間体を気にしすぎる毒親の影響を受けすぎた結果でもある。

子供がほしいと思っている女性にとって、焦らないわけがないのもわかる。けど、焦った決断はどこかのタイミングで激しく後悔することもあるのだ。そのさじ加減は試行錯誤してちょうどいいところを見つけていくしかないだろう。

焦っていると、自分の魅力(良さ)は半減する。場合によっては半減じゃ済まないことだってある。一度、初心に立ち返ることも大事だ。

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