見出し画像

#81 復職、旧姓と新姓、どちらを使うか問題。

この記事では、

✓復職するか悩んでいる
✓復職することに不安がある
✓職場でも旧姓と新姓どちらを使うか迷っている

と考えている女性に向けて、私の経験を紹介します。考え方のひとつとして、参考になれば嬉しいです。

育休を経て復職を選んだ理由

4月に入って、私は復職することにしました。

育休中、退職するか、復職するか、転職するか、フリーランスになるか……この4択ですごく悩みました。理由は、産前の上司によるハラスメント。これまでにセクハラ、アルハラ、マタハラを受けたので、「こんな上司とは関わりたくない!」と思っていたのですが、悩んでいる間に辞めると伝えるタイミングを逃して現在に至ります。

蓋を開けてみて、私にとっては復職が正解でした。上司が変わったのです。新しい上司とは産前も一緒にしていて、コミュニケーションが取りやすい方なので、快く接することができる。毒親育ちの影響かわかりませんが、威圧的な言動を取る人は生理的に受け付けられないので、この点は私にとってかなり重要でした。

とはいえ、復職はある種の「賭け」でもありました。産前までと同じ上司だったら……その上司の顔色をうかがいながら仕事をしていただろうし、ストレスが溜まってしんどくなっていたかもしれません。復職して、部署全体を自分の目で確認して、本当に無理だと思ったら夏頃に辞めればいい。そのくらいの覚悟もしていました。

育休中は時間があったので、転職活動もしたし、フリーランスになるべく精力的に活動もしました。が、思うようにうまくいかず、断念。子供が幼いうちは新天地へ向かうにもハードルが高いと感じた瞬間でもあります。


旧姓と新姓、どちらを使うか問題

そんなこんなで復職して、最初にぶつかったのが「旧姓と新姓、どちらを使うか問題」です。

私は、まだ独身のときに現勤務先に転職し、しばらくして入籍したので、就労時に旧姓と新姓のどちらにするか選べる状況。産前、前上司に新姓でからかわれたのが本当に嫌だったので、私は旧姓で働くことにしました。

ただ、私と同じような女性は他に2人いるのですが、2人とも新姓を使って仕事をしています(1名は私と同じ上司)。旧姓と新姓、どちらを使って仕事をするかは個人の判断にゆだねられているハズなので、この2名が自分の意思で新姓を使うと言ったのか疑問も残りました。

というのも、私の場合、結婚報告をしたときに「旧姓で仕事をする」と伝えていました。それなのに、復職で出社したときには「新姓で仕事をするのが当たり前でしょ」と言わんばかりに、元上司は新姓を連呼してきたのです。元上司の意図はわかりませんが、これまでのハラスメント行為も踏まえると、新姓しか使わせないという圧力にも感じました。

なので、朝礼で復職の挨拶をしたときに「旧姓で仕事します!」と言いました。おそらく、この一言がなかったら新姓で仕事しないといけなかったかもしれません。


元上司の気持ちも理解はできる

とはいえ、元上司の言わんとすることもわからないわけではありません。

私の職場の場合、呼び名は旧姓、社内システムは新姓表記になっているので、ややこしいですよね。どちらか一方に統一した方がわかりやすいし、新姓にしてくれれば管理しやすいんだろうなとは理解しています。

けれど、一方的に新姓を使わせようと誘導する元上司の言動は高圧的だし、上司だから……という以前に、コミュニケーション方法として不適切だったのかなと思います。新上司や他の同僚は「新姓と旧姓、どっちで仕事するの?」と聞いてくれたのでなおさらですね。


復職後もしっかりと意思表示

今回の経験で、復職後もしっかりと意思表示することが大切だなとあらためて思いました。

復職、しかも時短勤務なので、同僚とか他の人と比べると周りの人に迷惑をかけることが多いのは事実。自分の立場をわきまえると、ある程度空気を読んで仕事をするのが無難だと思います。

ですが、名前って、その人の存在を示すものだし、嫌々新姓(もしくは旧姓)を使わざるを得ない…って状況を避けられるだけで、仕事に取り組むスタンスもモチベーションも変わってくるんじゃないでしょうか。それが自分のためにも会社のためにもなるなら、お互いにとって良いんじゃないかな、と。


まとめ:コミュニケーションってめちゃくちゃ大事

この記事では、

✓復職するか悩んでいる
✓復職することに不安がある
✓職場でも旧姓と新姓どちらを使うか迷っている

について、復職した私の視点で、旧姓・新姓の考えを紹介しました。少しでも参考になれば嬉しいです。

今回の件で私が学んだ教訓は、


  • 意思表示をすることj自体は罪ではない

  • 旧姓を使いたければ使えばいい(新姓もしかり)

  • 固定概念を押し付ける人は一定数いるので、対処法を考えておく


この3点です。とはいえ、今回の「旧姓と新姓、どちらを使うか問題」だけで言ってしまえば、日ごろから元上司とコミュニケーションが取れて、お互いの考え(価値観)を尊重できる関係を築けていれば、起こらなかった問題だと思います。が、私の職場に限らず、元上司みたいな人はどの職場にもいるはずだし、その都度、今回のようなやり取りをしないといけないのか……と思うと、正直面倒だと思います。

元上司の気持ちも理解できないわけではないですが、上司という立場も含めて総合的に判断するなら、上司として適切な対応は「旧姓と新姓、どっちで仕事をしていきたいの?」かなと、個人的には思います。

このコラムでは、毒親育ちママの私が、子育てや仕事で考えたこと・感じたことをざっくばらんに紹介しています。「こんな話も聞きたい!」などのリクエストがありましたら、TwitterのDMよりご連絡を頂けると嬉しいです。

>>Twitterフォローはこちら

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?