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【1/29発売】 捨ててるのに片付かない人へ

こんにちは、整理収納アドバイザーのmocaです。

ものは捨てているはずなのに、なぜか片付かない方へ。
本日1月29日に2冊目の著書「お片付けノートで見えてくる!大事なのは『捨てる理由』でした(主婦の友社)」が発売となりました。

カバー帯あり モカさん

片付けに「捨て」が必要なことは知っている。ムダなものは買っていない、 いらないものは捨てているのに、 なぜか家が片付かないのは、 実はまだまだ「不要品」が見えていないから!

「自分は片付けられるし、けっこう捨てられるタイプ。」
「テレビに出てくるような汚部屋ではない。時間があればきれいにできてる。」

なのに、どうもスッキリ片付かない…。そう思う方は多いのではないでしょうか?それって実は、かつての私のように、家に大量に潜んでいる「不要品」が見えていないのかもしれません。

【百捨て】は【一捨て理由】にしかず

モノをやみくもに100個捨てるより、理由をひとつ書き出すことの方が、ずっとずっと深く自分に刺さります。

「これは要らない!ゴミ!これも思い切って捨てる!」と大量にモノを処分しても、一時的にスッキリするだけで、片付いた状態が長続きしない方も多いかと思います。私もそうでした。「片付けは苦手だけど、やろうと思えばできる。汚部屋というほどではないし。」と思っていました。

それが7年ほど前、たまたま引き出しから出てきたメモ帳に、なんの気なしに書いた、その日「捨てたもの」と「その理由」

・タッパー (黄変してて汚いから)
→「なんでこんな汚いモノを保管してたんだろう…?」

・瓶詰め豆板醤 (古い・2年前に賞味期限が切れている)
→「使い切れる量にしないともったいないな…次はチューブにしよう」

シンプルに、捨てたものとその理由をノートに書くだけで、「もしかして、家が片付かないのは、モノのせいでも収納が足りないせいでもなかった…?」「これを捨てることになってしまったのは、私が〇〇しようとしなかったからか…」という内省と気づきを繰り返すことになります。
家を片付けるのではなく、自分を片付けられる人するのがお片付けノートだったんです。

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1日3〜5個のモノをの処分で十分。書き出すのはアナログでもデジタルでもOK。期間の目安は3週間。何度も言いますが、大事なのは「捨てる理由」です。(使ってないノートでやるのがベスト、ない方はよかったらDLしてお使いください)

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私は、今でこそスッキリ快適に暮らせていますが、7年前まで片付けられない人でした。(ひどい写真でお目汚し失礼します…)以前の住まいの様子です。本棚は前後に本が入ってて棚板がたわんでますし、床にも積んでましたし、これ以外にも開かずの段ボールに何箱も本がありました。

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これは階段下ですね。。段ボールを敷いてベビーカーを置いてました。古新聞、紙袋、色々突っ込んでます。。ここ以外に物置も、室内収納もたくさんあったんですけどね。。

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これは自室を片付け始めたら余計グチャグチャになってしまった様子です。時間をかけて片付け始めると、なぜか始める前より散らかってしまう…。結局1日で綺麗に片付くことなどはなく、途中で放り出し、何日もこのまま放置したりしてました。

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この画像を見ただけでも、「この人…不要品めっちゃ溜めるタイプだな…」ってお分かりになるかと思います。でも当時の私には、不要品が見えてないんです

「片付けは苦手だけど、誰かが来るときはキレイにできるし!ただ掃除や片付けをちょっとサボっているだけ!」くらいの感覚でした。
こんな状態でも、要らないものはそれなりに処分していたつもりだったので、家には「使うもの・好きなもの・必要なものしかない」と思っていました。

片付けを理解できると、家はすっかり「散らかってもすぐきれい」「家族の誰でも片付けられる」が当たり前になりました。本では、夫や子供のお片付けについても書いています。


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きれいに写真も撮ってもらってありがたや・・・なのですが、

実は、片付けられるようになってからも、長らく悩んでいることがひとつあったんです。それは「実家の母のお片付け」。親世代に片付けを促すと、かえって頑なになってしまうことも多いので、自分の家のことよりも悩んでいる方も多いかもしれませんね。

それが、私と同様に溜め込みがちで片付けが苦手だった母が、昨年の10月からお片付けノートを始めてくれて、その後もモリモリと片付けを続けているんです。なぜいまこのタイミングだったのか、その後の経緯なども書きました。実家の片付けについて悩む方へのヒントになればと思います。

(※この本の中で、私が9年前に実家で母に対してやらかしてしまった、とんでもなく酷いエピソードが出てきますが、この本を書くにあたり、やっと母に「あの時はごめんなさい。いま片付けを自分で進めてるママをすごいと思っているよ」と伝えることができました。母もずっと気にしていたようで「あのとき自分も嫌な態度をしてしまって気になっていた。実はうれしい気持ちもあったんだよ」と返ってきて驚きました…。)

前著の『1日5分!お片付けノート』は、私自身がお片付けノートで片付けられるようになって2年目頃の本です。
「まずは「片付けられない人」から「片付けられる人」になりましょうね。簡単ですよ、できますよ!」という、片付けが本当に苦手な人に寄り添う内容です。

私自身の片付けられない人特有の考え方を反面教師としていただければ幸いです。そこからどう変化できたのか、お片付けノートにトライしていただいた方の体験談なども載っています。

お片付けノートはラクに、確実に、片付けが進み、後戻りせず、自分の成長や達成感を感じられるので、幅広い年代の方にSNSや、自治体のお片付け講座でトライしていただいています。

どちらの本も、やることはシンプルに「捨てたモノとその理由を書く」お片付けノートだけです。先生は自分、生徒も自分。要らないノートかメモ帳があればすぐ始められます。目標は3週間!楽しいのでぜひお気軽に始めてみてください!

<さいごに>
この場を借りて、主婦の友社の編集担当さん、ごとうさんには大変お世話になりました。実はこの本はクリスマスに刊行予定だったんです。遅れてしまったのは、カラーページの自宅の撮影日が延びてしまったからでした。

撮影前日の夕食後に、夫が脳幹梗塞の疑いで倒れて救急搬送されたんです。救急車の中で、子供たちをなだめながら携帯から「申し訳ありません、明日の撮影は中止させてください」とメールしたのを覚えています。すぐに「こちらのことは気にせず!!」と返信いただいて安堵しました。検査や入院手続きで深夜にタクシーで帰宅し、、翌日には「発売日はまず延期にしますのでご心配なく」とご連絡いただき、ほっとしましたが、企画に関わってくださった皆様は、きっと色々複雑な思いだったと思います。迅速に対応していただいたこと、本当に感謝しています。

おかげさまで、夫は後遺症もなく早くに退院することができました。その後の打ち合わせでも「よかった〜〜!!」と喜び合いました。書籍には夫自身の片付けの談話なども載っているので、夫にもしものことがあったとしたら…どうなっていたんでしょう…想像できません。発売までは少し時間がかかってしまいましたが、そのぶん内容を濃くする時間となりました。無事に刊行できたことを心からありがたく思います。

本当に人生何があるかわからない、と痛感したできごとでした。

皆さんもこの自粛生活の中で、ストレスを感じる部分もあったかと思いますが、家族が毎日元気なことや、顔を合わせて食卓を囲めるふつうことが、本当にありがたく幸せだと感じた1年だったのではないでしょうか。

すでに「お片付けノート」トライしてくださっている方にも、これから片付け始める方にも、皆さんのお片付けをラクに、楽しく進める力となりますように。


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習慣にしていること

お読みいただきありがとうございます!1日5分×3週間で片付けられる人になれる、簡単なメソッド「お片付けノート」を公開しています。【著書】「1日5分!お片付けノート」(扶桑社)「お片付けノートで見えてくる!大事なのは『捨てる理由』でした」(主婦の友社)