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【教育:天才たちの育て方①】

・はじめに

天才とは如何にして天才になったのか。生まれた時から天才なのか。そう疑問視するタイミングはありませんか?「うちの子も天才に育ってくれたら…」
「天才とは生まれ持った才能だ!」という人もいるかもしれません。
天才たちの生い立ちについてフォーカスした本。これはよく目にする事があります。
ですが、天才を育てた親についてフォーカスした本を多く目にするでしょうか⁇

今回はそんな天才たちを育てた親についてフォーカスした本をご紹介します。


・この書籍について📖

この『天才たちを育てた親はどんな言葉をかけていたのか?』での注目のポイントは、"子育ての専門家と歴史の専門家のタッグ"による本という点です!
今まで世の中には、
「天才がこんな事を言っていた」という種の本は数多くあったと思いますが、「天才が何を言われて育ったのか?」についてフォーカスしている書籍はあまり見かけなかったと思います。
この書籍では、「こういうことを言われて育つと天才たちがになるんだ‼︎」という内容を実際の歴史上の天才たち(偉人)のエピソードと主にシュチュエーション別に紹介しているので、各シュチュエーションごとに解説していこうと思います👏


1.~学校へ行きたくない子どもへ~

お子さんが登校時間目前になって「学校へ行きたくない!」なんて言ってきたら皆さんはどう対処しますか⁇
よくあるケースだと思いますが、そんな発言をされた時、時間の関係などで親はパニック状態になってしまい「いいから行きなさい!」「行ったらなんとかなるんだから!」などと解答してはいませんか⁇
実はこの2つの行動…あまり良くないのです!
行ったらなんとかなるのは親の方なんだろうななんて思ったりもします笑
ではこんな時の対応はどうするべきなのでしょうか?2人の偉人から読み解いていきましょう。

・1人目:トーマス・アルバ・エジソン

"エジソンは偉い人 そんなの常識"なんて歌詞に出てくるほど、有名なアメリカの発明王エジソン。
そんな彼の最終学歴を皆さんご存知ですか?彼の最終学歴は小学校中退です!

小学校時代、「劣等生」と言われていたり、「無能」なんてことも先生から言われていたそうです。
では何故、天才発明家とまで言われたエジソンにそんな言葉が投げられたのか気になりますよね?
それは、"根源的な原理がとても気になってしまう子"
だったからなんです!
つまり、「1+1=2」についてなぜ「2」になるのか、どうして空は青いの?など授業を何度も止めてしまう質問ばかりしてくるエジソンは「物分かりの悪い子」「無能」と父親や先生から言われていました。

そんな中、その言葉を決定付けるような事件が起きました。
なんとエジソンは自分の家の納屋に火を放ちます。
つまり自宅放火ですね…
これに対し父親はめっちゃビビります。笑
当然ですね…笑

ではなぜこんなことをしたのか?とエジソンに尋ねると"火が何をするのか知りたかった"と言います。
この行動に隠されているものは、火とはなんだろう?火がつくとどうなるの?といった根源的質問。
つまり、調べたくて火を放ったということです。

この事件を通して、父親たや先生は「あの子は頭がちょっと普通じゃない」「無能だ」「彼の頭は腐ってる」などと言ったことがあるそうです。

その発言に対して、エジソンの母親は激怒!
ようやくエジソンの味方が出てきましたね👏
母親は「エジソンの頭はくさってないです。そんな事を言う学校にはもう行かなくていいです。」と発言しています。
今でこそ"学校へ行かない"と言う意見に対して、そういう考えもあるよねとなっていますが、この時代にそんな考えをできるのが革命的な発想です。
その後、母親がつきっきりになってエジソンに勉強を教えていきます。
つまり、学校じゃなくても勉強はできるということです。
さらにお小遣いを与えて、薬局に薬品を買いに行かせて、実験をさせていました。(この薬品と薬品を混ぜたらどうなるんだろう?)

 なぜなら、エジソンは、"根源的なことを知りたい子"だったからです。

こうして科学の偉大な発明家は出来上がりました!

・2人目:森毅(もりつよし)

森毅さんは、日本の天才数学者です。
そんな森さんはなんと、頭がいいのにも関わらず、中学生の時、学校をサボり始めてしまいます。
これに対し、森毅さんの父親は、「休んでも良いが学校へ行くよりも充実した学びのある1日を過ごしなさい」と発言しています。
これはズゴイですよね、中々できる発言ではないと思います🤔

ですが考えてみればとても本質的です。
なぜなら学校へ行く理由は、『何か学びがあったり、友達ができる、遊びやレクリエーションがある、文化活動や、勉強と言ったさまざまな学びがある』からに他ならないです。
これら以上に充実した1日を過ごしたのなら何も言わないと言う考えがある父親なのです。

・まとめ

トーマス・エジソン、森毅さんのエピソードを読み解いていくと
・学校は行かなくてはならない(世の中の常識)といったような前提ありきで接していない。
・納屋に火を放ったことや学校をサボり始めたこと(行動)を否定しない。
・そして決してアドバイス(上から物を言うこと)をしていない。
という3つの共通点があり、なぜ学校へ行かないor行きたがらないのか理由を、行動を"観察"する事で理解し、否定をするのではなく“共感"する。そして子どもを"根拠なく信じる"ということが大切な事がよくわかります。

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