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002.ボッチちゃん

(1Aメロ)
親譲おやゆずりの無鉄砲むてっぽう
こどもの頃から損ばかり
気がつけば孤立無援こりつむえん
マドンナの気は知れない

(1Bメロ)
人生は純文学
息苦しい心情と
向き合うしかないじゃない

(1サビ)
ひとりボッチ
ふたりボッチに
だいだらボッチ
みんなボッチで みんないい
家族に恵まれても
友達に囲まれても
所詮しょせんはみんなボッチちゃん


(2Aメロ)
一匹オオカミがラクで
大人になってもつるまない
今夜もひとり夜の街
アンドロイドに恋をする

(2Bメロ)
人生は短編集
生き苦しい瞬間を
積み重ねるしかないじゃない

(2サビ)
ひとりボッチ
ふたりボッチに
だいだらボッチ
みんなボッチで みんないい
仕事で認められても
恋人とじゃれあっても
所詮はみんなボッチちゃん


(Cメロ)
ぼくらボッチを寄せ合って
巨大なボッチを組み上げて
まるでボッチじゃないみたい
だけどやっぱり

(ラスサビ)
ひとりボッチ
ふたりボッチに
だいだらボッチ
みんなボッチで みんないい
つぶやきがバズっても
フォロワーが増えても
所詮はみんなボッチちゃん

みんなボッチで みんないい


【self writer notes】
「孤独」をテーマに書こうとしたとき、ボッチというワードが浮かんで、そこから広げていって書きました。

ボッチという響きから夏目漱石の「坊っちゃん」を連想し、かけ合わせたらどうかというアイデアが。
一方で、星新一のショート・ショート「ボッコちゃん」もあるなと気づき、1番と2番に割り振りました。

相田みつをまででてきたのは計算ではなく流れでしたが、Cメロの内容と「みんなボッチでみんないい」というのがこの歌詞の核だと思っています。

だいだらぼっちは伝説の巨人のことですが、ここではみんなの孤独を寄せ合って組み上げた巨大な孤独たちのことを表しています。






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