金閣寺の思い出

８月３日　火曜日

先日、金閣寺へ。
子どもたちに私の思い出話しを聞いてもらう。

学生の頃、京都のお寺でガイドのアルバイトをしていた。
龍安寺の案内をさせていただいていた頃
わざと金閣寺近くのバス停で降り、朝日に輝く舎利殿を見て
『きぬかけの道』と呼ばれる道を２０分くらいガイドの内容をぶつぶつ言いながら歩いて行っていた。

初日の試験の日
まとめたノートを片手に歩いていると
「どうしよう、全然覚えてないんだけど～」
と同じガイドテストを受ける女の子に声を掛けられた。

聞くと、ほんとに何もしてきていないとのことで
「そのノート貸して」と奪い取られ、コンビニへと走って行かれた。

追いかけて店内に入ると
コピー機に私のノートを挟んでいて
うまく開けることができなかったようで
ビリビリっと破いてコピーをしていた。

衝撃！！！

結局、そんなすぐには覚えられなかったようで
「こんなはずじゃなかった」と、もうバイトには来なかった。

「なんでここに来たんだよ～」と聞いてみると
今しているバイトより時給が良く、男女でワイワイ楽しくできそうだったからと言っていた。

・・・ここまで聞いていた子どもたちは
「ノート奪い取られて破られて、おかあさんも色々あったんだね～」
と言っていた。

色々あったけれど
朝の金閣寺を独り占め！！みたいな光景は大事な思い出だ。