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お仕事

30過ぎて遅めの結婚をしました。
同時にふたつの事は出来そうにないと悟とり、同僚から「なんかピンとこないね」と言われつつ仕事を辞めました。

一回でいいからなってみたかった専業主婦になる事ができ、これで午前中から昼寝し放題!と勇んで家庭に入りました。

晴れてなったはずの「専業主婦」でしたが、意外と忙しい。家事とか殆どやらず、テキトーにやっていたツケが回ったのか、要領は悪いし、買い物に時間は掛かるし、それに加え変な拘りがあって床だけはピカピカにしてないと気が済まなくて、昼寝どころではありませんでした。

子どもが生まれてからは戦闘モード突入、子に追われ、いつ寝ていつ起きているのか分からない毎日を送り、気持ちはいつも余裕がなく、感情は乱高下、食事は立って食べた方が落ち着く始末で、とにかく一心不乱に髪振り乱して日々過ごしていました。

冒頭でも書きましたが、自ら望んで専業主婦になったのに、いちばん辛かったのが、社会との繋がりに関してでした。家庭に入った事で、この繋がりが遮断されたような気持ちになってしまい、この先復帰した時果たしてやっていけるのかと不安が押し寄せる時があり、しんどさは増していくばかりで、職場への気持ちは募るばかり。

かと言って時間があるのかと言うと日々追われる毎日で、自由になる時間はなく、自分と同じ職種の人を見掛けると心がざわついて、「もう通用しないのではないか」と、焦りばかりが募っていき、小さな絶望に襲われていました。

この頃、とうに一回終わってしまっている事に気付いていたはずなのにどうしても認められず、その現状と対峙する事を避けていた時期でした。「終わったな」と一度認めてあげていたらあんなに苦しまなかったのではないかと、現実と向き合うことの大切さを身を持って学習した期間でもありました。

辞めてから16年が経った頃「復帰するなら今しかない」と強く感じる様になり、思い切って「えいっ!」と復帰し、現在に至ります。

(まぁ大した物ではないけどね)
復帰に関してのなんやかんやはまた別な時に書けたら、見てやって下さい。
笑えるエピソード満載ですので、、、


復帰してからも嵐は吹き荒れ、
もちろん今この時もビュンビュン風が吹いていますが、
いつになったら静寂が来るのか、
全く見通しもつきませんが、
結局のところ仕事の八割は人間関係ですから、
ひとつひとつ踏み潰し、
なんとか肥やしにして熟して行けば何かが見えてくるでしょう。

2月から環境が大きく変わりました。

読んで下さりありがとうございます٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

#仕事 #環境 #エッセイ #文章




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