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生後約5ヶ月の赤ちゃんを連れた旅行で気をつけたこと

4月中旬に、赤ちゃんを連れて初めての家族旅行に出かけました。
子連れ、赤ちゃん連れの家族旅行でも赤ちゃんの条件によって配慮すべきことは結構違うなぁと感じたので備忘録的に残しておきます。
観光事業者やパパママの参考になればと幸いです。
※やけに細かく指摘している部分がありますが、自分がイベント等を考える際のヒントとするために厳しくしてます。旅行は全てで大満足でした。


【赤ちゃんスペック】

  • 生後約5ヶ月

  • 標準身長・標準体重

  • 睡眠のリズムは概ね整っている(19時〜翌朝8時まで睡眠、途中3回程度起きて授乳。昼もちょっと寝る)

  • 首はすわっているが、腰はまだすわっていないので座れない

  • 寝返りはまだできない

  • 母乳ミルク混合(ほぼ母乳)、離乳食は始めていない

  • 新しい場所やシチュエーションでも楽めるタイプ


【旅行内容】

  • 兵庫県新温泉町→石川県金沢市(休憩なしで車で約5時間)

  • 一泊二日

  • 自家用車移動

  • 運転手2人体制

  • 1日目は展示会巡り、2日目はショッピング

赤ちゃんを連れた旅行は早ければ生後2ヶ月くらいからOKらしく、4,5ヶ月で遠出してみる家庭が多いようでしたので、私も約5ヶ月のタイミングで出てみることにしました。

GWで人が多かったり渋滞で思うように動けなくなることは避けたかったので、GWの前に旅行しました。



出発編:往路で気をつけたこと

☑赤ちゃんの睡眠リズム

睡眠リズムが、19時ころに寝て深夜1時か2時に起きて、早朝にまた目が覚めるような感じなので、深夜1時〜2時頃に出発する予定にしました。
出発前に母乳をあげ、オムツを替えて出発です。

☑移動時間に余裕を持つ

金沢までは車ノンストップで5時間の道のりですが、チャイルドシートは使用2時間以内くらいで赤ちゃんを一旦降ろしてあげる必要があるようなので、途中の休憩を多めに見積もって、7時間の移動時間としました。
移動時間に余裕をもたせたおかげで、道の駅やSAでちゃんとオムツ替えや授乳をでき、さらに到着時間調整でSAでゆっくり朝食を食べれたりお土産を見れました。

☑ベビーケアルームを事前に調べる

オムツ替えシートは、道の駅かSA・PAならたいていあるのでなんとかなります。授乳室は少ないので、ママパパマップというアプリで事前にある程度調べました
息子は車内でよく寝てくれるのですが、お腹が空きすぎると大号泣してしまうので、小腹が空いたくらいでも授乳できるようにしていました。車内大号泣はしんどい。
車内で授乳はできなくもないんですが、運転中はやっぱり安全のため控えたいですし、駐車場はなんだかんだ車内見えちゃうので授乳室であげたかったです。

オムツ替えについても一応注意しました。チャイルドシート中に大量ウンチをしまうとオムツの腰から溢れちゃいますし、おしっこも許容量超える可能性があるので、なるべく小マメに替えるスケジュールにしました。オムツ替えも車内でできなくはないですが、オムツ替え台の方が替えやすくゴミも捨てられるので嬉しいです。

☑オムツ処理はそんなに気にしてない

離乳食を始めていないので、まだウンチが臭くなく、いうてオムツゴミについてはあまり気にしませんでした。
ウンチが臭い時期になったら、トイレスケジュールやゴミについてももっとちゃんと計画すると思います。


旅先編:スケジュールや訪問先選び

☑授乳に合わせたスケジュール

1時間〜3時間程度でお腹が空くようなので、1訪問で1授乳くらいの感じで予定を立てました。つまり、2時間滞在、移動、2時間滞在くらいのペースです。
訪問先に授乳室がない場合にはその前後の訪問先でなんとかしました。長時間居なきゃいけないのに授乳室等がない場所は行きたくないと思いました。いざとなれば駐車場・車内で授乳できますので、せめて観光する場所と駐車場が近ければ授乳室がなくても長く滞在できるかなと思います。
幸い、今回の旅では駐車場で授乳することはありませんでした。

うちの子はミルクもOKなので、授乳室がなくてもなんとかなるっちゃなるのですが、ミルクを嫌うタイミングもありますので授乳室があれば安心です。

☑ベビーカーOKか赤ちゃんウェルカムかどうかのチェック

乳幼児の立ち入りが禁止されている施設等には入れませんので、事前に調べました。また、イベント・展示会でも乳幼児がダメなものがありますので調べました。
今回の旅では3つの展示会に行きましたが、いずれもウェルカムな感じでしたので良かったです。
あと、階段しかない場所だとベビーカー利用が非常に大変なのですが、今回の旅程では道路含めて全てスロープあり、坂道あり、エレベーターありのバリアフリーでした。

道が砂利道でガタガタの場所もありましたが、うちの子はガタガタ道を楽しめる子なので全然大丈夫でした。ベビーカーを押せる環境であればOKです。
ガタガタ道を嫌いな子は条件が違うんだろうと思いました。

最悪、ベビーカーが無理でも抱っこひもで対応するのでなんとかなります。でも、赤ちゃんウェルカムな感じの場かどうかは気になります。
ウェルカムかどうかの判断基準は、赤ちゃんに配慮された設備があるか、案内されているかで判断します。チラシ、ウェブサイト、看板に何も書いてなければ不安です。

具体例:国立工芸館

会場が1,2階で分かれていたのですが、ベビーカーの人にエレベーターを案内しており、スタッフさんが優しかったです。
ベビーカーで回りたかったのですが、途中で赤ちゃんがベビーカーを嫌がったので、抱っこひもに切り替えました。人の多さ的にもベビーカーが邪魔になったので、ベビーカーをフロントに預けたかったのですが預けられなかったので、係員さんの許可を得て会場通路の端っこに置かせていただきました。
美術館ではキャリーバッグなどの大型荷物はフロントで番号札管理することが多いと思うのですが、ここはそれがなかったです。

私達の他にもベビーカー利用者がいました。コロナ禍で時間帯別入場規制がかかっていたので、ベビーカーが動ける余白が確保されていた感じです。
授乳室も利用させていただきましたが、ミュージアムショップ入り待ち行列で授乳室入り口が遮られていたので使いづらさはありました。

具体例:21世紀美術館

貸出しのベビーカーがあり、それを結構使われている方が多かった印象です。
一方で、授乳室は1箇所&1組分しかなく、あの規模の施設にしては少ないんじゃないかなと思いました。実際、私達は授乳室待ちしました。
周辺道路からの施設外構、施設内も基本的に段差はなかったのでスイスイでした。

☑事前予約できるものはしたい

展示会は全てオンラインで事前予約しました。時間が見えない状態で行列に並んだりするのは非常に厳しいので、予約できるなら予約したいです。
決済もオンラインで済んでいれば、赤ちゃんを待たせて支払う必要がないのでありがたいです。

宿泊編:ホテルの選び方と過ごし方

☑「禁煙」「ツインorダブル」絞り込み検索

宿探しの絞り込み検索では、「禁煙」「ツインorダブル」を指定しました。
第一に優先したのはベッドの写真です。絞り込み検索では絞り込めないので、写真と詳細情報でサイズ感を確かめました。
大人2人とその間に赤ちゃん一人。その理想はベッド全体で横幅200cmオーバーです。なので、ダブルやキングサイズ程度ではダメですが、一応絞り込み検索にダブルも入れておきました。
ツインでもベッドがピッタリくっついているタイプ、もしくはピッタリくっつけられる仕様じゃないと赤ちゃんの寝るスペースがないのでOUTです。
結果的に宿泊したホテルは、120cm幅のベッドがピッタリくっついて2つ並んだものです。ベッド間には、持ち込んだベッドインベッドを敷き、そこに赤ちゃんを寝かせました。
とても広くて大満足でした。
ベッド間は掛け布団が挟まるくらいの間が開いておりましたが、掛け布団をめくれば、ベッド間を詰めることができました。口コミでベッド間に赤ちゃんを寝かせられると書いてあったので心配しておりませんでしたが、ちゃんと動かせるベッドでよかったです。

宿探しをするときに、赤ちゃん連れに好評な宿をネット検索しました。旅行メディアで石川県のそういう宿を紹介する記事を参考にしましたが、価格帯が合わないのでやめました。合うものがあれば、金沢市外でも泊まりに行っていたと思います。金沢から30-40分なら許容範囲内かと思います。

☑風呂トイレ別、浴室は広め

そのほかの条件としては、客室内に風呂があること、大きめの浴室であること、風呂とトイレは別であること、室内にベビーカーなどを置くだけのスペースがあることあたりでしょうか。
赤ちゃん連れの場合、赤ちゃんだけパパっと入って、上がったあとも大人が付いていないといけないので、家族風呂があっても使わないかなと思いました。子どもが大人と同じ時間だけ入れるようになったら家族風呂の出番かなと思いました。

☑朝食の時間は自由度がある方がうれしい

宿選びの段階では、ホテルの朝食バイキングが楽しみな程度だったのですが、行ってみて朝食バイキングの良さを感じました。
まず、時間が自由であることです。指定の時間内(6:30-10:30)に行けばOKなので、ウンチや機嫌のせいで時間がズレても気になりません。
個食ではなく朝食会場でのバイキングでしたが、それはそれで気が楽でした。

☑5ヶ月の赤ちゃんはそんなに縛りがない

寝返りがあったり、ハイハイするようであれば、ベッドではなく敷布団にこだわっていたかもしれません。あるいは、ベビーベッド等の貸出のある宿を選ぶと思います。
その点、うちの5ヶ月は隣に寝れればOKなので宿選びにそんなに苦労しませんでした。
あと、離乳食がはじまっていないことも心配事が減る要素だと思いました。

☑駐車場とホテルがなるべく近い方がいい
赤ちゃん用品を全てホテルに持って入るわけではなく、一部車内に残したりするので、いざ必要となったら取りに行きやすい距離感の駐車場がいいなと思いました。
今回選んだホテルは、駐車場が屋外かつ徒歩3分程度の位置にありました。ベストは同じ建物の中に駐車場を持っているホテルだと思います。

☑ウェブサイトや予約サイトに赤ちゃんウェルカム情報が載っている
赤ちゃんについて記述が一切ないホテルは選びたくないです。絞り込みの段階で問い合わせる気もないので、ネット上に情報がなかったら選択肢から外します。
赤ちゃん連れプランを提示している宿もいくつかあったのですが、とても高くて選べませんでした。
個人的には上質なプランというより、条件の一致の方が大事です。
最終的に選んだホテルは、ビジネスホテルでした。予約サイトに十分な写真があり、ウェブサイトのQAコーナーに赤ちゃん対応について必要なことが書いてあり、口コミに赤ちゃん連れの高評価な投稿がありました
できることできないことがしっかり書いてあれば、必要なものはこちらで用意できます。不明瞭なのが一番困ると感じました。


帰り編:復路で気をつけたこと

往路と基本的には同じです。そのうえで復路だから気をつけたことがあるとすれば、次の事柄です。

☑帰ってからのお風呂の時間

赤ちゃんがいない旅行であれば、0時前後に帰宅することが多かったのですが、今回は20時半に帰宅でした。
いつも夕方に入れているので、その時間からあまり離れない程度の時間を目指して帰りのスケジュールを組みました。

帰り道に赤ちゃんも入れる温泉とかあったとしても、自宅の風呂に入れるかなと思います。風呂上がりはしっかりした睡眠を取らせたいので。
そんな都合で、金沢を昼過ぎには出発しました。


気をつけることの多い旅行でしたが、とても楽しめました!金沢ありがとう!

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