心に届けたいことば
昨日、娘が手紙をくれた。
何か小さな紙に書いてるなーとは思っていたが、あと1分発見が遅れていたら、もう何やってんの、はやく宿題しなさいよ!と注意するところだった。危なかった。
照れながら手渡してくれた紙は、端がホッチキスで留められて、冊子のようになっていた。完全なる親バカ自慢だが、ほっこりしたので書かせてほしい。
▶▶▶
表紙タイトル: ママだいすき♡
ママのすきなところは13こあるよ!
かいたのでみてみてね。
ママのすてきなところ!
1.かわいいところ
2.やさしいところ
3.おうえんしてくれるところ
4.だいすき♡といってくれるところ
5.りょうりが上手なところ
6.大すきなたべものがおなじなところ
7.やりかたをおしえてくれるところ
8.わいわいできるところ
9.かみのけをむすんでくれるところ
10.ねる前にお話してくれるところ
11.ゴムやアクセサリーをかってくれるところ
12.りょうりがおいしいところ
13.いっぱい話してくれるところ
▶▶
…13個、ひねり出したんだねって感じが可愛らしい。夕方の荒れ果てた心に染み入る、優しいお手紙。これはきっと、娘なりのお返し。
眠る前、布団に横になっているとき、子供たちは今日あった嫌なことをぼそっと言うことがある。〇〇ちゃんに嫌なことを言われたとか、仲間に入れてもらえなかったとか、ささいなこと。
そんなときは、感情移入してムカついたり、こうしたらいいって偉そうにアドバイスしたりしていたけれど、そうするとなんだか寝つきが悪いし、私も興奮してきてしまう。
だから最近は、戦術を180度変えることにした。
ママは、〇〇のことが大好きだよ。
大好きなところ、100個言えるわ。
そう言って、1つずつ大好きなところを伝えていくと、優しい顔ですうっと寝ていく。
いくら可愛い我が子でも、100個はなかなか難しい。だから、敢えて余裕そうに、ささやくように、ゆったりと伝える。そうすると50個ぐらいで眠るのだ。満足そうに、すうすうと寝息を立てて。
娘は、私に返してくれたのだと思う。彼女が13個で途絶えているうちに、私は100個すらすらと言えるようになろう。
そうして、100個どころか、無限に言えるんだよ、と彼女をぎゅっと抱きしめたい。
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