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WEBマーケターが学んでおくべきプログラミング関連のスキル6つ


プログラミングは「社会人の基礎教養」だとか叫ばれる昨今…。

デキるビジネスマンなみなさんは、プログラミングを勉強してますか? とりあえずProgateを一周してみて満足しちゃって、業務にイマイチ活きてなかったりしませんか?

今回は、僕がWEBマーケターとして働く中で、プログラミングスキルを活用しているシーンに着目、そこから「WEBマーケターが学ぶべきプログラミングスキル」を導き出してまとめています。

このnoteでは、単にPythonを学ぶべき!Rubyがおすすめ!とかではなく、何のために、どんな場面で使うのかに着目してプログラミングの必要性を読み解いていきます。どれか1つでもできるようになると、明日の仕事が楽になるアイデアが次々と浮かんでくるかもしれません。

自己紹介と経歴

改めまして、テツヤマモト(@okapo192)と言います。経歴はこちら。

1993年生の27歳、北海道稚内市出身
2016年:大卒で雑誌記者
2016年8月〜:フリーランス(WEB制作やブログ運営など)
2019年6月〜:(株)Voyagin(のちに楽天と吸収合併)にWEBマーケターに
現在:楽天で「Voyagin」というチケット&アクティビティ予約サイトのマーケティングを担当してます!

ざっくり言うと、フリーランスから会社員という、変なキャリアを経て社会人生活5年目を新米WEBマーケターとして過ごしてます。

以前、「エンジニアかマーケターか迷って、マーケター転職した決め手。1年経って思うこと」という記事を書いたのですが、フリーランス時代にWEB制作をしてたり、プログラミングスクールに行ったりしたので、多少のプログラミングの知識を携えてWEBマーケターになっています。

実際にWEBマーケターになってみて、「意外とプログラミングの知識を活かせるな・・・」と思う場面にそこそこ出会うので、今回のnoteではそちらをまとめていきます。

1. HTML/CSSで、WEBサイトのちょっとした改善

WEBマーケターとしてHTML/CSSは、最低限抑えたいところ(HTML/CSSがプログラミングなのか?の議論はここではしません笑)。これがわかれば、WEBサイトの見た目を自分なりに整えられます。

例えば、CTAボタンの色を変えたい、文字を大きくしたい、画像を大きくしたい…と言った簡単なデザイン変更は、WEBマーケターが自ら手をつけてA/Bテストをしていきたいところ。また、HTMLを軽く学んでおけば、検索エンジンに最適化された見出しの付け方、タグの設置が把握できます。

▼この辺りはProgateでささっと学んじゃうのがおすすめ。

2. PHPでWordPressのショートコードを作る

特にコンテンツマーケターであれば、WordPressで作られた自社オウンドメディアの運用を任されるケースが多いかなと思います。

ここで1.のHTML/CSSに合わせて、多少のPHPを学べば、WordPressのショートコードが作れるようになりますます。ショートカットが自分で作れると、ブログコンテンツを生産するスピードが格段に上がります。

僕の場合、スプレッドシートで自社サイトをスクレイピング(後ほど紹介)して、WordPressのショートコードでブログコンテンツを作成。よくある「おすすめ10選」みたいな2000〜3000文字くらいのブログコンテンツを10分くらいで大量生産できます。

▼初心者でもショートコードを作れそうだった記事

▼僕が自分のブログにショートコードを作ってみた記事

3. PHPでバナーやコンテンツを条件分岐で表示

プログラミングの初歩的な処理に「条件分岐」があります。僕の場合、WordPressで運営してるオウンドメディアで、バナーやCTAコンテンツを条件で表示させています。

例えば、スマホで見ている人にはバナーAを表示させる、PCで見ている人にはバナーBを表示させる…みたいなイメージです。

高度になってくると、WEBサイトの初回ユーザーにはバナーA、お得意様にはバナーBみたいな処理も。ランダムでバナーAとBを表示させて、簡単なABテストに取り組むこともできますね。基礎ですが、可能性は無限大です。

▼WordPressでよく使う条件分岐を網羅してくれてる神記事。

4. 正規表現で作業を効率化!

それ自体がプログラミングではないのですが、「正規表現」を学んでおくと、Google Analytics等でのデータ分析効率が高まります。

個人的には、ポップアップをWEBサイトに表示させる「OptinMonster」、WordPressでサイト全体の"検索と置換"を行えるプラグイン「Search Regex」などで正規表現を多用しています。

また、スプレッドシートを用いたデータ分析でも、スクレイピングしたデータを「REGEXEXTRACT関数」とかで正規表現で抜き出したりします。正規表現ができると、大量データの処理にそこそこ強くなれます。

▼正規表現の辞書として使わせてもらってる良記事。

5.PythonでWEBサイトをスクレイピング

スクレイピングは、WEBサイトのデータを大量自動抽出する技術です。

例えば、競合会社の全商品価格を抜き出して、前日との価格差がある商品をピックアップしたりだとか…。とあるWEBメディアのブログタイトルを、全部抜き出してみたりとか…。マニュアルでやろうとすると数時間かかる作業を、一瞬で終わらせられます。

あと僕がTwitterを本気でやっていた時は、自分のフォロワーのプロフィールを抜き出して、「ブログ」「プログラミング」「英語」とか、どんなキーワードに興味を持っていそうかを分析とかもしてました

本格的にスクレイピングに取り組むなら、Pythonを勉強するのがスムーズです。ただ、実際のところ、簡単なスクレイピングならスプレッドシートのimportxml関数とかでもできちゃいますけど…。とはいえ、スクレイピングをマスターすると、データを武器にしたマーケターになれるはずです。

▼スクレイピングに関しては、Pythonに強いマーケターのDaiさんのアウトプットが神です。

▼追記:最近、ちょっとPythonのSeleniumライブラリで、Instagramのハッシュタグごとの投稿数を拾ってくる遊びとかできるようになりました。コードそんな書かないのに結構役に立ちます。

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6. JavaScriptでブックマークレートを作る

javaScriptができると、WEBサイトの動的な動きをデザインできたり、簡単な自動化プログラムを書くことができます。

僕が頻繁に使うのは「ブックマークレート」です。ブックマークボタンを押すだけで、JavaScriptの簡単な処理を走らせられます。例えば、よく見るサイトの言語や通貨をワンクリックで切り替えたりですかね。僕自身、多言語WEBサービスのマーケターをしていて、1日に何度も言語変更を繰り返すので、ブックマークレート1つでかなり時短に繋がっています。

他にも、Google Analyticsのイベントトラッキングあたりも、JavaScriptを使って高度な分析ができたりします(あんま使ってないけど)。

▼少し取っ掛かりにくいにくいんですが、慣れてくるとあれもこれも作業を簡略化できて楽しいですよ!

7...なんか思い出したら足します

to be conteniued...

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ノンプログラマーもプログラミングを学ぼう!

マーケターがプログラミング学ぶ最大のメリットは、エンジニアに転職して一生食っていける・・・とかじゃないです。

目の前の仕事を「自動化&時短化」できることにあります。

自分の代わりにプログラムに働かせたり、開発チームに頼むまでもない処理を自分でこなしたり、マーケターとしての施策スピードが格段に上がってきます。マーケターの仕事にも自動化&時短できる部分は多いです。自分1人でできる仕事は限られてますけど、プログラミングを活用することで2人分・3人分働ける可能性もあります。

実際のところ、日本はエンジニア不足すぎて、「ちょっとでもプログラミングができるマーケター」が全然いません。天才プログラマーとか天才マーケターと同じくらい、プログラミングができるマーケターは貴重な存在です。

あと最後に言っちゃうんですけど、ゼロからプログラミングを勉強するくらいなら、スプレッドシート(Excel)を極める方が、よっぽど仕事効率化できます。なので、次回以降のnoteで活用法を紹介して行こうかなと思います(僕はスプレッドシートでブログコンテンツ自動生成してます笑)。

少しでも記事が役に立ったら、「スキ」やコメントよろしくお願いします!




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