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コロナ下の「銀座」2021。

 コロナ下の「銀座」。|損切丸|note 以来、随分久しぶりに銀座・有楽町に行ってみた。まあ「感染者数が落ち着いている今のうちに行っておこうかな」という感じ(そういう人達も多いのかもしれない)。

 来てみて改めて思うのは、「銀座」”異次元の世界” 。電車の中も街中も ”高そうな服” に身を包み、手にはブランド物のバッグ。夜にもなればお子ちゃま達の姿はほとんどなく、おそらく丸の内、大手町あたりで働く “高給取り” の人達で溢れる。かといって六本木のようにギラギラしているわけでもなく、とても上品な佇まいだ。

 バブル期など景気の良かった時期と比べれば、金曜日の夜としてはまだまだだが、それでも昨年や今年の緊急事態宣言下と比べれば、人出は戻っている日比谷・丸の内ではイルミネーションが復活し綺麗に飾られている。

 「あ~、久しぶり!」

 ビルの高層階にある、ちょっとお洒落な ”焼鳥屋さん” で食事をしたが、お隣のテーブルは女性3人組。おそらく半年か1年ぶりで再会したのだろう。お店の席はほとんど予約で埋まっており、危うくお店に入れないところだった。随分「景気」の「気」の方は回復しているように見える。

 そして “特別” なのはその「価格」。夜景も見えていいお店ではあったが、 ”焼鳥” としてはちょっとあり得ない「高額」「貧しい日本」の中で「銀座」だけがロンドン・ニューヨーク仕様の「価格」だ。

 “米労働省が12/10発表した11月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比の上昇率が+6.8%と、1982年6月以来39年ぶりの高水準”

 ”企業間で取り引きされるモノの価格を示す企業物価指数の11月の速報値+9.0%の上昇率で、日本がバブル景気に入る1985年12月以来、35年11か月ぶりの高さ。原材料価格の上昇が主因で、比較可能な1981年以降で最大”

 最近国内外で「インフレ」に関するニュースを目にする事が多くなった。身近に感じられない人もいるかもしれないが、「銀座」に来ると実感する「景気」「マーケット」というと「全体」を示しているかのようだが、それは「人数」ではなく「お金」の量に依る。おそらく10%に満たない「お金持ちリーグ」の動向が「マーケット」であり「景気」の主流だ。

 マーケットの「全体」 ≓「お金」の70~80% ≠「人口」の70~80%

 「損切丸」投資の前提として 「お金のマニュアル」 -損をしないコツ- 其ノ6 お金持ちの理屈|損切丸|note を推すのはそのため。

 「日経平均がいくら上がっても経済の実態とかけ離れている」

 ごもっともな意見でおそらく間違ってはいない。ただ「株」等マーケットの商品に「投資」するなら、日本なら「銀座」「渋谷」「新宿」等、海外ならロンドン、ニューヨークに代表される主要都市の動向を把握するのがおそらく “正解” 「お金」も集中しているし「賃上げ」も先に起きる。残念ながら60%に上る国内の赤字企業は「賃上げ」にはほとんど貢献できない

 だが「投資」に関しては「お金持ちリーグ」に入っていない事を悲観する必要は無い。要はそういう理屈を理解して取り組んでいるか、である。

 「銀座」でしょっちゅう飲み食いするような “御仁” が「全体」をどう感じているか、それがマーケットの行方を決める「銀座」の食事代が上がって自分の「お金」の価値が減じるのを “ヒシヒシ” 感じるからこそ、株や不動産に「投資」しようという動機付けにもなる。ましてはおろか、ドルポンド豪ドル等の外貨でさえ「実質マイナス金利」なら尚更だ。

 「銀座」とマーケットを無理矢理こじつけるような note. になってしまい恐縮だが、決して ”市場調査” だけが目的で出向く訳ではない(苦笑)。たまには違った所に出掛けて行くのはいいものだ。幸いにも日本では感染が収まっており、長く会っていなかった友人、家族と久しぶりに会食するのも悪くない”リベンジ消費” ではないが、年に1,2回なら「銀座」はお勧め独特な雰囲気があり、好きな街の1つである。

 日本に限らず主要都市とその他で「賃金上昇」に時間差が生じるのは常「インフレ」にサラリーが追い付くまでタイムラグが出そうだが、世界中で「人手不足」が起きているのは現実であり、日本ももうしばらくの辛抱だ。おそらく*「円安」が海外からの「日本買い」を早めるだろう。

 *金融庁も取り組んでいるが、「英語」等の障害をクリアできれば「円安」などコスト面から外資がアジアの金融ハブを香港やシンガポールから東京へ戻す動きも期待できる。熊本の半導体工場のように、経産省主導の「経済安全保障」海外に移転した工場を国内に戻す動きが加速すれば、当然日本でも人手が必要になる「賃金上昇」の起爆剤になるはずだ。

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