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「損切丸」ー 金利編

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かつて「金利」を専門としていた「損切丸」がマーケットでの専門知識を生かして書いたnote。
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2022年12月の記事一覧

立ちはだかる「金利の壁」。- 世界経済は何%まで耐えられるのか。

 バタバタと売買いが繰り返される中、気が付くと結構国債の金利が上がっている。ドイツは@2.…

損切丸
1年前
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一味違うクリスマス2022。

 今年も無事(?)クリスマスが終わったが、2022年のそれはどこか情景が違って見えた。皆さん…

損切丸
1年前
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粘着質なアメリカ経済の「需要」「インフレ」 vs 「ゼロ金利」の泥沼にはまり込む中国…

 昨日(12/23)のPCE、新築一戸建て住宅販売 ↑ を見て、いつものことながら改めてアメリカ…

損切丸
1年前
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日本人にとっての「最適投資」2023。- 円金利上昇で狭まる選択肢。

 日本人にとっての「最適投資」は...。 ー 2022年に儲かったのは誰?|損切丸|note から…

損切丸
1年前
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「黄門様」はもういらない。

 「選挙と金融政策だけはウソをついてもいい」  筆者が駆出しの頃、マーケットではこう嘯か…

損切丸
1年前
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ようやく終わる ”狂気のバズーカ時代” → 本格化する世界の「QT」(量的引締)。

 「損切丸」もよもやこのタイミングは予期していなかったが、*FXも株も完全に虚を突かれた。…

損切丸
1年前
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中国経済失速に脅える ”デフォルト予備軍” -「資金繰り危機」は突然訪れる。

 ↑ 標題添付の「セディ」、どこの通貨かお判りだろうか。筆者も知らなかったがアフリカ・ガーナの法定通貨だ。FXで1ドル=@15セディに急騰(セディ安)から@10割れに戻ったと安心していたら、あっという間に「デフォルト」。もしFXで手張りしていれば、まさに「天国と地獄」。  おそらくセディ急回復はIMFによる救済が主因だが、1週間も経たないうちに暗転。まあ55億ドル≓7,500億円程度の債務で国外で被害に遭うのはその58%程度なので世界経済を揺るがすことはないと思うが、これだ

やっと動き出す ”低金利の巨人” 。- アルゼンチンの二の舞を避けるために。

 先週末(12/17土)にこの報が出てビックリした市場関係者が多かったかもしれない。「増税」…

損切丸
1年前
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「逆鞘」の金利市場をどう生き抜くのか。- 「安定収益」を失う銀行。 

 「逆イールド」は苦しみのサイン。- 一方的「金利上昇相場」からの大転換。|損切丸|note…

損切丸
1年前
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FRBの "本音" 。マーケットの "願望" 。

 前稿.「米国債」と「米株価」、どっちが正しいの? Ⅲ - 米CPIの中味。|損切丸|note …

損切丸
1年前
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「米国債」と「米株価」、どっちが正しいの? Ⅲ - 米CPIの中味。

  続・「米国債」と「米株価」、どっちが正しいの? - 今回のパウエル発言は "とても大事" …

損切丸
1年前
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「逆イールド」はつらいよ...。- 一方的「金利上昇相場」からの大転換。

 前稿.常に必要な ”ブーム” ”バブル” - 1番困るのはマーケットが動かない事。|損切…

損切丸
1年前
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常に必要な ”ブーム” ”バブル” - 1番困るのはマーケットが動かない事。

 「今度は1周回ってまた中国株か...。」  「損切丸」を時系列で整理してみた。|損切丸|no…

損切丸
1年前
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続・アメリカの需要は本当に弱まっているのか? - 中古車、木材、エネルギー、etc., etc.

 アメリカの需要は本当に弱まっているのか? - 裏で進行する「脱炭素戦争」。|損切丸|note の続編。  マーケットはどうしても雇用統計やCPIなど代表的な指標を追ってしまう習性があるが、実はどちらも遅効性指標。「将来価値」を取引する株やFXでは思ったより役に立たない。 ”確定した事実” を伝える傾向のあるメディアの報道が ”市場動向ありきの後付け" になってしまうのもそのせい。  今回注目したのはアメリカの中古車市場。  2021年4月 今度は中古車価格が上昇中?