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Udemy版聞き方セミナー、審査プロセスへ

今年初めから作業を続けてきた「聞き方セミナー」のUdemy化。本編動画32本と21ページのレジュメ、トップ動画やサイトテキストなどを準備して、今日やっと審査プロセスへ進むことができた。

今までは東京・大阪など限られた地域でしか開催していなかったけれど、オンラインなら世界中のどこからでもアクセスできる。動画やレジュメを使ったオンデマンド教材なら、好きな時間に好きなペースで聞き方が学べる。

最初はコロナ禍が収まるのを待ってリアルなセミナーを開催するか迷った。でもどうもすぐには難しい。「これはもう方法を進化させないといけない」とコンテンツを改めて構築し直すことにした。この決断は良かったと思う。

何しろ設計から完成まで数カ月かかってしまったのだから。

【2021/07/22追記】審査に通ってオープンした記事はこちら


10年来の「聞き方」を6つのStepに分割

自分がオリジナルで「聞き方」を考えたきっかけは、これまで言われてきた「共感・寄り添い」という傾聴の方法が全く掴めなかったからだった。

相手に寄り添うのが大切なのは分かる。相手のことを考えて、話を聞かなければいけないのも分かる。ただ気持ちだけを整えて会話がうまくいくわけではなく、何かを実践しなければいけない。その答えがずっと見つからなかったので、自分で結論づけたのがこの「聞き方」だった。

メソッドはおかげさまで電子書籍になり、1万8000ダウンロードを超え、2020年4月には本屋に並ぶ書籍としても上梓できた。自分自身が仕事でもプライベートでも使ってきたというのも大きな保証になると思う。

ただし、これを動画に組み直すとなると勝手が違った。

最初は「対面でやっていたセミナーの内容を、そのまま移植すればいけるんじゃないか」と考えた。甘かった。

視聴した人が誰でも「なるほど」と分かるようなロジックを小さな段から積み上げて、ちゃんとゴールに到達しなければいけない。話し言葉ならその場の雰囲気やアドリブのようなもので補完していたことを全部形にして、動画に直して、制作しなければいけない。ぬおお。

そしてみんな人対人のセミナーよりも時間にシビアになる。自分語りや過ぎた枝葉の部分は不要だ。ザクザク削除して筋肉質のコンテンツにしなければいけない。

アウトラインから書き起こして、以下の6つのStepを辿ることに決めた。

Step1 /他の聞き方や傾聴と違う点
Step2 /マインドセット
Step3 /めざす「聞き上手」の姿はコレ!
Step4 /「聞き上手」になれない原因と対策
Step5-1 /現場で使う会話の 3 つの極意
Step5-2 /違い・謎の見つけ方
Step6 /便利な豆知識

さらにUdemyでの最適化を図るために11のセクション分けをした。セクションのガイドやまとめなども挟んで動画は計32本。

セクション1:はじめに
・コース受講前のガイドとお願い
セクション2:なぜ「聞き方」を学ぶとよいのか
・「聞き方」を学ぶべき3つの理由
・講師 丘村奈央子の紹介
セクション3:この講座で学べること・全体像
・「聞き上手」への6つのStep
セクション4:Step1/他の聞き方や傾聴と違う点
・従来とはここが違う、3つのポイント
セクション5:Step2/マインドセット
・法則や概念はなし/性格も関係ない
セクション6:Step3/めざす「聞き上手」の姿はコレ!
・①実はみんな「聞き上手」を体験済み
・②会話には守るべき順番がある
・③話し手になったとき敏感な点を知る
・④土台さえあれば大丈夫
セクション7:Step4/「聞き上手」になれない原因と対策
・関心を持てない理由は2つある
・苦手な人を相手にするときの対策①
・苦手な人を相手にするときの対策②
・会話が続かないときの対策①
・会話が続かないときの対策②
セクション8:Step5-1/現場で使う会話の3つの極意
・①時間を区切る
・②違い・謎を見つける
・③否定・討論をしない
セクション9:Step5-2/違い・謎の見つけ方
・違い・謎は会話の2カ所で発生する
・会話始まりの違い・謎/解説
・会話始まりの違い・謎/ワーク
・会話中の違い・謎/解説
・会話中の違い・謎/ワーク
セクション10:「聞き上手」になるメソッドまとめ
・ステップ全体の復習と最後の【仕上げ】
セクション11:Step6/便利な豆知識
・余裕ができたらでOK、聞き方5選

春先からちまちまと作業を続けて、ようやく完成にこぎ着けた。

7月末から公開、する予定

Udemyは誰でもコースを作成できる代わり、その品質や内容は何度かチェックする仕組みになっている。

まず画質や音質がクリアできているかどうかのビデオチェックがある。スライドの文字が小さすぎたり音質が悪すぎたりする場合は、再度修正したテスト用動画を提出してOKをもらう必要がある。

コースを完成させて動画やレジュメをアップロードした後は、コース全体の審査がある。提出してまもなく返事は来たものの「ここを直してください」という指摘があったので、それはすぐに対応した。現在、再提出中。

そこをパスしたら晴れてコース公開となる。

まず過去の聞き方セミナーを受講してくださった方にお知らせして(特別クーポンも発行したい)、数日空けて全体へアナウンスする予定だ。

無事に公開できたら、またSNSやnoteでお知らせしようと思う。気になる人は常駐の案内となる聞き方公式サイトもチェックしてほしい。




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