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言葉をつむぐ

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丘村コラムです。
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#美術館

千葉市美術館 「「前衛」写真の精神:なんでもないものの変容 瀧口修造・阿部展也・…

ちょうど千葉にいる親戚宅に用事ができたので、千葉市美術館の企画展を見てきた。 自分が写真…

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何とか1年で、学芸員資格取得の単位を取れた話

全くの興味から異分野にチャレンジした。 仕事で使うわけではないのに「学芸員資格を取ろう!…

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東京国立博物館で「国宝展」を観る

2022年10月下旬、東京国立博物館の「国宝展」を観に行った。正式名称を調べたら「東京国立博物…

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私が体験した学芸員スクーリング

4月から、大学の通信課程で学芸員資格を取るための勉強をしています。通信課程でも必ず受けな…

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神奈川県立近代美術館 鎌倉別館へ行く

神奈川県立近代美術館 鎌倉別館へ行った。今大河ドラマで話題の鎌倉、鶴岡八幡宮の隣に位置し…

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【Anchor/stand.fm】好きな美術館・博物館8選+α/音声配信コラボ収録

毎月恒例、大阪在住・ワンダフルボーイズのサックス/フルート奏者、林未来彦さんとの月1コラ…

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茅ヶ崎市美術館『浜田知明 アイロニーとユーモア』を見に行く

名前はちゃんと覚えていなかった。でも代表作といわれる《初年兵哀歌(歩哨)》は見たことがある。版画家、彫刻家ということもほとんど知らずに「近くでやっているなら」と茅ヶ崎市美術館『浜田知明 アイロニーとユーモア』を見に行った。 おお、そんなご縁があるのか。 おじいちゃんと同い年だ展示の冒頭からおそらく最も有名であろう『初年兵哀歌』シリーズを見ることができる。自身が従軍した中国戦線の経験で触れたもの、経験したことがどこかユーモラスな描写で銅版画になっている。 というか、ある程

東京国立近代美術館『民藝の100年』を見に行く

言葉だけなら「民藝」はよく聞いている。どんなものかも何となくイメージがある。それは「何と…

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SOMPO美術館『川瀬巴水 旅と郷愁の風景』を見に行く

大正から昭和にかけて活動した版画家・川瀬巴水の回顧展。浮世絵版画が衰退しそうだった時期に…

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平塚市美術館『物語る 遠藤彰子展』『The Gift』を見に行く

久々に美術館へ行った。コロナ禍になって何となく「まだかな」と思っていたけれど、ワクチンを…

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茅ヶ崎市美術館の「桑久保徹」展へ行く

都心に出るのは難しいけれど、比較的近所にある茅ヶ崎市美術館なら行きやすい。2月7日まで開催…

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茅ヶ崎市美術館で版画を観る 学芸員さんに聞くとさらに楽しい

2/3(日)まで開催の「開館20周年記念-版の美Ⅲ-現代版画の可能性」を観に行く。JR茅ヶ崎駅…

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富山市郷土博物館と佐藤記念美術館へ行く

富山城址公園に建てられている富山城天守閣。この中にあるのが富山市郷土博物館で、富山の歴史…

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東京都写真美術館で、やっと自分の嗜好がわかった

目黒で打ち合わせがあったので、隣の恵比寿にある東京都写真美術館へ行った。実は初めて。今日の展示は3つ、写真誕生期と11人の写真家の作品を並べた『建築×写真』、新進作家5人による『小さいながらもたしかなこと』、活動45年を迎えた『マイケル・ケンナ写真展』。 最近は背景をぼかして撮るふわふわ写真が流行っているけれど、建築とマイケル・ケンナの写真のほとんどはモノクロで、全画面でピントが合っているものだった。特に建築物の全体にピントが合うと、ものの質感まできっちり写し込まれる。