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結婚式アプリで30万ゲットした後、実際に式場に導入した時の話

▲「婚タクト」というサービス
2015-2016まで運用したのですが、よくわからなかったのでやめたサービスの1つです。
当時はまだ大学生でした。
このサービスで30万円をゲットしたものの、導入や継続開発でいろいろ困ったので、話をまとめます。

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▲ サービスのコンセプト
・ 招待状に印刷された「QRコード」をアプリで読み取ると、出欠をスマホで登録できる。
・ 新郎新婦は出欠情報を簡単に確認でき、スピーチや余興を依頼した相手とアプリ上で打ち合わせしたり、友人との思い出の写真を集めたりすることも可能。
・ 参加者は式のプログラムや席順を事前に知ることができ、式後に写真を全員で共有できる。

という感じで、招待状を電子化しつつ、写真を共有するというのが主な機能でした。

もともとアプリコンテスト向けに作った
・ 「e-ZUKAスマートフォンアプリコンテスト」に、なにか応募したく最初はアイデアソンから始まりました。
女の子1名男の子4人でアイデアソンをして、 確かテーマがいろいろあったが「人を幸せにするなにか」というテーマで、女の子もいたせいか結婚式サービスについてたくさん盛り上がりました。

でたアイデアの一例

・ 招待状を送るなんてナンセンスなのでは?
・ 電子化すれば出欠管理も楽になるのでは?
・ 最近のスマホのカメラは画質が良いので、友人に撮ってもらった写真を気軽にみんなにシェアしたい
・ 席次表やプログラムなどもスマホやタブレットで確認できたら便利かも?
結婚式をカウントダウンしてみんなで盛り上げたい!

など、アイデアが出たので、これをいい感じにまとめました。

実際に制作する
・ 最初はコンテストに出すためのモチベーションで、機能よりもデザインとスピードを重視。
・ 突貫で作り上げ、コンテストに出すと、なんとこれが最優秀グランプリを含む3冠を獲得。

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だいたいこれを製作するのに、2~3ヶ月ほど。チャット部分などは、間に合わずにあたかもチャットしているかのように実装しました。

◯ 賞金30万円をゲットする
・ これをAWSなどに投資し、次のステップとして、実際に結婚式に導入を図ろうと意気込みました。

▲  継続開発を進める
・ 仲間を再編成し、やる気のあるチームを作りました。
・ 先輩の知り合いや友人が、結婚するという情報を手に入れ、データ入力などはこちらが全て受けもつ形で導入しました。
結婚式導入をモチベーションに開発を進めました。

▲ その間の構想や夢
・ 結婚式のプランナーなどに話を進めて、導入をしてもらえばいいのでは?
・ 結婚式場に設置してもらって普及させる?
・ twitterなどのバズから広める?
など、構想が進みましたが、実際にはどれも行動できずに、結婚式に押し売る形でした。

▲ 困ったことや反省
メンバーの結婚式経験が足りなすぎて 若干のモヤモヤを持ちつつ進んでしまいました。(大学生なので誰も当事者になってなかった)
・ 結婚した人の意見を周りの人に聞くということもしたのですが、メンバーの年代的に周りにも結婚した人が少なすぎて成果なしだった。
・ ハッカソンや、結婚式導入など目標はあったが、みんな大学生のためそのまで進まないし、モチベーションもなかなか上がりませんでした。
・ なるべく短期、中期、長期的な目標をちらつかせて煽るも、けっこううまくいかなかったです
・ データ入力などの雑用は誰もやりたがらない。それはまあ当然ですよね
・ 「婚タクト」というシャレを狙ったアプリは、変換しにくく検索も容易ではありませんでした。
・ 「友人に撮ってもらった写真を気軽にシェアをアプリで」とありますが、LINEでグループ作ってシェアしたらよくね?というところもあり、そもそもグループ作るのにハードルがありました。
・ モチベーションをとる人(私)がもう少し、ぐいぐいしてよかったなぁと

▲ 実績として得られたもの
実際に3つの結婚式に導入したという実績を残せました
・ 私だけかもしれないが、エンジニアはモノは作れるが、どう回したらいいのかや、プレスを打つなどにも興味はなかなかわきづらいというのがわかりました。

 学生生活とニート時代を削ったこのプロダクトは、静かに幕を閉じました。

▲ 次回
・ 他にも1.3kDLを記録したアプリの話
出会い系アプリを作っている話
など、温めているのでもしよければ、「はてブ」「フォロー」などお願いします。 


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