見出し画像

生きていくための原動力はなんだろう

瞳を閉じればあなたが
まぶたの裏にいることで
どれほど強くなれたでしょう
あなたにとって私もそうでありたい

レミオロメン 3月9日 より
作詞 藤巻亮太
SPEEDSTAR RECORDS/浮雲レーベル 2004年

 細々とではありますが、ウクレレのレッスンに通い続けています。
 忙しい日が続くと、ウクレレに触らない日が続き、空いた時間にカラオケボックスに2時間ほど籠って練習をするという、上達するためにはあまり望ましい方法ではないのですが、楽しく続けています。

 ここ数ヶ月は、Superflyの愛をこめて花束をが、課題曲でした。
 それがちゃんと弾けるようになったわけではないのですが、「あとは練習を重ねるのみですね~」の段階に入ってしまったので、先生と相談をして次の課題曲を選ぶことになりました。
 いままでは、色々なコードやリズム、技術を覚えることで精いっぱいで、ウクレレを弾きながら歌を歌うことまでは手が回りませんでしたが、今回は、「コードやリズムは簡単でいいので、口ずさみながら弾ける曲がやりたいです!」と、リクエストをしてみました。
 それに応えて先生が「せっかく、この時期なので」と選んでくださった曲がレミオロメンの3月9日です。

 最初タイトルを聞いたときはピンとこなかったのですが、曲を聞いてみると聞いたことがある曲でした。
 そんな程度の前知識だったので、当然どんな歌詞かは知りませんでした。
 公式動画で曲を流しながら、歌詞検索サイトで歌詞を読んでみました。
 最近は卒業式で歌われる曲らしいのですが、元々は作者が友人の結婚のために作った曲とのことです。
 ありふれた日常のありふれた景色、それを二人で分かち合えることが、それがこの先続くことが、どれだけ幸せなことであるか。そんなことが優しく歌われているように感じました。

 冒頭の歌詞は、その曲からの一節です。
 人は独りでは生きていけない。
 だれかに支えられ、誰かに助けられ、ときに誰かに迷惑をかけながら、どうにかこうにか生きている。そんな存在だと私は思います。
 一方で、誰かを支えることで、誰かに手を差し伸べることで、誰かのためを思うことで、それらが自分自身の生活や人生の原動力になることも多々あると思います。
 両方の意味で「人は独りでは生きていけない」のかもしれません。
 瞳を閉じたときにまぶたの裏にいる『あなた』そんな人が居てくれるから、人は生きていく強さを持てるのではないか。
 この一節だけではなく歌詞全体を通して、そのようなことを考えました。
 そして、私がだれかにとってそのような存在であれば、これほど幸せなことはないな、とも。


 生きていくための原動力はなんだろう
 他者を支えてばかりだったり、他者に助けてもらうことを躊躇してしまったり。
 自分のことより他者を優先してしまう方。
 そんな人に寄り添える人でありたいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?