見出し画像

【🇩🇪 ベルリン#1】東西ドイツの壁は想像よりかなり薄めだった!

午前中に念願だったポツダムを観光し、ベルリンへ戻ります。午後の残り時間を利用してベルリンの壁が多く残り、しっかり観光スポットとして定着しているイースト・サイド・ギャラリーへ向かったのですが、電車で移動中にちょっとした、いや、そこそこのトラブルが(汗

大晦日ということで、ベルリンへ向かう車内はロケット花火や爆竹をしこたま詰め込んだバックをもった若者が多く、夜が楽しみでもあり恐怖にも感じました(苦笑 ベルリンの壁が崩壊したのは 1989年、主権的にも東西ドイツが統一されたのは1990年。それまで30年近く、東西ドイツには長い壁が立ちはだかっていました。ただその壁は想像よりかなり薄かったんですよ。


Potsdam Hbf

悲願だったツェツィーリエンホーフ宮殿を訪れることが出来て、テンションが高ぶったままベルリンに向かう電車に乗ります。ベルリンでは東西ドイツ統一により崩壊したベルリンの壁を観たいのですが、今ではウォールアートの観光スポットとしても人気があるみたいですね。

Berlin Ostkreuz

ベルリンの壁が残るイーストサイドギャラリー近くのWarschauer Straβe(最寄り駅)へは一度電車を乗り継ぐ必要があるのですが、Ostkreuz(乗り換え駅)手前で乗っていたRE1が緊急停車。何があったのか全く判りませんでしたが、周囲で「どうする? SバーンかUバーンに乗り換える?」的な会話をしているような声が聞こえたので、これは当分動かなそうだと判断。Sバーンに乗り換えて無事 Ostkreuz まで辿り着くことができました。

ところが今度は乗り換える予定の Warschauer Straβe へ向かう電車が動いていません(泣 やむを得ず Ostkreuz から 20分以上かけてイーストサイドギャラリーまで歩いたのでした(苦


East Side Gallery

良かったぁ、ウォールアートは日没前に写真に収めたかったのでひと安心、なんとか明るいうちにイーストサイドギャラリーに到着出来ました。大晦日ということもあって若者を中心に結構賑わっていましたが、ここでもカウントダウンのイベントがあるのかしら?

East Side Gallery

おおっ、ウィーンまで足を運んで鑑賞したクリムト作品も描かれているではありませんか。芸術的なものも風刺画的なものもあってかなり楽しめます。

East Side Gallery

Berliner Mauer というのがドイツ語の「ベルリンの壁」なんですね。この記事のカバー画像はイーストサイドギャラリーでも一番人気の画で、「兄弟のキス」とか「独裁者のキス」と呼ばれているブレジネフ書記長とホーネッカー書記長のキスシーンです。


Berlin wall

ところどころ壁が途切れている部分があって、その厚みが判ります。想像していたよりもかなり薄めだったんですね。もっと分厚くて頑丈なものかと思っていました(苦笑

Berlin wall

こちらはゴルビー(ゴルバチョフ書記長)ですね。手にしているのはハンドルかと思ったらソビエト連邦の国旗にあしらわれていた金槌と鎌でした(汗 ここもなかなかの人気がありますが、落書きはちゃんとは読んでいません(汗

Berlin wall

このような途切れた場所で、壁を挟んで写真を撮るカップルが多いですね。東西ドイツ統一後も経済格差があるのが実状で、2020年に統一30年を迎えた式典がポツダムで開催される中、東ドイツで育ったメルケル首相が「私たちを強くしているのは多様性だ」と語ったのは記憶に新しいですね。


Uferweg

イーストサイドギャラリーはシュプレー川沿いにあるので、地元の人も多く集まる憩いの場にもなっています。大型モニタは年越しイベント用の特設かと思いますが、その奥の橋は Oberbaumbrücke(オーバーバウム橋)で、ランドマーク的存在です。

ベルリンの壁が崩壊する前は東西ドイツを隔てていた橋で、下層が道路橋、上層が鉄道橋になっています。

Berlin Ostbahnhof

さて、歩き疲れたのでホテルに戻りましょう。Ostbahnhof (ベルリン東駅)から乗って中央駅までは Sバーンで5つ目です。

車内は結構混んでいて、花火をたんまり詰め込んだ袋を抱えた若者が多数乗車していました。今夜は盛大に盛り上がるんだろうなぁ。


IntercityHotel Berlin Hauptbahnhof

中央駅から徒歩数分の Intercity Hotel がベルリンの宿でした。真っ赤なベアーがお迎えしてくれます。ホテルのシンボルにもなっているみたいですね。ベルリンの紋章には熊が描かれていますが、赤くはないです(笑

IntercityHotel Berlin Hauptbahnhof

この Intercity Hotel、宿泊すると滞在期間中利用可能なベルリンおよび近郊都市での鉄道、バス、トラムが乗り放題のクーポンが貰えます。これ、バス移動を駆使したポツダムでも使えたんです。おかげで切符購入の心配なく電車やバスが利用できたのは本当に助かりました。もう感謝しかないです。

IntercityHotel Berlin Hauptbahnhof

大晦日の夕食も買ってきたものをホテルでいただきます(苦笑 まだ日付は変わっていませんが、ホテルの外(中央駅の駅前広場)から賑やかな声が聞こえ始めました(笑


  • East Side Gallery

East Side Gallery (stiftung-berliner-mauer.de)

stiftung-berliner-mauer.de
  • Berlin wall

ベルリンの壁とは?歴史や崩壊の理由、現在の状況まで - SDGsメディア『Spaceship Earth(スペースシップ・アース)』

spaceship earth
  • IntercityHotel Berlin Hauptbahnhof

IntercityHotel Berlin Hauptbahnhof | H Rewards

IntercityHotel

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?