【香川県:小豆島】瀬戸内国際芸術祭の作品はまだまだ色褪せてなかった!
直島を訪れた時にいつかは小豆島にも足を運ばないとなぁと考えていました。リタイアまでもう数年ありますので基本は週末旅ですが、一泊二日でも充分に瀬戸内国際芸術祭の作品を楽しむことができました。多くは高松から入る方が多いかと思いますが、前泊で今回は神戸に飛んで、フェリーで小豆島を往復しました。明石海峡大橋の下を朝と夜に潜りましたが、それぞれの顔を楽しめて大満足でした!
羽田空港:年末の羽田駐車場はヒヤヒヤものです
仕事納めの日、職場から羽田空港へ直行です。年末年始の休暇に入る時期ということもあって駐車場が満車になっていないか心配でしたが、なんとか車を停めることができました。今回はANAで神戸へ向かうので第2ターミナルです。
神戸空港駅:ポートライナーは久しぶりやなぁ
夜10時頃に神戸空港に到着しました。神戸に降りたのは初めてですね。新幹線と選択を迷う距離感ですが、まだ利用したことのない空港へ降りてみたかったことと、神戸港から小豆島へフェリーが出ているということで空港近くに前泊です。
神戸港:三宮手前で前泊して、翌朝神戸港まで歩きます
昨夜はポートライナーの貿易センター駅付近に泊まりました。ちなみにサンルートソプラ神戸さんです。ジャンボフェリーあおいに乗船するため、早朝から神戸港まで歩きます。ちなみにここは全長187.1mしかない日本一短い国道です。
ジャンボフェリーあおい:瀬戸内海の色彩をイメージ
神戸港に着きました。もうあおいが停泊して、車両の乗船待ちに長蛇の列が出来ていましたね。船体は2022年に投入されたものなのでまだまだ新しいですね。では左手のフェリーターミナルに向かいます。
神戸メリケンパーク:横浜とは違った魅力に溢れる街
ジャンボフェリーあおいに乗船して、朝8:30に小豆島へ出発です。神戸港を出港してすぐに最も神戸らしい景色、メリケンパークが見えてきます。横浜とはまた違った魅力がありますよね。ポートタワーの美しさが際立っているように思います。
明石海峡大橋(朝):真下を通過する時はデッキに出てみよう!
明石海峡大橋に近づくとアナウンスで教えてくれます。多くの乗客が展望デッキに昇って橋の真下を通過する様子を撮影しています。もちろん私も楽しみしにしておりました。明石海峡大橋は吊り橋としては全長3,911mと世界最長だったのですが、2022年にトルコで 2,23m のチャナッカレ1915が開通したため第二位となりました。
UDONふねピッピ:フェリーあおいでうどんを食べよう!
船内のうどん屋さん「ふねピッピ」は、開店時間前から食券の自販機前に長蛇の列ができるくらいの人気店です。小豆島へは11:40到着予定で、ふねピッピの営業時間は 9:00-10:20 です。少し時間をずらしても列はなかなか短くならないのですが、そこそこ回転は良くお出汁が美味しかったです。
坂手港:神戸から2時間40分、田ノ浦半島の坂手港に到着です!
ジャンボフェリーあおいは神戸ー高松を結んでいて、小豆島へは田ノ浦半島の坂手港に寄港します。高松からは土庄港へのOlive Lineが就航していますが、坂手港は古くから高松 - 阪神航路の客船の寄港地となっていたようです。
坂手港に到着するとすぐに瀬戸内国際芸術祭の作品が出迎えてくれます。坂手港のシンボル・モニュメントになっているスター・アンガーです。夜間にはライトアップもされていたようです。坂手港でレンタカーを借りたのですが、坂手港付近はレンタカー屋さんが少ないので早めの予約がお勧めです。
大きな曲面のある小屋:醤の郷にある公共トイレがおしゃれだった!
坂手港からも醤の郷正金醤油諸味蔵方面に車を走らせ、駐車場に車を停めるとすぐ目の前に芸術祭作品でもある大きな曲面のある小屋(公衆トイレ)がありました。せっかくですので利用させていただきました。
オリーブのリーゼント:番長!横浜から会いに来ました。
横浜市民からすればリーゼントといえば番長!もちろんベイスターズのユニフォームとI☆YOKOHAMAのマフラータオルを持ってきて一緒に写真も撮りました。今年は期待のルーキーも加わって楽しみですね。
リーゼントのオブジェの向かいの石井さん宅の納屋でリーゼントのかつらを借りることができます。写真映えするのでぜひこちらでかつらを借りてくださいね。黒板はメッセージボードになっていて、来訪者がコメントを残しています。我々も書いてきました。
ヤマサン醤油直売所向かいの駐車場まで戻ってきました。芸術祭の作品ではなさそうですが、面白いものがあったのでパチリと。ネットで「神兎」で検索しても全然引っかからないなぁ。いつも置いてあるわけではないのかな?
なかぶ庵:生そうめんが食べられる人気店!
オリーブのリーゼントからも近い場所に生そうめんで評判のなかぶ庵があります。人気店らしいので公式サイトでもお勧めしているので出発前に予約しておきました。ここではそうめん延ばしの体験もできるらしいよ。
せっかくですので普通の生そうめんとオリーブ生そうめんを頼んでシェアしました。ちょっと太めでモチモチ感のあるそうめんはのど越しもいいですね。ここでしか味わえなさそうなので是非足を運んで欲しいですね。ごちそうさまでした!
船物語:三都半島神浦地区、見逃してしまいそうだぁ!
こちらも芸術祭の作品で、使われなくなった漁船を使って作られた作品らしい。休憩所っぽい感じでも利用されているらしいです。ウルトラダイダラボウを目指していたらすぐ手前にありました。見逃してしまいそう(苦笑
ウルトラダイダラボウ:神ノ浦を見下ろすように佇んでいます
高さ10m, 長さは20mくらいあるので見逃すことはないですね。邪魔にならないように路肩に車を停めます。小豆島の中でも気になっていた作品の一つでした。うん、なかなか迫力がありますね。
背中側に回ってみると神ノ浦を見下ろすように佇んでいるのがわかります。何を考えながら海を見ているんでしょうかねぇ、哀愁が漂っていていいですね。
ヒトクサヤドカリ:家屋を背負った巨大なヤドカリは必見だ!
ウルトラダイダラボウからもう一つのお目当て作品へ。三都半島の西側に出てヒトクサヤドカリにやってきました。カフェはまひるがおの前から斜面をひたすら登っていきます。
高さ2mくらいの木彫りのヤドカリが、貝殻の代わりに民家へお尻を突っ込んで住み着いてしまったかのようです。ダイダラウルトラボウと合わせてぜひ見て欲しいですね。
天使の散歩道:エンジェルロードへ干潮時間に合わせて来たのにぃ!
エンジェルロードの駐車場。テレビドラマや映画のロケ地にもなるなど、人気の観光スポットですね。潮の満ち干きで砂の道が現れたり消えたりします。大切な人と手を繋いで渡ると願いが叶うと言われています。
エンジェルロード手前の約束の丘展望台に登ると「幸せの鐘」があります。エンジェルロードを背景に鐘をならすのも…ちょっと恥ずかしいですね(苦笑
私のnoteのカバー写真にも使っていますが、ちゃんと干潮時間に合わせて訪れたにもかかわらず、潮が引き切らずエンジェルロードが現れませんでした。まあ夕陽が綺麗だったから明日の朝リベンジしますか。
土庄港:香川県が管理する土庄港は高松との玄関口
宿は土庄港近くのオーキドホテルに宿泊しました。チェックアウトする前に土庄港周辺を朝の散歩です。港にも芸術祭の作品があるんですよね。
土庄港ターミナル内に世界的なファッションデザイナーのコシノジュンコさんの作品「対極の美」があります。日本の提灯の折る・畳む・重ねるという機能から着想し3D化された作品らしいです。圧巻でした。
島の名産でもあるオリーブの葉を王冠の形に仕立てた彫刻とのこと。土庄港を見渡す場所に建てられていて、金色に輝く葉には島の子供たちが寄せた海へのメッセージが刻まれています。
エンジェルロード:昨日のリベンジなるか…!
朝7時の干潮時間に合わせてリベンジに訪れました!結果は潮引き過ぎで、道幅が広くちょっとロマンチックさに欠けてしまうという結果でしたが、まあ弁天島まだ歩いて渡る目的は達成できました(苦笑
道の駅小豆島オリーブ公園:ここにはあの映えスポットがあります!
土庄港から車を走らせて道の駅小豆島オリーブ公園にやってきました。ここには小豆島といえばと言っても過言ではないあの映えスポットがあります。
まずは駐車場付近のオリーブストーリー。意外とガイドブックでも取り上げてないんですね、扉は開閉できます。
映画「魔女の宅急便」のロケセットの雑貨屋さんコリコです。営業時間は9時からなので先に記念館へ箒を借りに行きます。オリーブ記念館は 8:30 に開きます。
ギリシャ風車:記念館で箒を借りて連射モードで魔女宅写真を撮ろう!
8:30の記念館の開館時間に合わせて来たので一番乗りでした。誰もいないので思う存分箒にまたがってベストショットを狙います。老体に鞭打って何度も飛び跳ねたせいか、撮影後は少々ふくらはぎが痛くなりました(苦笑
オリーブ記念館:お土産も充実しているこちらで箒を借りられます
島の特産品オリーブ産業や歴史、オリーブオイルの特質などを資料や映像などで紹介してくれるギャラリーもあります。オリーブやハーブのグッズも多数あるのでここでお土産は揃いますね。
記念館の正面から田浦越しに瀬戸内海を見渡すことができます。オリーブ色はちゃんと回収に来てくれるので、記念にポストカードを送るのもいいですね。
美井戸神社:ビートたけしさんとヤノベケンジさんの協同作品
道の駅から坂手港方面に戻ってきましたのでこちらに寄りました。タレントのビートたけしさんと現代美術家ヤノベケンジさんが協同で制作した芸術祭作品。2013年の作品なのでもう10年経つんですね。
中山千枚田:日本の棚田百選にも選ばれた800枚の田んぼ
青々とした田んぼや水がはられているシーズンに訪れるともっと綺麗なんでしょうね。中山地区は島の中央部にあって、バスを来ているようですが車がないと厳しいですね。
農村歌舞伎:島の伝承芸能で国の有形・無形重要民俗文化財に指定
毎年5月3日に神社祭りの奉納として半日にわたり肥土山農村歌舞伎が行われます。小豆島には土庄地区と中山地区の二地区に残る農村歌舞伎が国の有形・無形重要民俗文化財に指定されています。
歌舞伎を演じるのは肥土山地域に暮らす人々で交代制で演じられているそうです。舞台前面には斜面を利用した桟敷(さじき)があって、そこに御座を敷いて弁当などを食べながら観覧しているとのこと。
うすけはれ:殿川ダムの奥地にカフェが!
中山千枚田にきたらどうしてもランチしたい予約必須の人気食堂があって、予約時間までまだ時間があったので殿川ダムの奥にある秘境中の秘境のギャラリーショップへ。こちらでコーヒーをいただきました。みんな知ってるかなぁ?超穴場だよ!
こまめ食堂:中山千枚田にきたらこまめ食堂でお昼を、予約必須です
うすけはれでコーヒーをいただき、中山体育館前に車を停めてこまめ食堂まで歩きました。予約必須で受け付けは当日の朝9:00-11:00。お店の営業時間は11:00-15:00なので希望の時間に入れないことも。営業が開始されると予約の電話にはなかなか出てもらえないので朝一番で電話を入れましょう!
メニューは棚田のおにぎり定食か小豆島オリーブバーガー、小豆島そうめんのいずれかになります。カウンターでは手作りスイーツやジュース、コーヒーなどが購入できます。長閑な景色を見ながら食べるおにぎりは最高でした。
明石海峡大橋(夜):帰路は美しい夜景とともに
中山千枚田から坂手港に戻り、レンタカーを返却して15:15発のフェリーあおいで神戸に戻ります。明石海峡大橋に差しかかるころは日もすっかり暮れて美しい夜景を彩っていました。
神戸空港:21時過ぎの羽田便で帰ります
フェリーあおいで神戸港に戻り、ポートターミナル駅まで歩いて神戸空港まで来ました。21時過ぎの羽田便で帰路に着きます。今回は神戸空港に降りてみたかったのと、フェリーあおいに乗ってみたかったのが一致した楽しい小豆島旅でした。
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