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アラン・ドロンの『太陽がいっぱい』解説・決定版!

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アラン・ドロン主演の名作映画『太陽がいっぱい』(監督:ルネ・クレマン)を徹底解説してみました。
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ツルでもガキでもわかる、アラン・ドロン主演作『太陽がいっぱい』の解説【決定版!】<中編>

ツルでもガキでもわかる、アラン・ドロン主演作『太陽がいっぱい』の解説【決定版!】<中編>



さて、前編で提示した謎を解き明かしていこう。

よっ!待ってました!

ディッキーからフィリップへの名前の変更、そしてNYからSFへの場所の変更…

名匠ルネ・クレマンが仕込んだ「神と子と天使」の愛憎物語の仕掛けを説明するよ。

そもそもパトリシア・ハイスミスの原作自体もそうなんだけど、この頃の小説は聖書をストレートに題材にしたものが多い。今みたいに情報があふれている時代じゃないから、訴えたい

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ツルでもガキでもわかる、アラン・ドロン主演作『太陽がいっぱい』の解説【決定版!】

ツルでもガキでもわかる、アラン・ドロン主演作『太陽がいっぱい』の解説【決定版!】



まいど!ワイは鶴や!ツルヤナンボクや!

ええじゃろうだよ!

やあ、君たち。今回はアラン・ドロンの代表作『太陽がいっぱい』の話だ。

アラン…ドロン…?誰?

ええじゃろはんはガキやさかい、アラン・ドロン知らんのやな。

アラン・ドロンちゅうのは、1960年代から80年代にかけて一世を風靡した元祖イケメン俳優や。当時の日本での人気は、ほんまドエライもんやったで。全盛期のキムタクとヨン様を足し

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