シェア
Nao
2021年11月12日 21:40
本当はパーンと突きつけてやりたかった退職願なのになぜか震える手で嫌いな上司に提出して、真っ暗の帰り道をめそめそ泣きながら歩いた。我ながら自分のかっこわるさにがっかりしつつ、かっこよくない自分を受け入れられない自分にも嫌気がさす。気温11度の11月の夜道には、先で待つ冬が黒く影を落としていた。あぁ。泣いても、なんで泣いたのかが自分でもわからない。このところずっとそうだ。将来へ