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「生涯子供なし」について受けた取材が記事になり世に出ました。

今年の1月、Twitterで「#生涯子供なし」という言葉がトレンド入りしていた。

それを見た時「私のことだ」と思ったし(47歳で独身子供がいないので)、絶対批判されているに違いないと思って、クリックするのをためらった。

でも好奇心に負けてクリックしてみたら、「私はそもそも子供を産む気はない」とか「こんな日本に子供を産みたいと思わない」とか、想像とは違う内容のツイートが並んでいて驚いた。

なので、その件をツイートしたりnoteに書いた。

私は子供を欲しいと思っていた。
というより「私もいつか子供を産むんだろう」と漠然と思っていた、という方が正しいかもしれない。

「子供を持ちたいか、持ちたくないか」とか「この日本で子供を産んで幸せになれるのか」なんて考えたこともないし、「仕事を続けたいから子供は産みたくない」と思うほど仕事に情熱を傾けてもいなかった。

別に、国や政府のせいで子供を持たなかったわけじゃない。
私の場合は、ただ機会がなかっただけ。それだけ。

でも、開き直るほどの強さはなく、肩身の狭さをずっと感じて生きてきた。


そんな記事を書いたところ、フランスのAFP通信社の記者さんからご連絡をいただき「どうして、子供がいないことに罪悪感や申し訳なさを感じていたのか」など取材を受けた。

とりとめなく、あれやこれやとお話させていただき、それがこの度記事になったとご報告をいただいた。

記事の中に、自分の名前が登場して「ひょ!」ってなってる。

Tomoko Okada had long felt "ashamed" about not having children and hesitated to click on the trending topic on Twitter initially, fearing the usual barrage of criticism.

(記事内より引用させていただきました)

私は英語が苦手なので、翻訳ソフトに頼ったりで完全には理解できないのが悲しい限りなのだけど、私や、記事に登場されるアヤコさんのように、様々な目線や考えの人がいることが、もっと広がったらいいなとそんなことを思う。


日経新聞でも今月、「生涯子供なし」についての記事があげられていた。

後半有料記事になっているけど、無料会員で月一本までは読めるのでよろしければ。
こちらは私は登場してません。そりゃそうか。


ちなみに、取材を受けて考えた「子供がいないことへの罪悪感」についてはこちらでみっちり書きました。


正直、最近よく耳にする「異次元の少子化対策」について、どこらへんが異次元なのかさっぱりで、そんなことで「よし!子供産もう!」って思えるんだろうか?と謎でしかない。

学費が無償とか、なんとかが無償とか、給付金がどうだとか、それも大事なことだろうけど、なんかもっとあるんじゃないだろうか。

産んでない身から言いづらいけど、もっと根本的な何かがあると思うんだよ。

産みたかったけど産めなかった私たちのような人間が、子供を産み育てることができていたら。
結婚してなくても里親になれる制度があったら。

色々あると思うんだけどなあ。というぼやき。

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