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細胞の分子生物学

【7日間ブックカバーチャレンジ6日目】

私の6日目の本は、Bruce Alberts 他「細胞の分子生物学」。今の版は第6版だが、私の持っているのは第3版。

本についての説明はなしというルールだが、この本は専門外だからこそ、眺めていると楽しくなる本だ。この本で、ミトコンドリアや葉緑体って別の生物だったのを知り、私は本当に素直に驚いた。それを今でも新鮮に覚えている。

この本と最初に出会ったとき、この本は第2版だった。第2版では学説だったことが第3版では定説となっていたりする。この分野の変化の激しさを驚きをもって感じることができた。昨日の教科書に書かれていたことが今日の教科書では変わっている。それはとてもデモクラティックな営みのように私には思えた。

この本と出合ったのは神奈川県厚木市の中央図書館だった。厚木の中央図書館は地域の図書館としては大きな部類だろう。図書館で、専門外のこんな本に出合える素晴らしさもこの本は教えてくれた。

本の楽しさはさまざまだ。本との出会いもさまざまだろう。それは大袈裟にいえば文化だ。新しい文化を生み出し、紡いでいくことの価値を、この本は教えてくれた。

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