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オンラインサロンのクラウドファンディング

新型コロナのために外出の機会、人と会う機会が減ってしまった高齢者の人たちのために、つくばの人たちがクラウドファンディングを始めた。

目標金額は100万円。目標金額を達成した場合のみ、支援金を受け取ることができるAll-or-Nothing方式のため、正直にいえば、私は「無理だろう」と思った。なぜ50万円にしておかなかったのか。その金額であれば届かないこともなかろうと。

支援募集は6月5日(金)午後11:00までで、今日が5月25日だからあと11日だ。そして、現時点(5月25日21時現在)で、すでに目標金額の95.5%を達成した。素晴らしいことだ。おそらくまもなく目標金額を達成できるだろう。

クラウドファンディングはそんなには易しくない。良い取り組みであっても伝わらないこともある。伝わっても「そこまでは・・・」と言われることもある。いろいろなお願いもしなくてはならない。支援する側も、クラウドファンディングのお願いを頻繁に受け取れば、全てに対応することはできない。そんな状況の中で100万円という目標は想像以上に高い目標だったことだろう。

まもなく目標は達成されるだろう。ここまで来れたのは、このクラウドファンディングを始めようとした人の熱意と、そして、その人がこの取り組みを本気で必要だと思っているからだ。

つくばで始まったこの取り組みが成功すれば、その影響は大きい。クラウドファンディングという枠組みを使わなくても、各地の地方自治体が同様の取組みの大切さを改めて認識してくれるようになるからだ。そうなれば、この取り組みは、つくばという一つの地域を越え、日本のあちこちに拡がることだろう。新型コロナの第二波が来たとしても、いまよりももっとレジリエントな社会が生まれるだろう。

オンラインサロンは道具だ。ICTも道具だ。道具は人がいるから活きる。人が使うから活きる。必要なことがあり、必要とする人がいるから活きる。そして、この取り組みには人がいる。

まもなく、このクラウドファンディングは成功するだろう。けれど、一度、そのサイトを覗いてみてほしい。

決してお洒落なサイトではない。言葉も巧みではない。デザイン性が高いわけでもない。けれども、そこには間違いなく生身の人たちがいる。笑顔が希望につながると思っている人たちがいる。

ぜひ、サイトにアクセスしてほしい。そして、この取り組みに関わっている人と出会ってほしい。そして、応援してほしい。何かがきっと変わる。今回の取組みはそんな可能性を感じさせてくれる。


そして、上記の記事を書いた翌日、プロジェクトは目標額を達成した。ひとえにメンバーが本気でこのプロジェクトを成功させようと思っていたからできたことだと思う。

訪問していただきありがとうございます。これからもどうかよろしくお願い申し上げます。