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日記・雑感

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どうでもいい日々の雑感
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2020年4月の記事一覧

ラジオの時間

久しぶりにラジオを聞いてる。家にいる時間が長くなったこともある。テレビに飽きたからともいえる。でも、一番の理由は「波よ聞いてくれ」を一気読みしたからだとは思う。 で、聞いているのはといえば、radikoで「ファーストサマーウイカのオールナイトニッポン0(ZERO)」。なんか、久しぶりにラジオを聞いていて笑ってしまった。 高校受験のときもよくラジオを聞いていた。当時はオールナイトニッポン全盛の時代だった。ただ、私は早寝早起きをして受験勉強をしていたので、オールナイトニッポン

斜めの関係

4月からいよいよテレワークが本格化することになり、最初に決めたのは朝会・夕会という雑談の会をすること。既にプロジェクトが終了した2019年度下期のメンバーと、朝と夕方にちょっとだけ雑談をすることを相談した。雑談はできれば顔を見ながらがいい。 仕事には「斜めの関係」が不可欠だ。そして、斜めの関係は、普段の何気ない会話で醸成され、維持・蓄積される。 仕事である限り、効率が大事だ。効率を上げるためには、効率をあげる工夫を日々カイゼンすることが不可欠だ。テレワークについても、それ

インサラータ・ディ・カプレーゼ

パジルの葉にトマトとモツァレラチーズ、そして少しのオリーブオイルと胡椒。我が家の人気メニュー。パジルの風味がいいし、そして何より簡単。 インサラータ・ディ・カプレーゼ。インターネットでカプレーゼで検索するといろいろな盛り付けがされている。でも、ドロシーのやり方、バジルの葉の上にトマト、そしてモツァレラチーズが一番食べやすいと思う。 庶民の生活。

アメリカ交響楽

若いときに感銘を受けた映画を、その後改めて観たときに「自分はどこがすごく良いと思ったのだろう」と悩んでしまうときがある。 Amazon primeでガーシュウィンの伝記映画ともいえる「アメリカ交響楽」を久しぶりに観る。原題は"Rhapsody in Blue" 前半のラプソディ・イン・ブルーの初演のあたりまでは「パターン」と言われてもなかなかに楽しい。正直に告白すると女優陣も好みだ。 けれど、以前観たときのようには没入できない。今回は特に「なんでそんなに生き急ぐのだろう

エロール君と宝島

子どもが大きくなるのは早い。当たり前のことなのに子どもが小さいときには私たちはそれに気づくことができない。 今年就職した彼が8歳のときに知り合いからドイツの人形をもらった。とても気に入ったようで、その日は一緒に寝ていた。 子供が付けた名前は「エロール」。写真の絵は、ペイントプログラムで子供が書いたものだ。『エロール君と宝島』なんだそうな。親ばかなので記念写真を撮ってしまった。 子供が寝る前に「ところで、パソコンってどうやって動いてるの」と尋ねてきた。 「パソコンの中に

7日間ブックカバーチャレンジ

ある種のチェーンメールではあるが、7日間ブックカバーチャレンジは面白かった。結局、私は下記の7冊を選んだ。どれも私にとって大切な本だ。 100冊でもなく、1冊でもなく、7冊という数字が良かったのだろう。本についていろいろなことを考えた。私が何を大切にしてきたか、何を他の人と分かち合いたいか。 本を読むということ。それ自体が私であり、私にとってのコミュニケーションなのかもしれない。

呑み屋のろ

呑み屋のろは、神戸市垂水のカウンター10席程度の小さな飲み屋。神戸に住んでいた頃によく行った。小さな店だから、もう潰れたかもしれないと思っていたが、検索すると電話番号が出てくる。まだやっているんだ。 五色山にあがる坂道の途中のクリーニング屋さんのご夫婦(ときどき娘さんも)、明石の歯医者さんの先生、神戸大の先生ほか、いろいろな人と楽しいお酒が飲めた。このとき、はじめて、日本酒をおいしなと思いながら飲むようになった。 酒は飲んでも、あまり赤くはならない。最初のうちは酔ってない

教科書でおぼえた名詩

【7日間ブックカバーチャレンジ7日目】 私の7日目の本は、ネスコ編「教科書でおぼえた名詩」。 今回のチャレンジでいろいろな人がいろいろな本を選んでくれている。 たとえば、長田弘の詩集『世界はうつくしいと』を選んでくれた人もいる。 本についての説明はなしというルールだが、この本「教科書でおぼえた名詩」にも、長田弘の詩が採録されている。 7日間ブックカバーチャレンジの最終日の結論。それはもっともっといろいろな本を読もうだ。 #7days #7bookcovers #Bo

細胞の分子生物学

【7日間ブックカバーチャレンジ6日目】 私の6日目の本は、Bruce Alberts 他「細胞の分子生物学」。今の版は第6版だが、私の持っているのは第3版。 本についての説明はなしというルールだが、この本は専門外だからこそ、眺めていると楽しくなる本だ。この本で、ミトコンドリアや葉緑体って別の生物だったのを知り、私は本当に素直に驚いた。それを今でも新鮮に覚えている。 この本と最初に出会ったとき、この本は第2版だった。第2版では学説だったことが第3版では定説となっていたりす

哲学講義

【7日間ブックカバーチャレンジ5日目】 私の5日目の本は、P.フルキエ「哲学講義」。 高校生の頃、バイトをして、自分なりにちょっと背伸びをして買ったのがこの本。ちょっと背伸びという意味では、同じく高校生の頃に眺めていたファインマン物理でも 高木貞二の「解析概論」でもいいのだけれど、どれか一冊といえばこの本。 この本の序説は「人類文化 ー芸術、技術、科学、宗教」から始まる。そのことが私には新鮮な驚きだった。 この本はその上で、1) 「知<学問>としての哲学」、2) 「知恵

“Will you please call me Cordelia?” she said eagerly.

【7日間ブックカバーチャレンジ4日目】 私の4日目の本は、ルーシー・モード・モンゴメリ「赤毛のアン」。 実は何を選ぶかとても迷った。子どものときに一番繰り返し読んだのはマーク・トウェインの「トムソーヤの冒険」だし、マーク・トウェインなら「ハックルベリー・フィンの冒険」だし。 いやだったらアーシュラ・K・ル=グウィンの「ゲド戦記」やトールキンの「指輪物語」も捨てがたい。 さらに言えば、私の中の女の子のアーキタイプはAnne ShirleyとKatie Scarlett

The Unbearable Lightness of Being

映画の原作で好きなのは「存在の耐えられない軽さ」も。「ガープの世界」の原題 "The World According to Garp"と同様、この本の原題"The Unbearable Lightness of Being"もいい。 では、原作と映画とどちらが好きかというと好みの分かれるところかもしれない。この本については私は実は映画の方が好きだ。 冷戦下のチェコスロヴァキア、プラハの春とを舞台に、描かれた、冒頭とエンディングが象徴する恋愛観は、大袈裟に言えば、私の人生の

The World According to Garp

【7日間ブックカバーチャレンジ2日目】 私の2日目の本は、ジョン・アーヴィング「ガープの世界」。原題は"The World According to Garp"。原題の方が本書の雰囲気をより感じさせてくれる。 本についての説明はなしというルールだが、この本は映画を観てから読んだ。何回も読んだし、映画も何回も観た。 22歳のとき、ドロシーとの最初のデートで観たのがこの映画だった。当時は"ぴあ"という雑誌があって、その雑誌に「とても良い映画だ」と紹介されていた。 でも、映

百年の孤独

【7日間ブックカバーチャレンジ1日目】 私の1日目の本は、ガルシア・マルケス「百年の孤独」。本についての説明はなしというルールだが、想像力と詩情にあふれ、寓意とも大法螺ともつかぬその語り口は「小説は本当に面白い」と心から思わせてくれた一冊だ。 なのに本棚に見つからないのは何故! まさか、ブエンディア一族と同様、あの時間は幻だったのだろうか。 #7days #7bookcovers #day1 #BookCoverChallenge