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アメリカ交響楽

若いときに感銘を受けた映画を、その後改めて観たときに「自分はどこがすごく良いと思ったのだろう」と悩んでしまうときがある。

Amazon primeでガーシュウィンの伝記映画ともいえる「アメリカ交響楽」を久しぶりに観る。原題は"Rhapsody in Blue"

前半のラプソディ・イン・ブルーの初演のあたりまでは「パターン」と言われてもなかなかに楽しい。正直に告白すると女優陣も好みだ。

けれど、以前観たときのようには没入できない。今回は特に「なんでそんなに生き急ぐのだろう」とちょっと哀しい気持ちになってしまった。

生き急いでいる人は世の中には多い。「そうしないと成功なんておぼつかい」という気持ちも理解できないわけではない。

より多く、より多く、より多く。それは祝福であり呪いだ。

そんなことを考えながら、一方で、改めてガーシュインが聴きたくなってしまった自分がいる。

そうだ、いまなら「のだめ」のおかげでみんなが知っている曲だから邦題もラプソディ・イン・ブルーに戻すのもありかも。。。

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