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[pH2]これがOK,ADAMサイダリーの全貌(仮)だ!

ちょっとご無沙汰してしまいました、サイダーは酒です(※1)、OK,ADAMの阿部です。
我々が暮らす広大な横手盆地も、時には全国一の猛暑になるなど春をすっ飛ばしながら、段々と緑が増える気持ちの良い季節になってきました。

ヒイヒイ押せ押せ!の毎日

この2ヶ月ほどはブチ上がった各種見積もりにヒイヒイ言いながら、CAMOSIBA(※2)の5周年や法人化1周年などをいつも通りドタバタとお祝いしました。改めて、いやー頑張ったなー!と、これまで共に空間を作り上げてきたスタッフの皆んなや自分も褒め称えたい。そしていつも身体張って支えてくださる周りの優しい方々に大感謝です。本当に、私の個人事業主時代では考えられないスピード感で色んな物事と対峙しなくちゃいけないけど、スケジュールは押せ押せだけど、なんとかなる気がしてしまう不思議。それぐらい信頼できる人たちと、この苦境に挑めることがありがたいし、とにかくワクワクが日々積み上げられてく感じなんですね。

それをめっちゃ感じたのが、先日サイダリー計画の一端、泊まれるサウナ部分(ん?急にサウナ出てきたな?と思ったそこのあなた、どうか最後まで読んでみて)の名前を決めようと立ち上げメンバー4人で社内ミーティングした時の話。私は正直その日まで何も思い浮かばなくて、苦し紛れのぼんやりしたイメージしか共有できませんでした。だってCAMOSIBAの名前だって1年ぐらい悩んでようやっと決めたし、ようやくコンセプトを定めて1,2ヶ月ぐらいのサウナの名前を決めるの無理じゃーんって思ってたんですけど、皆んなでこみっと1,2時間話し合ったらなんと、ぱちっとくるの、見つかっちゃったんです。まだ秘密ですけど。会社になって一番びっくりした体験かも。脳みそが4つあるってすごい。

そんな私たちのサイダリー計画

というわけで今回は我々がヒイヒイワクワクつくり上げようとしている新たな拠点についてご紹介いたしましょう。舞台はCAMOSIBAからも最寄駅からも徒歩3分ほど、元本屋さんだった3階建ての鉄骨ビル。その1階部分をOK,ADAMのサイダリー(醸造所)、そしてボトルショップも兼ねたタップルーム(飲食店)に。そして裏にある蔵を泊まれるサウナにしちゃいます。

今や空前のサウナブームとも言える昨今です、弊社も御多分にもれずサウナを愛する心を持つ者で構成されております。そんな私たちがたどり着いたのはほんまもんのフィンランド式サウナ。秋田には30年前からフィンランド式サウナをひっそりと普及させてきたものすごいお方がいらっしゃいます。通称ベルパパ(※3)。彼の御子息もそのスピリッツを受け継ぎ、建築士として活躍しながら一棟貸しの宿も営む、静かに熱い男。そんな最強親子の全面協力のもと、秋田らしさをまとった唯一無二の貸し切りサウナを作ります。
特徴は低温高湿の、サウナ初心者や子供にも優しいプライベートサウナ、そして果樹の廃棄木材や使われなくなった味噌樽などをそこかしこに配して、そのあつらえからも土地の文化を感じるサウナ。

秋田県民はシャイでなかなか心を開かない県民性、というのはなんとなく共通イメージとしてあるかなあと思っているのですが、実はフィンランドもそうらしく(雪国だからかな)、そんな私たちを解放させるのが“酒”と“サウナ/風呂”だと言われております(当社調べ)。大いに納得!地元民には新たな心身開放スポットとして、旅人にはローカルを感じるコンテンツとして、双方の“ちょっと贅沢”に寄与できたらと。
今流行りのバッチバチの高温サウナからのキンッキンの水風呂ではなく、低温でじわーと温まるスタイルだから身体に負担も少なく、ふーっと出来立てのハードサイダー呑んじゃったりして、またサウナに戻るみたいなのができるんですね。なんてったって隣でつくってますからね。そして泊まれちゃうから、夜にはしご酒もできます。よりローカルに浸かれます。はあ、楽しみだ。

あれ、サイダリーの全貌と言いながらまだほとんどサウナの話しかしてないな、でも大事な要素なのでお付き合いください。この泊まれるサウナも、醸造所もキーワードは“ちょっと贅沢”、あくまでちょっと、というのがポイント。

本場アメリカではハードサイダーは今やビールと同じくデイリーなお酒、となっているけども、日本ではまだまだそのポジションに持っていくのは難しい。理由はまだ馴染みがないこと以外にも、どうしても日常的に飲むには高価格(なんせ原材料が高いのです)なのが正直なところ。本当は毎日パイントグラスでガブガブ飲みたいけど、そうもいかない。でもそんなに敷居の高い、ラグジュアリーな“お飲み物”にはなってほしくない。だから、ちょっと。日常から付かず離れずのところを狙っていきたいのです。
ここを目掛けて日本中、世界中から人が来て欲しいし、地元の方々にも通ってもらって愛されたい(地元割引やるよ!)。どちらにとってもちょっと真新しくて、でも気を張らずにいられるお酒でありたいし、そんな場所にしたいです。します

こんな感じでまだまだ青写真だけど、少しずつ進んでいます。ご心配かけてすみません。7月には着工できるはずですので、次号はもう少し臨場感あるお話ができたらいいなあ!あと7月はなんとポートランドに行くことにしました。うふふ。この話もしなきゃなあ!さあ、勝負の夏だ。健康飲酒でいきましょう

(※1)ハードサイダー
アメリカスタイルのりんごの発泡酒であるハードサイダー。りんごをベースに、ホップ等の副原料を組み合わせるとにかく自由なお酒。

(※2)Hostel & Bar CAMOSIBA
阿部が2017年に地元横手市で開業したゲストハウス兼バー。
http://camosiba.com/

(※3)通称ベルパパ
秋田県北の地、八峰町でサウナ付き住 宅を提唱し続けてきたベル(BeWell) の住宅デザイナーの鈴木悟さん。


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