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鑑賞*あるだけの包丁を研ぎ年惜む

磯村光生

包丁始とは、新年になってはじめて包丁を使うこと。

ことのほか新年の清々しさを感じるものだが、それも暮れのうちに綺麗にされていればこそ。

新年のために一年を感謝しながら包丁を研ぐ、という包丁人ならではの句。

(岡田 耕)

(俳句雑誌『風友』令和三年七月号)

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