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書き下ろし新刊が発売されます!    『半径5メートルのフェイク論』(東洋経済新報社)

7月31日に、新刊書き下ろし本が発売されます。

新刊本の表紙

 「バイデンは大統領選挙を盗んだのだ!」から始まり、「引いたおみくじは全部木に結えつける」まで、この世には大中小のフェイクがあります。笑って済ませられるチャーミング・ミステイクは良いのですが、じわりじわりと人々の心を蝕んでいく、グレートな才能やハートを持っている人たちを封じ込めるものは、やっぱり放置できません。

 弱くて小さな私たちが、呼吸をして、のびのびと幸福を享受するための「協働(cooperation)」のエリアである社会を守るためには、大中小のインチキ、嘘、勘違い、誤解、フェイクを切り分けねばなりません。

 私は、ここはちょっと放置しちゃいけないなと思われる、比較的私たちの生活に近いところにあるフェイクを40ほどセレクトして、各々をエッセイにまとめました。

 フェイク認定して、それを引きずり下すとか、断罪することが目的ではありません。あらためて、一呼吸おいて、みなさんで話してもらうためのきっっかけ作りのための一冊です。
 とりわけ「フェイクでもなんでも良い、それも現実だと思っている」わけでなく、「このままでいいと思っていない」とモヤモヤを抱えている、この社会にたくさんいる良質なリーダーの皆さん、社会的インフルエンサーといった方々と認識を共有することができればと思います。

 以下、40テーマの「フェイク」の一部をお示しします。
・PTAは、教育委員会や公立学校の下部組織である。
・NPOは非営利団体だから利益を出してはいけない。
・不登校の主な原因は、子ども本人と親の育て方である。
・大学の存在意義は社会に貢献することである。
・指導や規則をきちんと守る真面目な学生は男子より女子に多い。
・戦争の反対語は『平和』である。
・民主主義とは、多数決のことである。
・競争社会の優勝劣敗は、勤勉か怠惰かの自己責任である。
・日本は大きな政府だから財政破綻の危機にある。
・政治は人間の最高の道徳である。
・いじめがなくならないのは、心の教育が足りないからである。
・自分らしさを失ってはいけません。

 ・・・こういうエッセイがあと30くらい載っています。

 どうか、よろしくお願い申し上げます。

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