50代からの転職こそ、本当の『第二新卒』だ!

最近、50代60代の方の、転職相談も増えている。

役職定年、出向、転籍、仕事のやりがい、、、何らかの理由で、今の会社からキャリアチェンジを考えて、相談に来られる方がほとんどである。

ご本人に聞けば、まずは大手人材紹介会社の登録から始まるが、あまりいい会社とのマッチングがなく、小さな紹介会社にも声をかけていただいたらしい。

50代の方でも素晴らしい業績を出されていたような方は、すぐにスカウトや紹介で決まっており、私とご相談される方は、それ以外の、いわゆる『普通の方』である。

お話を伺うと、必ず話題になるのが、あと数年間、ローンもあるし、子供が大学に通っているので、働かなきゃいけない。給与はできればあまり減らしたくない。今までのキャリアが生かせる仕事はないかと。。

正直申し上げて、『ない』ですよね!

特に、金融機関出身の方はベースの給与が高く、他の業界はご紹介しずらい。さらに困ったことに、金融機関勤務の方は、基礎的なPCスキル、プレゼンスキルがあまり得意でない方が、多い。

金融機関では自社システムのみ使用していたり、PPTでの独自プレゼン資料作成を禁止されている場合がある。このような社内事情から、一般的なスキルを社内で磨かれていないのだ。

コミュニケーション能力はというと、これもまた、会社の知名度で勝負していたり、いわゆる古い感じの営業スタイルが多数を占めている。

つい先日、有名大学卒、アメリカ留学経験あり、外資系金融機関勤務、海外赴任経験あり、というような素晴らしい経歴の方との出会いもあった。

だが、これという特筆すべきものが見当たらない。正直、どの企業を考えても、マッチングは苦しい。

ただし、ひとつ、非常に、共感できるところがあった。

今までのキャリアにはこだわっていない。これから、まだ20年はしっかりと働きたい。新しい気持ちで、新しい仕事にチャレンジさせてくれるなら、最初の給料は全くこだわらない。というのだ。

考えてみると、新卒で入社して5年も働けば、その部門のリーダーとしてバリバリと活躍していたはず。もう一度、新卒の気持ちで、3年、5年と勉強してチャレンジすれば、なんらか、新しい能力と結果がついてくるはずだ。

人生100年時代を見据えた、50代からの『第二新卒』。

私は、こんな気持ちでチャレンジする方々には、精一杯のサポートを行いたい!

私も同じ50代!

遠い先のゴールを目指して、もう一度、いっしょにチャレンジしてみませんか!







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