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誰かを頼ること(私的なこと)

カウンセリングや心理援助の仕事をしてますが、実は私自身、誰かを頼ったり、助けを求めて声をかけると言うことがとても苦手でした。


元々、年齢の近い三兄弟の長子として生まれたことで親を頼りづらかった生育歴があり、相談を受けたり頼られることは得意でも、誰かを頼ることはとても苦手な性格で、なにもかも自分でが習い性になっていました。


そのため、いざ誰かの助けが欲しいと感じた時も相手の迷惑を考えたり、これぐらいなら自分で解決出来るのではないかと考えて人を頼らず、人を頼る経験を積まなかったせいで余計に人を頼ることが苦手になると言う悪循環にいた気がします。

ただ、心理学を学び、多くの先生や同志に囲まれる中で段々と人を頼ることでしか得られないものがあると感じるようになり、自分が困った時や抱えきれないと感じるものがある時には無理をする前に誰かに頼ると言うことをしようと思うようになったのです。

今でも人を頼ったりすることは得意とは言えず、時には「えいや!」と思わないと人を頼れない部分があったりします。それでも以前よりはうまく人を頼り、自分の感情を回せるようになったと感じています。

今回、開業にあたっても不安なことが多く、一人でぐるぐると考えてしまうこともあったのですが友人を介して、不安を話せて共感していただけたことや優しく接していただける方を得たことで前を向けたと感じています。

そして、誰かにとって自分もそんな存在でありたいと思うことが、この仕事の最初のモチベーションにだったな、と改めて思い出しました。


不安な時、辛い時、前が見えないと感じている時は、是非自分以外の誰かを頼ってみてください。

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