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なにかと専念はしないほうがいいよって話


こんにちは。

岡田明久です。


元々Jリーグで選手もしていて、
その後は最近話題の鈴鹿ポイントゲッターズで
選手やコーチ業、フロント業も行いました。


鈴鹿ではサッカースクールのコーチをしていましたし、
現在も不定期ですが、子供にサッカーの指導をしたりしています。


コーチをやる以上、知識や自分の経験から
練習メニューを考えないといけませんし、
そこには自分なりの考えがないといけないと思っています。


僕も教えるときは、
子供たちの年齢やサッカーのレベル、温度感などを見て、
自分なりに考えて教えていました。


僕の中で、毎回変わらずに行っていたのは、
頭で考えたことを体現できる
ようにするためのトレーニングです。





以前、このような動画を見ました。



メンタリストのDaiGoさんが
YouTube上に掲載していた動画です。


内容を大まかに説明すると、
大人になってから成功している人ほど、
若いときやキャリアを歩み始めた時期は
多種多様なことを経験している
という内容になります。


仮説ですが、その理由として動画内で、
・怪我防止
・才能の見極め
・多様性による対応力

の3つを挙げています。


・怪我防止

野球をやり続けると、肘を壊したりしてしまいますよね。
怪我で選手生命を絶たれてしまう人も少なくありません。

あとは、ひとつのことをやりすぎてしまうと、
自分にはそれしかないと思ってしまって、
燃え尽き症候群になりやすくもなります。

それが防止できるので、
良い選手が生まれやすいのではと言われています。



・才能の見極め

幼いころからひとつのことをしてしまうと、
本来はもっと才能が活かせるジャンルがあったのに
それに気づかずに一生を終えてしまう可能性があります。

それを知るためにも
たくさんのことを経験することが重要です。



・多様性による対応力

多くのことを経験することによって、
あらゆるジャンルにも対応できる基礎ができます。



これらはスポーツでもビジネスでも
どちらでも繋がることだと思います。



どう繋がるのかを
自分の経験に沿って話していきたい思います。




1、オーバートレーニング症候群


これは僕がかかったスポーツ選手に多くでてしまう症状です。



そのときのことは
この記事で書いています。


詳細に書いていますので、
ぜひ見てください。



まさに自分は、サッカーという
ひとつのことだけに集中していた人間です。



強いて言えば、
小学校4年生あたりまでは水泳をやっていましたが、
それ以外に習い事はほとんどやったことがありません。



つまり、小学校高学年からは、
本当にサッカーだけの毎日でした。


専門性に特化していました。


その結果なのか、
22歳のときに症状がでました。


自分にはサッカーしかないんだと
思いこんでいました。





実際、外傷的な怪我も多い選手でした。


中学校1年生のときに左膝を手術しましたが、
そこから膝はずっと調子がよくありません。


そのせいなのかはわかりませんが、
昨年品川CCで2年半ぶりに現役復帰した際にも
すぐに左膝を怪我してしまい、
その後なかなか満足にプレーできませんでした。


それ以外にも、
骨折、疲労骨折、捻挫など、
1年間怪我無しで戦えたシーズンはありません。

膝だけでなく、腰もずっと悪く、
この2箇所はいまでも痛みます。

心と体どちらにも弊害が出てきていました。



専門性に特化してしまうことだけが
要因ではないですが、
このように悪い面が非常に多くでてきます。


そうならないためにも、
競技中に他の趣味や、習い事楽しみなどを
作ることも非常に重要なことだと言えます。




2、スポーツは対応力が重要


スポーツをやっている人ならわかるかもしれませんが、
プレーをしている中で、
全く同じケースというのは二度と出てきません。


もちろん似たようなケースはたくさんあります。


ただ、すべてが同じケースというのは無く、
その場その場での判断が重要になってきます。


僕がやってきたサッカーでもそうです。



だからこそ僕は
子供たちに教えるときに
自分が頭で考えたことを体現できるような
トレーニングをしています。



その時に適した対応力というのが必要になります。



Instagramで
トレーニングの様子なども挙げているので
ぜひ見てください。


この対応力というところは
ただただ、サッカーだけをやっているだけでよりも
このようなトレーニングをすることの方が
効果的だと考えています。


まずは対応できるだけの土台となる力があって、
その中で実践に応用していく。


だからこそ
サッカー以外のことにも触れることが重要なんです。



現在、教育現場ではダンスが必修になっていますが、
これはコミュニケーションを図ること以外に、
身体能力を上げる意味でも効果的だと思います。


リズム感や、連結能力、反応速度、バランス能力など
様々な能力が鍛えられます。


あとは、体操も効果的です。


この2つのいずれかと、
子供自身がやりたいスポーツを習い事としてやることを
個人的にはおすすめします。


お子様がいるお父さん、お母さんは
参考にしていただければと思います。




3、ビジネスキャリアを歩み始める人へ


最終的にはここが重要だと思います。

前述の内容は
スポーツ選手を目指す子供に向けた内容でした。


ここからは、
ビジネスの世界でキャリアを歩み始める人への内容です。



僕自身もサッカー選手を引退して3年。


まだまだキャリアを歩み始めたくらいの時期です。



この記事でも書きましたが、
それまでなにかに打ち込んできたアスリートは
ビジネスの世界に飛び込むときに
なかなか自分のやりたいことが見つからないことが多いです。


だからこそまずは、
多様なことにチャレンジすることも重要になります。



やりたいことが見つからないのは、
ビジネスの世界での才能の見極め
できていないことも要因のひとつです。



だからこそ、自分はこうだと決めつけずに、
いろいろな方の意見を聞きながら、
柔軟に考えていくことが重要です。


スポーツと同じで、専門性に特化せず、
多くのことを経験してほしいと思います。






ビジネスの世界に飛び込んだ最初の会社が
自分に最も会っている可能性は極めて低いです。


だから、すぐに転職しても悪いことではありません。

しかし、その会社での経験は
それまでの人生ではできなかった経験であり、
そこには必ず成長があります。






よく、仕事やスポーツ界でも言われている言葉で、
3年は見ないとわからない
という言葉があります。


なぜかというところまで言語化できていないので、
自分自身この言葉はあまり腑に落ちていなかったのですが、
次の4月でホリプロ3年目となる自分の立場で
ようやく意味が少し分かってきた気がします。






すぐに転職をしてもよいが、
とはいえ、3年くらいいないと
その業界のことはわからない。







矛盾していることを言っていますが、
最終的に何が言いたいのか。





それは
多様性の概念を間違えないで
選択をしてほしいということです。







スポーツでも
数か月しかやっていないスポーツがあったとして、
そのスポーツのことを理解したと言えないと思います。



ビジネスでも同じです。


この業界は自分には合わないし、他のことも経験したいから
早めに転職しよう
と1か月とかで決めてしまうのではなく、
その会社にいながら、
業務の中で新しいことにチャレンジをしたり、
副業がOKの会社であれば、
副業をすることも良いと思います。



その会社や自分の環境の中での多様性を見つけ、
数年やり続けた中で、
新たな経験として別のことにもチャレンジすることが
重要です。



僕もこのやり方で取り組んでいこうと思っています。



時間はかかりますが、
これからも様々なことに挑戦し、
その経験を発信していきたいと思います。



ただ、どうしてもその会社が合わない。
人間関係が良くない。
などの問題があったら、すぐに辞めてください。


そう思っているのに、
その会社にしがみつくのは
国内だけでも数百万もある会社があるのに、
もったいないです。


それにより体調を崩してしまうこともあります。


体調が悪くなったら何もできません。


そうならないためにも、
やばいと思ったらすぐに逃げることも大事です。






岡田明久






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