日本から出たことがない私が出張でインドに行った話。TCINに行ってきた。
先行企画部 新技術開発Gの岡部です。
2024年3月にインドにある海外事業体のToyota connected india(TCIN)に行ってきました。私は海外自体に行ったことがなかったため、刺激的な経験を積むことができました。試験研究等の公開できない情報も多く残念ですが、TCINやベンガルールについてご紹介できればと思います。
TCINってなに?
TCINは、インドのチェンナイに拠点を置き、革新的なコネクティッドカーサービスやモビリティソリューションを開発することを目的としているToyota Connectedの海外の子会社です。
TCINは先進技術を活用して、人々の移動や車両とのやり取りを変革する製品を創出しています。またインド特有の交通状況や顧客ニーズに合わせたソリューションを提供しています。
ベンガルールにもオフィスがあり、今回はそちらに訪問させていただきました。
TCINと何をしているの?
Toyota Connectedは海外事業体との連携を強化しており、その一環でTCINと共同で試験研究のプロジェクトを進めています。
普段はリモートでミーティングを行なっていますが、今回の訪問では実際に顔を付き合わせての商談と来期の試験研究のディスカッションを行います。
私とインド
私は10代の頃からサブカルチャーを経由してインドという国に触れており、平均的な日本人に比べてインドの知識はある方だと思います。(たぶん)
ですが、初めに述べた通り一度も海外に行ったことがありません。飛行機の乗り方もわかりません。ほぼ何も知りません。
ベンガルールについて
ベンガルール…本で読んだことがあるような気もしましたが、さすがになにも覚えていません。ChatGPT等で情報集を行いました。
とても先進的な地域の様ですね。初めてのインドにはピッタリですね。
若干安心しました。なんとかなりそう。
渡航準備
渡航にあたり以下の問題点を解決しました。
パスポートがない
武蔵野東京都市パスポートセンターって名称からして怪しい。
Perplexityで調べたところ立川パスポートセンターで申請できるみたいですね。散々服を買いに来てましたが、ルミネ立川にあるとは知りませんでした。
こんな裏口があったんですね。頻繁にきているのにわからないものです。
英語が喋れない
18歳以降、英語学習をまともにしたことがありません。
ほぼ喋れませんので、1ヶ月ほど集中的に勉強しました。
オンライン英会話にQQ English、フレーズ学習にabceed、日常でのお喋りにChatGPTの音声会話機能を使用しました。
また子供と英語の幼児向けアニメを一緒に見ました。育児もできるし一石二鳥でした。
英語記事しか読まないようにしていましたし、ここまでやると英語が喋れるような錯覚を覚え始めました。
私が学生だった時に比べ、英語に触れる機会が得るのが本当に簡単になったなと感じました。特に話すことに関して低予算で可能になったと思います。もはや語学留学は不要な時代かもしれません。
空港のシステムがわからない
空港の動画で確認しました。
往路
羽田空港→バンコク→ベンガルールで8時間弱のルートでした。
トランジットのためバンコクを経由しました。(なので厳密には初めての海外の地はタイですね。)機内食でカレーを食べてしまうミスがありました。これから毎日食べるのに。
バンコクの緯度は約13.75度北、ベンガルールの緯度は約12.97度北です。
現地
空港に到着しました。綺麗な空港ですね。
ベンガルールは現代的な街並みと、そうではない風景が同居する、緑豊かな都市でした。
オフィスがあるエリア
オフィスから離れたエリア
信号と横断歩道が少なく、横断歩道がないところだと車は基本止まらないのでタイミングを見て横断していました。ここには横断歩道がありますが、薄くなっています。
バイクがとても多いです。自動車はスズキの車両ばかりでした。
日本と違ってインドでは常にクラクションを鳴らす文化の様です。あらゆる方向から車両が来るので、自分が存在することをアピールし続ける必要性があります。TCINの方曰く「クラクションはlovely message」だそうです。
外を歩くと日本との空気感の違いを感じられました。気温は高いのですが湿度が低いため長袖が苦になりません。
オフィス内のカフェ
オフィス内にあるカフェです。毎日カレーとビリヤニをいただきました。毎日カレーを食べるって可能なのだろうかと思っていたのですが私は平気でした。
日本人が食べるナンはあまり現地では食べないそうです。そもそもインドのパンはかなりの種類があるらしく、チャパティが一般的だそうです。
食事について
毎日カレーとビリヤニとチャパティを食べました。
何なのかわからない料理が7割といった感じでした。
驚いたのですがインドではヤクルトが愛飲されていました。2008年からインドでの販売が行われ、インド全土だと300人ほどのヤクルトレディが存在するそうです。
帰路
今回の出張の目的を果たし帰国することができました。
帰国後、3日ほど激しい下痢の症状と39度の熱が出ました。食は問題ないなあと途中から何でも食べていたんですが、内臓に負担がかかっていたんでしょうか。完全に油断していました。インドの病院に事情に対応することは間違いなくできないので、帰国後で良かったと心から思いました。絶対に胃腸薬や解熱剤を持参することをオススメします。
今回は国によってモビリティの事情が全く違うことを肌で感じることができました。機会があればですが、今回はオフィスでの活動が主だったので、次回はインドの交通・モビリティの事情やユーザーニーズを現地で調査できればと思っています。
また英語でのコミュニケーションに課題を感じたので、引き続き改善していきたいと思います。
行く前はどうなるか不安もありましたが、実際に滞在してみるとベンガルールなら住むことができると感じました。
長くなりましたが、最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
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