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生活の記録

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ご近所さん家の愛犬が旅立った日

去年の11月中旬のおはなし。実家のすぐ近くに住むおばあちゃんは一人暮らしで、一匹のわんちゃんを飼っていた。おそらく雑種犬だったのかな。17才という年齢もあって活発ではなく、いつも落ち着いているわんちゃんだった。 おばあちゃんの60才の還暦祝いの時、息子さんが連れてきてくれたそう。息子さんは遠くで生活しているため、おばあちゃんの旦那さんが亡くなってからはわんちゃんと、二人三脚で暮らしてきた。目は少しずつ見えなくなっていたみたいだけれど、つい数ヶ月前まではわずかな距離のお散歩を

アイドルも洋服もシンプルへと収束する

20代後半になってから、年相応になのか気がついたら色々な趣味・嗜好が少しずつ変化していた。 わかりやすい洋服については、20代半ばは「男性受け」や「モテ」を意識したマーメイドスカートや重たくデザインのしっかりしたワンピースを選んでいた。スタイルを少しでもよく見せるように靴も必ずヒールを履いていた。目に見えて女性らしさや可愛さが出て素敵ではあるし、実際そういう「女子アナ風スタイル」が好きな男性は多いのだけど、次第にしっくりこなくなった。自分のなりたい女性像って違うかも、と思い

おてんば少女だったあの頃

私は小さい頃、とても活発で「おてんば少女」だった。 特に保育園では、男の子に混じって遊んだほうが体をたくさん動かせるので自然と男の子とばかり遊んでいた。小さい頃は男の子とも背丈や体力がほぼ一緒だったので、それで遊べたのだろう。女の子と遊ぶこともあったが、お人形遊びもそこそこに、セーラームーンごっこをやるとなったら必ず私はタキシード仮面役になっていた。いや、それ男役。もしくはセーラーウラヌス役でこれまたほぼ男役。 小学生の頃は、運動会に熱を上げるタイプだった。リレーの選手に

人生のテーマのようなもの

あっという間に1月が終わろうとしている。どうやら2024年もぼ〜っとしてると一瞬で終わるかもしれないという危機感を感じつつ、ここ3日間で「一筋の光」が見えてきたので残しておきたい。 私には、3年ぐらい前からずっと想像?妄想?してきた理想の働き方・理想の仕事があった。それでも何年経っても何も動かず、進まずできたから悶々とした日々を過ごしていた。目の前の仕事に手一杯だったということもあるけど、それでも何も動かなかったということはやはり動く時期じゃなかったのだろう(ということにし

2024年の抱負とか目標とか

2024年がスタートを切ったと思いきや、テレビから緊張感が伝わってくる毎日でピリっとした空気に包み込まれた日本。それでも毎日どこかしらでは新年会が開かれていて、年明けのムードもいつのまにか薄れていた。そして1月がもうすぐ終わろうとしている。心も身体も落ち着く暇もなく動いていたので、ここで改めて心を落ち着けるためにも2024年について考えたい。(箇条書きだけど。) ① パリへ行く とくに理由はなく、20代のうちには行っておきたいという漠然とした気持ちがある。まったくの異国情緒

ラスト20代を迎えて思うこと

8月に誕生日を迎えて、20代ラストの一年間をどう過ごしたらよいか考えてるうちに3ヶ月も過ぎてしまった。相変わらず仕事は忙しいし、とくに変わり映えもせずまいにち仕事に追われている。このまま30歳を迎えてもいいの?と少し不安もある。 20代は本当に大変でめまぐるしかった。楽しい瞬間ももちろんあったけど、、3割ぐらいかな? 20代前半は、とにかく自分は恵まれていないと思っていたし、なんで私だけがこんなに辛い目に合うんだろうと思っていた。とにかくネガティブだった。勉強や仕事はそれで

ずっと穏やかな時間だけを追い求めてきた

私が生まれた時から、実家が家業をしていた。定休日も決まっていないので両親共に土日に仕事があるのはあたりまえ。おまけに定時も決まっておらず、まさに朝から晩まで仕事がついてまわっているような環境。会社は自宅の一室を使っていたから、両親は家にいる時間は長かったけど、落ち着く家族団らんの時間はなかった。家族旅行も片手で数えられるだけしか行けなかった。 それでも学校行事には母がよく顔を出してくれていたし、運動会や学芸会は両親に加えおばあちゃんも応援に来てくれていたから寂しいと思うこと

生きるって削ぎ落とすことなのかもしれない

新国立美術館で開催されている「李禹煥 (LeeUfan)展」に行ってきた。小さな気付きがあったので記録しておこう。 正直、名前を最近聞いたことがあるなという程度で、どんな作品を出されているのかも知らずに行った。休日に美術展に行きたいな〜と思い立ち、そういえば開催されていたなと気軽な気持ちで行くことに。(同じく六本木で開催中のセーラームーン展とすごく迷いった、対照的すぎるけど。)ウーファンさんは中国人かなと勝手に思いこんでいたのだけど、韓国出身。17年ぶりに日本での個展だそう

怒りとの向きあいかた

私はいまだに怒りや憤りを持って生活しているような気がする。常に心穏やかに過ごそうと心がけていてもふとした時に、急に、現れる。 人それぞれ何かしらに怒りを覚えながら生活している。職場の上司や同僚に対して憤りを感じたり、満員電車で無理矢理押してくる人に苛立ちを覚えたり、中には一緒に暮らす家族に怒りを覚える人も少なくない。もちろん、毎日ストレス少なく心穏やかに暮らしている人もいる。だけど仏の境地・悟りを開くみたいな人で無い限り、みんな大なり小なりの怒りが見え隠れしているんじゃない

なんだかんだの幸せ

日々、目の前のやるべきことに追われて、煙で隠されたかのように見えなくなる。 ふかふかの白いベッド、 朝食のパンとコーヒー、 部屋に飾られたお花、 心地よい音楽。 全部当たり前じゃない。 お金と時間をかけてまだ見ぬ地へ旅行に出かけること、ふだん食べないような高級なご飯屋さんへ行くこと、幸せはそこだけじゃない。 もちろん、贅沢は頑張る自分へのご褒美として最高だし、未知の体験ができるから大好きなのだけど。 日々何気なく過ぎ去るいま目の前にも、幸せはたくさん転がってる。 わ

人生ってとんでもなく短いのかもしれない

80年間生きたとして、週になおすと4000週間しかないらしい。なんだかとてもあっという間に感じられてしまう。特に社会人になってからというものの、一週間が一瞬で過ぎ去る感覚がある。20代はあと何週間?数えてみると、どうやら100週間もないらしい。 先日、行きつけの美容院でお姉さんとこんな会話をした。私とお姉さんは28歳と38歳で、ちょうど10歳差だ。「38になると、あっという間に40代に突入して50歳になるんだ!ていう感覚になるよ。50歳を目前に感じるの。」私は衝撃を受けた。

自己効力感をそだてる

「お風呂に入っただけでえらいと思うことにした。」 今年に入ってから、妙に体が動かなくなるときがあった。毎日夜9時から30分ほどかけて愛犬の散歩をした後、お風呂に入って就寝準備をするのがルーティーンなのだけど、散歩を終えた時点で体がどっと疲れて眠気に襲われてしまう。まさにバッテリー切れといった状態。お風呂に入るのがこの世で一番面倒なことだと思われて仕方がないぐらいに、体が動かなくなる日が多かった。 吸い寄せられるようにしてベッドに横たわり、そのまま起き上がれず朝を迎えてしま

あなたが世界で一番です

今日は愛犬について。 名前はマロン。2020年10月4日生まれの男の子。愛知県出身。 実家で長らくペットを飼ったことがなかったのに、ある日、突然父が「犬、飼うか」と言い出した。私もなんとなく「いつかはわんちゃん飼いたいな〜」とは思っていたけれど、まさかこのなんでもないタイミングで飼うことになるとは思わなかった。だけど、この父の一言を聞き逃したら犬を飼うタイミングは更にずっと先になる気がしてすぐに私はペットショップのホームページや、保護犬サイトでどんな子が飼い主を待っているの

心を童心に帰らせる

先日、アートワイン東京のイベント「手ぶらでアート」に参加した。以前から美術館巡りが好きで、西洋美術から現代アートまで展覧会があればいろいろ観に行ってていた。だんだんと自分でも絵を描いてみたくなって、でもなかなか手についていなかったところを素敵なインスタ広告を発見したのが手ぶらでアート。藝大出身の先生が描き方をわかりやすく教えてくれて、なおかつワインも飲みなら、、、なんて贅沢なのでしょう。(しかもおかわり自由!) 回によって描く絵が変わるのですが、私はルノワールの「桃の静物画