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【スタートアップ】リーンスタートアップとは?成功例ともに紐解いていく

以前の記事でも紹介したように莫大な資金をかけて開発した商品が全くニーズがなく、売上が生まれないという理由は「スタートアップが失敗する理由」の1位となるほどである。

上記の事象を回避して、大きな成功を生み出す一要素となるのが「リーンスタートアップ」。今回はこちらを紐解いていく。

リーンスタートアップとは

「リーン(無駄がない)」+「スタートアップ(企業)」を掛け合わせた言葉で、必要最小限の機能だけを含んだMVPを作り、市場にて顧客からレビューをもらい、そこからさらに改良を加え、商品をリリースします。
(もちろん評価次第では撤退という判断もある。)

MVPとは、製品を提供する上で必要最小限の機能のみをもつ、もっともシンプルな製品です。しかし一般的には、「顧客価値があり、利益を生み出せる最小限のもの」と考えられています。

https://uxmilk.jp/65654

リーンスタートアップのメリット

メリットとしては下記の通り。

  • 時間・コストの削減 初期段階で成功が見込めないと判断した場合、時間とコストの削減になり、次なる事業に時間に充てることができる

  • リリース期間の短縮 スタートアップにおいて、時間は宝。顧客の声を聞いて改良を早期にできるため、リリース期間の短縮になる

リーンスタートアップを分解する

https://blogs.itmedia.co.jp/itsolutionjuku/2019/09/1_43.html

リーン・スタートアップは以下3つに分解できる。

構築

アイデア練りとMVPの開発。

計測

開発されたMVPを、アーリーアダプターに提供し、評価を得る
こちらでアーリーアダプターに関して詳しく説明しています

学習

評価をもとに改良を行い、仮説検証を重ねる。

リーンスタートアップの成功例

食べログ

「食べログ」はリーンスタートアップの最たる事例の1つだといわれています。ユーザーによるレストランの5段階評価が掲載されるサイトです。立ち上げ当時は手打ちのデータでかろうじてサイトを作った状態で、100人にも満たない会員登録者からスタートしたのです。ユーザーからの改善要望が掲示板に届くようになり可能な限り対応していきました。フィードバックを丁寧にチェックし改善してきたことで現在は月間PV数が19億7,158万、月間利用者数は約1億4,291万人にのぼります。リーンスタートアップの実践により、売上は右肩上がりに成長し続けています。成長の要因は顧客のフィードバックを取り入れ、早いサイクルでサイトの改善を進めたからです。顧客目線で顧客の声に耳を傾けて改善点を洗い出して取り組むことがいかに重要かお分かりいただける事例ではないでしょうか。

https://digima-class.com/article/24315/

Instagram

世界的にも人気の「Instagram」もリーンスタートアップの事例として有名です。日本では「インスタ映え」として親しまれています。Instagramがリリースされた当初は「Burbn」という位置情報を共有するSNSサービスでした。リリース後の人気は期待外れで、構築・計測・学習のプロセスを繰り返すばかりでした。しかし、サイクルをしていくうちに写真の共有機能が人気であることを発見したのです。それを機に写真投稿をメインにしたSNSに方向転換しました。そして、「写真投稿」・「コメント」・「いいね」の3機能を含んだ「Instagram」が完成したのです。リリース後もサイクルを回しながら写真のエフェクト・ストーリー・ショッピングなど追加機能を充実させました。こうしてInstagramは世界的に大成功したのです。

https://digima-class.com/article/24315/


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