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初めてのヨーロッパ旅行 #準備編

先日初めてヨーロッパに行ったので、記憶が新しいうちに旅行記を残しておく。連日ニュースになっているド級の円安を聞き流し、1ユーロ170円という絶望換算レートも見ないふりをしながら準備を進めた。
これからヨーロッパ旅行を計画している人の参考になればと、事前準備なども詳細に書こうと思う。


旅行日程

オランダ・ベルギー・フランスを鉄道で行き来する移動距離度外視の日程を組んだ。結果として、1日平均1万5千歩数ほど歩く旅となった。
1~2日目:オランダ
3~4日目:オランダからベルギーへ
5日目:ベルギーから日帰りでフランス
6日目:ベルギーからオランダへ

初日は日本からオランダ(アムステルダム)へフライト。
シンガポール経由にすることで直行便の半額ほどになった。
その代わり迫真の21時間フライト。シンガポールを経由しても距離的にはあまり意味が無く、むしろ日本からシンガポールまでも6時間かかる。
本当に金額の問題だ。

■行き先の決め方
ヨーロッパ旅行といっても、魅力的な国が多すぎて中々場所を決めきれない。私は鉄道で複数国行きたいという視点から、この3国を選んだ。実はベルギーは日帰りでイギリスにも行ける。日本では想像できない感覚だった。

現金はいくら持っていけばいい?

ヨーロッパはどのお店もクレジットカード決済と聞いていたので、現金は5000円程度用意した。(結局1ユーロも現金を使わなかった。)
トイレ利用時や、飲食店でも〇〇ユーロ以下は現金のみというお店もあったので、保険として少額は持っていくのをおススメする。

事前に何を予約した?

美術館と鉄道は事前予約しておいて本当に良かった。レストランは一切事前に予約しなかった。
■予約したもの
・往復航空券
・ホテル
・アムステルダム国立美術館、ゴッホ美術館、ルーヴル美術館
・Eurostar鉄道(オランダ、ベルギー、フランス間の移動)
・スーツケース(Eurostarの規格内)

特にゴッホ美術館は超人気のためかなり早めから予約しておく方が良い。また、ヨーロッパの鉄道は時期によって値段が変わるので早い方がお得だ。
当日に鉄道の時間変更しようとしたら、変更には追加で150ユーロ必要と言われて驚いた。(勿論変更はしなかった、高すぎる。)

レストランについては予約はしないが、事前に何十個も良さげなお店をGoogleマップにピン止めしておいて、現地で雰囲気を見ながら決めた。Googleで予約必須という口コミがあっても、案外夕方の開店と同時に入れば「今から1時間だけならOK」「明日なら空いている」と柔軟に対応してもらえる。
同じ地域に連泊するなら、人気店に直接行って翌日などで予約すると滑り込める。

スーツケースはEurostarの制限にあわせて、75 x 53 x 30 cmにした。正直もっと大きいスーツケースの人もいたが、地面にスーツケースの置き場所が無い場合、頭上に持ち上げる限界のサイズだった。

スリ対策は?

ヨーロッパは先進的な国だが、意外とスリなどリスクが高い。せっかくの旅行で嫌な思いをしたくないため、念には念を入れた対策をした。
■用意したもの
・斜め掛け鞄
・旅行用財布
・パスポートケース
・ゴムのストラップ
・スマホを首からぶら下げるストラップ
・iPhoneの場合はApplePayにクレカを入れておく
・オーバーサイズの上着

鞄と財布は無印良品で購入。無印の旅行用財布は本当に使い勝手が良かった。ストラップやパスポートケースは100均で調達。低コストでスリ対策は作れる。
やった事は、ファスナーが付いた側面のポケットにゴムストラップで財布と、パスポートと、スーツケースの鍵を繋いで入れる。
鞄は上着の下に掛けて上着で隠れるようにし、ポケットを自分の身体側に向けておくだけだ。

鞄を開けるタイミングも狙われやすいようで、支払時に財布を出さないで済むよう、ApplePayにクレカ登録した。
ほぼすべての店・鉄道がタッチ決済だったので、首からストラップで繋がっているスマホで支払いを済ませた。
目論見通り財布を鞄から出して使う機会がほぼ無かった。

ここまでやる必要は無かったが、”警戒心が強い人”と思わせるだけでターゲットになりにくいので、やって損は無いと思う。

長距離フライト対策は?

体調面で一番心配だったのが21時間フライトだ。CAさんのYouTubeを片っ端から見て、快適に過ごすグッズを持ち込んだ。
■用意したもの
・アイマスク(100均)
・ネックピロー(100均)
・スリッパ(100均)
・耳せん(100均)
・着心地が良い服(ユニクロ)
・化粧水(無印)
・蒸気でホットアイマスク(花王)
・リップ(DHC)
・薬(バファリン)
・着圧ソックス(ドクターショール)
・ハンドオイル
・目薬
・マスク
・歯ブラシセット
・Ipad アマゾンプライム(映画とドラマダウンロード)

スリッパと着圧ソックスが一番お世話になった。とにかく乾燥するので、化粧水やリップもあって正解だ。

語学はどうした?

3か国とも英語は通じるので、旅行前にAI英会話アプリをダウンロードし、毎日15分くらい英語を練習していた。
ただ、やはりオランダはオランダ語が多かったし、フランスは、英語は伝わるがかなりフランス語が主流で、アナウンスもフランス語だけの場合が多かった。
ベルギーは地域によってオランダ語とフランス語が混じっていた。

どちらの言語も学習したことが無いが、オランダ語はまだ英語っぽさがあるので単語が分かるケースもあったが、フランス語は本当に何が書いてあるか読めない。様々な言語に対応した画像翻訳アプリが大活躍した。

しかし、現地に着いてからの言語は正直どうにでもなる。観光地に行けばそれなりに話せる人が親切にしてくれるし、落ち着いてグーグル検索し、スマホの翻訳画面を見せればいい。
盲点だったのが、空港だった。シンガポールからオランダへのトランジットは、当然アナウンスが全て英語だった。私の乗る便がかなり遅延したのだが、そのアナウンスが全て英語で、全く聞き取れず冷や汗が止まらなかった。

現地での通信は?

初めてeSIMを利用した。airaloというネットで購入してスマホ内で切り替えるSIMだ。速度も問題なく、快適に通信が出来た。


海外旅行自体は慣れているほうだったが、流石に初めての地域は怖かった。事前準備もかなり念入りにしたほうだが、あくまで準備は安全や移動に特化して、当日の観光プランなどは自由度を持たせた。
海外旅行はだいたい予定通りいかないものなので、ガチガチの計画を立てるより、ある程度大きな目的を決めてそれ以外は当日決めればいいと思う。

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