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終わりの美学・・・違うな

私の自由に満ちた日々が終わりを告げる。
正確に言えば、自由であり不自由でもあった。

昨年からあわよくばフリーでライティングの在宅ワークをと目論んでいた。
しかし、フリーでやっていくと収入が安定しない、各種保険が実費になるなどさまざまな理由から企業に属して働きつつライティングをする二刀流の決断をした。

先日まで正社員か派遣かで悩んでいたが、正社員の道は年齢と経験、人間スキルの欠如によりなかなか険しい。
調剤薬局事務の正社員と派遣会社の併願をし、先に採用が決まった派遣会社には返事を待ってもらっていた。

すると、正社員の方が不採用との連絡が来た。会社説明会に行った時には、”未経験でも大歓迎”と言われ、良さそうな人ばかりだったため、行けるだろうと思っていた。
働くイメージもすっかりできあがっていた。
面接も、緊張することもなく出された質問にも即座に答えられたはず。
考えられることはひとつある。
笑顔や物腰の柔らかさといった人間スキルの欠如だ。
そういえば、説明会で対応してくれた人は人当たり良く、優しい物言いをする人ばかりだった。
そう、私とは正反対の人たちだ。
緊張はしなかったが、演技力が足りなかった・・・のだと思う。
ほかにもあるだろうが、表情の硬さや話し方に問題があったことは確か。
しまった!と後で思った。

とはいえ、派遣会社の事務は採用が決まっている。
しかも、返事をかれこれ2週間近くも待ってもらい、時給アップもしてくれるという高待遇。
裏を返せば、よっぽど人が来ないか、すぐ辞めるかのどちらかだろう。
でも、職場見学時の対応は親切だったので、とりあえずは行くことにした。
繰り返すが、正社員ではない。

よく考えてみれば1年ものブランクがあるので、まともに働けるかどうかも怪しい。
そもそも体たらくな引きこもり状態だったのに、やっていけるのか?
朝、ちゃんと起きられるのか?
更新制の派遣社員で働く方が感覚を取り戻すうえではいいのかもしれない。

最初のうちはライター業との両立は難しいかもしれない。
現在契約しているクライアントさんにはその旨は伝え、理解を得ている。
あれこれ考えずにやるしかないのだ。
自分はできる、きっとうまくいく、やっていけると信じて。
思い込みって結構大事だ。

派遣社員として働きつつ、副業でライターを続け、めぼしい正社員の募集があれば応募してみればいい。

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