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キリンの首について

こんにちは!

現在、僕はニュージーランド最南端に近い、小さな町で働かせていただいております。この町には観光地といえる場所がなく、日本人もおそらくいない環境です。なんの娯楽もない中、働いては、羊・牛・馬・鹿・トナカイなど動物たちのいる大草原の中、散歩する毎日を繰り返しています。(早朝から散歩していると、ハリネズミだったり野兎だったり、生き物が好きな僕にとっては飽きません)

日本からニュージーランドに到着後しばらくは南島最大の都市そしてニュージーランド第2の都市ともいわれるChristchurchにて約1か月間、お肉の加工の仕事をさせていただきました。Christchurch周辺には観光地が点在しており、アクセスもよく、僕もこの町にいる間、休日はできる限り出歩き、見聞を広めようと考え、行動していました。



出向いた先はORANA WILDLIFE PARK(オラナ野生動物公園)Christchurch空港から15分ほどの場所に立地した広大な動物園です。

ORANA WILDLIFE PARK


毎日散歩して沢山動物見てるのに動物園って…というツッコミは重々承知の上。お目当ては有名なニュージーランドの国鳥「キーウィ」ニュージーランドに来たからには1回は見ないとと思い行きました。しかし夜行性の鳥ということもあり、しっかり見れず…。

キーウィ


散策しているとキリンがいました。
ちょうどエサを与えているタイミングで、近くで見ることができました。
柵の前には日本の動物園でもよく見かける動物の豆知識であったり、情報が書かれた掲示物が置かれていました。

よく読むと…

"Their incredible long neck has seven vertebrae - just like ours but longer!"


要約すると、
"キリンの長い首は7つの骨からできている。これは私たち人間と同じです。"

解剖学ではとても有名な話で、哺乳類は一律首の骨が7個と決まっています。ちなみに人間も同じです!(一部ナマケモノなどの例外あり)
僕の前職では脱骨(牛の骨をとる)をして、食肉業界の川上ではこんなことが行われているということを業界人や一般消費者に伝える仕事をしていました。その中でも度々出てくるのが哺乳類の首の骨は7本と決まってます。という説明。
実際に我々が加工していく牛の首の骨も7本、豚の骨も7本と決まっています。


出歩いていると、新しい発見はもちろん、自分がやってきたことに繋がる何かが発見できたりします。多少無理矢理というかこじつけでもいいので、そこに自分なりのストーリーを見つけること。まだまだ道半ばで半人前もいいところではありますが人生を豊かにするのってこうゆう心がけが大切なのかなと思って生活しています。

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