見出し画像

21歳だってテレビ見ますよ。

私はテレビっ子だ。
日中はテレビに齧り付いて見ているし、見れない時間帯はビデオを入れまくるからレコーダーはパンパンだ。
そして住んでいる地域で見れない番組はTVerで見る。
最高な時代に生まれたなあと毎度思っている。

最近はテレビを見る若者が減っているそうだ。
確かに私の周りで私よりテレビを見てる人は居ないといっても過言では無い。
ひとり暮らしをしている姉はファイヤースティックを買ってからテレビ番組を見なくなったと言っていた。
広告料の割合もネットに過半数を取られたそうだ。
そしてこれをテレビの衰退だと捉えている人が少なからずいるようだ。

でも私はテレビが衰退しているとは全くもって思わない。
しかし、テレビを見る人が減ったことは当然のことだと思う。
テレビが面白くなくなったなどというわけではない。
わたしたちの娯楽の選択肢が増えたというだけの話だ。

少なくとも私が小学生の頃は休み時間はテレビの話で持ちきりだった。あのドラマ見た??ピラメキーノみた??あのアニメ見た??など。
いわゆる「見てないと話についていけない」というやつだ。

中学生になるとスマートフォンが普及し始めた。
それでも中学生のときもほぼテレビの話が主だった。
テレビをみるために急いで家に帰ったりすることもあった。

でも徐々に動画アプリのYouTubeが普及し始めた。
高校生になる頃には、学校でドラマや深夜のバラエティの話に加えて好きなYouTuberの話をするようになった。
大学生になると、どのサブスクに加入しているか、チャンネル登録しているYouTubeは誰か、好きなインフルエンサーは誰かなど見ているエンタメにおいても話す話題が合う人合わない人で結構差が出るようになってきた。

たとえ同じサブスクに加入していたとしても同じものを見ている人は結構少ない。
テレビでさえ地上波、BS、CSと数えきれないほどたくさんのチャンネルが存在するのだ。
お笑い系に偏ってる人もいれば韓ドラしか見ていない人もいるし、恋愛映画を見まくってる人も過去の名作映画やドラマを見ている人もいる。
SNSなどで超話題になった、いわゆる「バズった」作品でさえ見ている人と見ていない人で結構分かれる。

スポーツ、アニメ、テレビ、ラジオ、本、漫画、アイドル。
私の周りにいる人たちだけでもメインのコンテンツとして楽しむものはこれ以上に種類が分かれる。
しかも一概にアイドル好きとは言っても女性、男性、地下、メジャー、韓国…もう挙げたらきりがない。

これだけ多様なエンターテイメントが絶えず視聴できるのだ。しかも自分の好きなタイミングで好きな場所で。
テレビの比重が下がるのなんて当たり前だ。
見るものがこれほどまでにいっぱいあるのだから。少ない選択肢の中でメインだったテレビから、たくさんある選択肢の中のひとつのテレビになっただけのことだ。

それでも私のなかではテレビが最大の娯楽だ。
かといって、もしテレビがなくなってしまっても暇を持て余したりはしない。
私はNetflixにもアマプラにもradikoにも加入している。
そんなもんだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?